あなたの身近にかまってちゃんな人はいませんか?

いつでも自分に構ってほしいと思う人のことを「かまってちゃん」と呼びます。

今回は、かまってちゃんの特徴や対処法について解説します。

かまってちゃんとは

かまってちゃんとは、文字通り誰かに構ってもらいたい気持ちが強い人のことです。

かまってちゃんは常に誰かの側にいたり、頻繁に連絡をするなど、一人になることを避けようとします。

かまってちゃんな性格の人に多い特徴や、かまってちゃんと関わるときの対処法などを解説します。

かまってちゃんの特徴

人目を気にする

かまってちゃんは、人目をよく気にするのが特徴です。

他人が自分に注目してくれているか、話しかけられる人はいないかなどを探しています。


そのため普段から周りをキョロキョロ見回していたり、話しかけたい人をじっと見るなどの特徴があります。


また、自分が人からどう見られているかを気にするため、見た目は常に整えている傾向があります。

自慢が多い

かまってちゃんは、自慢が多いのが特徴です。

自分に注目を集めたいので自慢を繰り返したり、話を誇張したりします。


自慢の内容は自分の仕事での成果や地位、人脈など様々ですが、不幸自慢を話す人もいます。

不幸自慢とは、「自分はこれまでこんなに苦労してきた」のような話が多い人です。

自分の不幸を話すことで人から同情されたい気持ちがあるため、過去の不幸話をします。


また、かまってちゃんは自慢が多いだけでなく、何でも自分の話に持っていこうとするのも特徴です。

ネガティブ思考

かまってちゃんはネガティブ思考が特徴です。

普段から「どうせ私なんて…」のように自分を卑下する発言や態度が目立ちます。


かまってちゃんは他人から「そんなことないよ」「落ち込まないで」と励ましてもらいたいために、ネガティブな態度を取ります。

わがまま

かまってちゃんは、わがままな面が多いのが特徴です。

人に何かを要求しがち、思うように物事が進まないと不機嫌になるなど、わがままな言動が目立ちます。


また、かまってちゃんは自立心が低く自分一人で考えて行動するより、人に頼って問題を解決しようとします。

わざと迷惑行為をする

かまってちゃんは、わざと迷惑行為をすることがあります。

大勢の前で大声を出す、過激な発言をする、煽り行為をするなどの行動です。


こうした行動で人目を引き、注目を集めようとすることがあります。

束縛する

かまってちゃんは、自分の好きな人を束縛するのが特徴です。

好きな人が自分から離れてほしくないため、常に連絡を取ろうとしたり、相手のスケジュールを把握しようとするなどの行動を取ります。

家族、友人、恋人などを束縛し、自分から離れて行こうとすると嫉妬から癇癪を起こすこともあります。

連絡が多い

かまってちゃんは電話・メールなどの連絡回数が多い特徴があります。

かまってちゃんは相手が返事してくれるまで何度も連絡する、すぐに返信しないと怒るなど、相手から反応が来るまでしつこく連絡しようとします。


大勢の人から注目されたいタイプのかまってちゃんは、SNSに自分の生活を投稿するなどして、コメントやいいねが付くことをとても気にします。




かまってちゃんの心理

承認欲求が強い

かまってちゃんにとって、他人は承認欲求を満たす存在です。

自分が寂しいときに一緒に居てほしい、自分を認めてほしい、褒めてほしいなど、他人に何かを要求する気持ちが強いです。


自慢話をする、私生活をSNSに更新するなど、自己主張が強いのも承認欲求の表れです。

負けず嫌いな性格の場合は、自分が一番出ないと気が済まないため、自分より優れていると思う人をライバル視することもあります。

一人が寂しい

かまってちゃんは寂しがりやです。

寂しがりやなのは性格の場合もありますが、愛情不足で育ったことも考えられるでしょう。そうした人の場合、友人や恋人に依存することがあります。


また、しつこく依存して相手から距離を置かれると怒ったり、「自分は必要とされていない」と落ち込むなど情緒不安定な面を持っています。

無価値観がある

かまってちゃんは自分に対して無価値観を持っています。

かまってちゃんの承認欲求が強いのも、無価値観の裏返しとも言えます。

かまってちゃんが常に誰かと一緒に居ようとするのは、人かに注目されない、必要とされないと不安感を感じるためです。


かまってちゃんは自分の中にある無価値観に向き合いたくないので、他人に認めてもらおうとかまってちゃんな行動を取ります。




かまってちゃんへの対処法

話を聞き流す

かまってちゃんと話していて疲れを感じるときは、話を聞き流しましょう。

かまってちゃんは、とにかく自分の話を聞いてくれる相手がいれば満足という人もいます。

相槌を打って内容はそれほど聞き入れない、話す時間を決めて、時間になったら話を切り上げるなど、会話を長引かせないようにするのも対処法です。

相手のペースに振り回されない

かまってちゃんの話に付き合い続けると、いつまでも長話されたり、その後も依存される可能性があります。

話しかけられたくないときは近寄らない、話が長引きそうと感じたら適度な場面で話を切るなど、自分のペースを持って相手と関わるようにしてみましょう。


しつこく話しかけてくる場合は「今は忙しいから後で話そう」というように、相手のペースに流されないようにすることが大切です。

頼み事をする

かまってちゃんと関わるときは、頼み事をしてみるのも対処法です。

かまってちゃんは承認欲求が強いため、頼み事をすると引き受けてくれる可能性が高いです。


その際に「これは○○さんにしか頼めないんです」のように頼む方が、引き受けてもらいやすくなるでしょう。

頼み事をしてもらったらお礼を言う、褒めるなども忘れないことも大切です。

人から認められることで、かまってちゃんは安心感を得ることができます。

距離を置く

かまってちゃんが家族や友人などの場合は、距離を置くことも考えましょう。

かまってちゃんに態度を変えてほしいと言っても、相手は自分がかまってちゃんだという自覚がないため、変わる可能性は低いです。

また、言い方によっては喧嘩になることもあるので、こちらから距離を置くようにした方が良いでしょう。

かまってちゃんの態度を注意すると、傷つけられたと感じ、攻撃的になる可能性もあります。

距離を置くのが難しい場合は必要最低限の会話だけする、電話やメールが来ても返事しない時間帯を決めるなど、こちらから境界線を引くようにしてみてください。