仕事でもプライベートでも、約束を守らない人はなるべく関わりたくないと思うのではないでしょうか。
約束を守れない原因は性格だけでなく、発達障害などが関係している可能性もあります。
なぜ約束破りを繰り返してしまうのか、約束を守らない人の特徴や、付き合う上での対処法を解説します。
約束を守らない人の特徴
口が上手い
約束を守らない人は、口が上手いのが特徴です。
約束を破っても、「話し方で上手く対処できる」と考えている人は約束を守らないことがあります。
相手が納得できる理由を話すことができ、どうすれば相手の怒りを鎮めさせられるのかを知っているので、約束を重視しないことがあります。自己中心的
約束を守らない人は、自己中心的なのが特徴です。
自己中心的な人は、約束よりも自分の事情を優先して行動します。そのため平気でドタキャンをするなどの行動を取ります。
自分が約束を破ることで、他人を傷つけたり、迷惑を掛けることを考えられません。
また、約束を守らなかったことを責められると反省するのでなく、逆切れするなどの特徴もあります。
マイペース
約束を守らない人はマイペースなのが特徴です。
マイペースな人は他人に合わせて動くことが苦手なため、人と約束をしても守れないことがあります。
マイペースなこと自体は悪くありませんが、時間や期限を守れないなどは周りの迷惑になってしまいます。責任感がない
約束を守らない人は、責任感がないのが特徴です。
自分が約束を破っても言い訳したり、責任転嫁しようとするなど、自分は悪くないという方向に話を持っていこうとします。
また、口先では約束すると言っても、その後約束を守らないなどの責任感のなさも特徴的です。
人の話を聞かない
約束を守らない人は、人の話を聞かないのが特徴です。
人の話を聞かないので、約束した話さえ聞いていない場合があります。
そのため後で約束したことを指摘されても「約束なんて覚えていない、知らない」のように言ってしまい、人間関係のトラブルになることがあります。
約束を守らない理由
罪悪感がない
約束を守らない人は、約束を守らないことを悪いと思っていない可能性があります。
例えば仕事で遅刻したとしても「遅れは今から取り戻せば良い」と考えているなど、遅刻したこと自体を悪いことだと考えていないことがあります。相手を嫌っている
約束を守らない理由は、相手を嫌っているからとも考えられます。
嫌いな人から約束を守るよう言われると命令されたように感じ、わざと約束を破ることで反発している可能性があります。相手を見下している
相手を嫌っている理由と似ていますが、約束を守らないのは相手を見下しているからとも考えられます。
自分より下だと思っている相手には、「約束を破っても構わない」と考えているかもしれないからです。
約束を破っても謝らなかったり、言い訳や逆切れをする場合、相手を見下している可能性があるでしょう。約束を守らなくても許されてきた
約束を守らない理由は、その人は今まで約束を守らなくても許されてきたからかもしれません。
例えば親が規則に甘い人であれば、約束を守らなくても怒られずに済んできたとも考えられます。
今まで約束を守らなくても何事もなかった人は、「約束は守らなくても良いもの」と思い込んでいる可能性があります。土地の環境
約束を守らないのは、生まれ育った国や地域環境が原因の場合もあります。
例えば南国育ちの人は時間にルーズな傾向があるというように、時間を厳守しなくても良い環境で育ったことも考えられます。
そもそも約束を破ったという感覚がないことが、約束を守らない原因かもしれません。
病気・発達障害
約束を守れず、同じことを繰り返す場合は病気や発達障害の可能性もあります。
ADHDの症例として、約束の時間に遅れたり、約束したことを忘れるなどがあります。
また、年齢によっては認知症(高齢者でない場合でも、若年性認知症)の可能性も考えられます。
約束を守らない人への対処法
期待しない
約束を守らない人には、約束を守ってくれると期待しない方が良いでしょう。
約束を守ってくれるものだと思って接すると、破られたときに自分がストレスを溜めることになります。
約束を守らない人は期待も信用もせず、大事な約束事もなるべくしない方が良いでしょう。
重要なことは任せない
約束を守らない人とは約束しないのが一番の対処法ですが、仕事の場合はそうはいかない場面も出てくると思います。
約束を守らない人は期日を守ってくれない可能性があるので、日頃から重要な仕事は任せないようにしましょう。
また、締め切りや約束時間などを早めに設定しておくのも対処法です。
秘密を漏らす可能性もあるため、会社の機密に関する話もしない方が良いでしょう。
何度も確認する
忘れっぽい人には、何度も約束したことを確認するのが対処法です。
頼んでおいたことをやってくれたか、○時から約束があるのを覚えているかなど、多めに確認を取りましょう。
あるいは目に付くところに『やることリスト』のメモを貼っておくなど、忘れさせないようにするのも対処法です。
口約束しない
約束を守らない人と何か約束しなければならないときは、口約束で終わらせないようにしましょう。
文書、メールなど何らかの形で約束したことを記録しておくことが大切です。
しっかり記録を残すことで、後で「約束した、していない」のトラブルになるのを防ぐことができます。
相談する
仕事の約束を守らない人の場合は、相手の上司に相談してみましょう。
仕事上の約束を守れない場合、就業規則に違反していると考えられます。
約束時間に遅刻する、期限を守れない、守秘義務を守れないなどの行動を繰り返す場合、懲戒処分や解雇となる可能性もあります。
また、同じミスを何度も繰り返す場合は、病気や発達障害の可能性もあります。
家族など身近な人の場合は、一度病院に連れて行き、相談するのも対処法です。
距離を置く
約束を守らない人が友人など身近な人であれば、距離を置くことも考えてみましょう。
約束破りを繰り返す場合、「あの人は約束を守らなくても許してくれる」と思われている可能性があります。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、礼儀を守れない人と関わると、他にも人間関係のトラブルが起こりやすくなります。
相手の態度がどうしても許せないと感じたときは、しばらく相手と距離を置くか、縁を切ることも検討した方が良いと思います。
寛容になる
約束を守らない人は、約束を守らなくても許された環境で育った可能性があります。
注意を続けることで直る可能性もありますが、今後同じことを繰り返すことも考えられるでしょう。
そうした人でも仲良くしていきたい場合は、自分が寛容になれるか考えてみてください。
「この人は時間にルーズだけど、気は優しくて怒らない」のように相手のことを許せる面があるならば、相手の短所に目を瞑るのも一つの対処法です。