一度話し始めると、何でも自分の話にすり替えてくる人が身近にいませんか?自分語りが多い人が職場や友人にいると、聞かされる方もストレスが溜まってしまいます。

今回は自分語りする人の特徴についてご紹介するので、自分語りする人への対処法を知りたい方は参考にしてみてください。

自分語りする人の特徴

一方的に話す・人の話を聞かない


自分語りが多い人は、人の話を聞くより自分の話を聞いてもらいたい気持ちが強くあります。

相手の話も聞いているようで聞いておらず、自分が話す番になると熱烈に自分が話したいことや自分語りを始め、相手が聞いている、聞いていないに関わらず、延々と自分の経験談や自慢話をし続けます。

話をすり替える


自分語りする人は、話していることを自分の話にすり替えてきます。誰でも経験談、実例として自分の話をすることはあると思いますが、自分語りが多い人は自分の話を持ち出してくる頻度が多いのが特徴です。

また、自分語りするときも「私事で恐縮ですが…」と謙遜する態度もなく、いきなり話をすり替え始めます。「とにかく話を聞いてほしい」という図々しい雰囲気が感じられるので、聞いている人に不快な印象を与えてしまいます。

相手の気持ちが考えられない・自己中心的


自分語りが多い人はよく話しますが、自分勝手な性格の人が多くコミュニケーションは上手くありません。寧ろ、よく話すことでうるさいとうざがられている場合もあります。

コミュニケーションが上手い人は相手の顔色や聞いているときの態度を伺って話しますが、自分語りが多い人は自分の話に夢中になっているので、相手がどういう気持ちで自分の話を聞いているのかということまでは考えていません。

寂しがり


自分語りが多い人は、寂しがりな面を持っています。寂しがりになる原因は元々の性格や幼少期に親に甘えられなかったなど様々な原因がありますが、寂しがりな人は自分に注目してほしいという心理を抱えており、それが自分語りとなって表れることがあります。

自分語りがうざいと思われる理由

自慢が多い


自分語りをしてもうざいと思われる人と、特にそう思われない人がいます。うざいと思われる人と思われない人の大きな違いは、自分語りの内容が相手の為になるか、ならないかの違いです。

他人の自慢話を聞いて面白いと思う人間はそう多くはありません。寧ろ、自慢ばかりしていると嫌われたり、嫉妬される可能性の方が高くなります。自慢話が受け入れてもらえるのは、幸福を周囲にお裾分けできる人です。

良いことが自分にあるとつい他人に言いたくなる性格の人がいますが、それは相手の顰蹙を買うこともあります。後でお裾分けできないような良いことは、自分の胸に留めておく方が賢明です。

相手の為にならない


自分語りをして嫌われる人は、相手の為にならない自慢話やアドバイスをしていることに気付かないために、相手からうざいと思われやすくなります。

自分語りの内容が相手にとって為になる話であれば、相手はそれが自分語りであってもアドバイスとして聞き入れようとしますし、有益なことをたくさん教えてくれる人という印象を持たれると、相手の方からアドバイスを求められることもあります。

相手を見下している


自分語りをして嫌われる人は、それほど経験もないのにベテランのように振舞ったり、自分には偉い身内がいると虎の威を借るような態度をしたり、自分はすごい人間だとアピールして見下すような雰囲気、話し方をするのでうざいと嫌われやすくなります。どんなに偉そうな態度を取っても、相手を見下せば自分も相手から見下されます。

一方周囲に尊敬されている人は、それだけの人格者であったり、多くの経験を積んでいます。賢い人や経験豊富な人の自分語りからは学ぶこともそれだけ多くなるので、周囲からアドバイスがほしいと求められることも多くなります。

自分語りする人への対処法

席を外す


自分語りが始まったら他の部屋へ行く、トイレへ行くというように、その場から席を外すのも1つの対処法です。自分語りを聞きたくないときには、その人のいないところへ移動してしまうのが一番良い対処法です。

自分語りの話を聞かされて時間を無駄にしたくないときは、仕事がある、家事をしなければならないなど、どうしても外せない用事を理由に席を外す方法もあります。

聞き流す


聞きたくない話を真剣に聞いているとストレスが溜まってくるので、適度に聞き流すようにしましょう。自分語りする人は自分の話に夢中になっているので、「はい」「そうなんですか」「へえ」というように相槌を打っていれば自然と会話が進みます。

適度に「聞いていますよ」とアピールしておき、相手が話している間は仕事や趣味のことなどを考えるようにすると、時間を無駄にせずに済みます。

話をすり替える


自分語りする人は自分のことについて話題をすり替えてきますが、こちらも話をすり替えることで自分語りを止めさせる方法があります。特に職場では、仕事の話を持ち出すことで自分語りを止めさせることができます。

また自分語りする人への撃退法として、相手が知らないことやあまり聞かれたくないことを話題に持ち出すことで、「この人と話していても話が合わない・つまらない」と思わせ、自分語りする人を遠ざける方法もあります。

自分語りは程々に

つい自分語りが多くなってしまう人は、自分の心を見つめなおしてみましょう。そこには、寂しい、注目されたいなど何らかの深層心理があります。自分語りをするだけではそうした承認欲求は満たされませんし、人からも嫌われやすくなります。

どうしても自分語りをしたいときには、話し相手になってくれるリスニングスタッフに話を聞いてもらう方法もありますが、それも根本的な解決策ではありません。自分語りが多くなるのは、自分に何らかの不満があるからです。

自分語りが多く、それを直したいと意識するようになったことは、自分の生活態度を見直す時期が来たと考えられます。自分の生活態度、仕事、趣味などを見直し、新しいことにチャレンジして自分を変えられるチャンスと捉えましょう。