関わるとネガティブな気分になったり、ものすごく疲れる人が身近にいないでしょうか。

そうした人とは距離を置いた方が、自分のストレスを大きく減らせる可能性があります。

距離を置いた方が良い人の特徴や対処法などを紹介します。

距離を置いた方がいい人【性格・思考】

心配性な人

過保護なほど他人の心配する人には、注意が必要です。

本人は相手のためと本気で信じているのですが、実は「自分の思ったように行動してほしい」という支配的な心理が存在します。

特に「あなたの為を思って言っている」「危ないからやめておいた方が良い」など、行動を制限しようとしてくる人には注意が必要です。

他人の悪い面ばかり見ている人

他人の悪い面ばかり見ている人は、普段から他人の欠点を探っています。

こうした人は「○○さんは~なところが駄目」と本人に指摘したり、裏で悪口を言うことがあります。


他人を貶して自分を持ち上げようとするタイプのため、人を褒めることはありません。

ターゲットにされると面倒なため、できるだけ距離を置いた方が良いでしょう。

ルーズな人

物事にルーズで、自分に甘い人には注意が必要です。

お金にルーズな人は貯蓄を考えずお金を使ってしまい、所持金がなくなるとお金を貸してほしいと頼んでくることがあります。

時間にルーズな人は約束しても遅刻を繰り返したり、平気でドタキャンするなど、相手の時間を奪っていることに無自覚です。


仲良くなるほど様々なものを奪われるため、なるべく関わらない方が良いタイプの人です。

悲観的な人

自分の人生の不幸話が多い、将来に対して心配事や暗い話ばかりしているなど、悲観的な人とは距離を置いた方が良いでしょう。

こうした人の話を聞くと、自分もネガティブな気持ちになります。

不幸話が多い人は、他人の同情を集めたいかまってちゃんでもあるため、相談に乗ると依存される可能性もあります。

愛想が良過ぎる人

愛想の良い人に、悪い印象を抱く人は少ないでしょう。しかし、やたら愛想の良い人には注意が必要です。

愛想が良過ぎる人は自分が嫌われたくない、周囲から可愛がられたい気持ちが強い人です。


自己愛が強く、自分が一番でいないと気が済まなかったり、自分が得するように立ち回る要領の良さを持っています。

また、愛想を良くするのは相手に心を開いてもらい、相手の情報(弱み)を手に入れようとしていることもあります。

外面だけを信用して自分のことを話してしまうと、評判を下げるために悪い噂を流されたり、弱みを握られて利用される可能性があります。

被害者ぶる人

自分が悲劇のヒロインであるかのように、被害者ぶる人には気を付けましょう。

こうした人は自分が被害者、可愛そうな人間であるために、自ら問題を起こすことがあります。

そしてその責任を周りの人に押し付けて、自分は被害者であるように振る舞います。


こうした方法でライバルを蹴落とそうとしたり、人の同情を集めようとする人は、自己愛性人格障害の可能性もあります。

ホラ吹きな人

将来に大きな目標を掲げている人は、自信があり立派な人に見えることもあるでしょう。

しかし大口を叩く人の場合、調子の良いことを言っているだけで、実際は本気ではなかったり、他力本願だったりします。

こうした人を信用すると、協力してほしいと言われて利用されたり、騙されることがあるので注意が必要です。

距離を置いた方がいい人【行動】

愚痴・悪口が多い人

愚痴・悪口が多い人とは、なるべく距離を置いた方が良いでしょう。

愚痴や悪口は、話す方はすっきりするかもしれませんが、聞かされる方はネガティブになります。


無意識に他人をゴミ箱のように扱う人なので、たとえ家族であっても距離を置いた方が良いタイプの人です。

責任転嫁する人

自分のミスについて言い訳したり、責任転嫁する人とは、なるべく距離を置いた方が良いです。

こうした人の側にいると、「○○さんにも責任がある」と責任を押し付けられる可能性があります。


自分が悪いと絶対に認めたくない人は、他人に罪を押し付けてでも逃れようとするので、近寄らない方が良いでしょう。

人の話を聞けない人

人の話を聞けない人は、一方的に自分の話をしようとします。

一方的に話す人は相手の意見を否定して自分が正しいと主張したり、人の話を遮る傾向があります。


また、自分の正義感を押し付ける人はトラブルメーカーになりやすい性質を持っています。

一緒にいると自分がストレスを感じるだけでなく、トラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。

距離感が分からない人

他人との距離感が分からない人とは、こちらから距離を置いた方が良いでしょう。

苦手意識を持たれやすいのは、パーソナルスペースが狭い人です。

パーソナルスペースが狭い人とは、それほど親しくないのにボディタッチしようとする、いきなりプライベートなことを質問してくるなど距離感が近い人です。


気を許していない相手に距離感が近い態度を取られると、人は警戒心やストレスを感じ、距離を置きたくなります。

口が軽い人

口が軽い人は他人の噂話やプライベートなことまで、周りの人に話してしまいます。

口が軽い人に自分の話をすると、何でも他人に話してしまう可能性があるため、できるだけ距離を置いた方が良いでしょう。


特に、個人情報など重要なことは話さない方が安全です。

マウントを取る人

会話中にマウントを取ったり、否定的なことばかり言う人とは、距離を置いた方が良いでしょう。

マウントを取る人は、上辺では親しみを見せていても、内心は自分より劣っているところはないか、相手のことを探っています。


そして遠回しに相手を見下すようなことを言ったり、陰で悪口を言うなどの行動を取ります。

こうした人は友達に見せかけた敵、フレネミー(フレンド(友)+エネミー(敵))と呼ばれることもあります。

他人の意見を尊重しない人

他人の意見を尊重しない人は、自分の考えだけが正しいと思っている人です。

そのため自分と意見が違う人がいると、相手の発言を否定したり批判します。

こうした人と話し合っても一方的に否定してくるので、会話が一向に進みません。


建設的な話をしようとせず、意見交換を勝負事のように考えている人なので、なるべく関わらない方が良いでしょう。

「お前」「こいつ」と呼ぶ人

他人を「お前」「こいつ」呼ばわりする人とは、距離を置いた方が良いでしょう。

そうした呼び方をする人は、他人を見下している可能性があります。

ただし性格によっては相手に気を許しているので、口調がぞんざいになる人もいます。

表情や口調を見て、明らかに見下している雰囲気がある人とは、なるべく関わらない方が良いでしょう。

与えることをしない人

いつも相手に「○○してほしい」ばかりで、自分から何かを与えることはしない人には注意が必要です。

精神的に未熟な人は、子供のように「あれが、これが欲しい」と要求するだけで、自分からは何一つ相手に与えることはしません。


欲深い人ほど愛情、お金、時間、様々なものを要求してくるようになります。

相手の頼みを聞き続けるとエスカレートすることがあるため、要求が多い人からは早いうちに距離を取っておきましょう。




距離を置いた方がいい人【職場】

社員や顧客の悪口を言う人

職場での悪口は、程度によってはパワハラ、名誉棄損など法律に触れることもあります。

また悪口が多い人は、大抵他の社員からも信用されていません。

社員や顧客の悪口を言う人の側にいると、自分も人間性を疑われたり、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

同調圧力が強い人

同調圧力が強い人は、自分の意見に同意を求めてきます。

職場は協調性が必要な場面もありますが、同調圧力が強い人は、仕事に関係ないことにも同意を求めてくることがあります。

自分の価値観や常識などをやたら押し付けてくる人とは、仕事以外では関わらない方がストレスなく過ごせるでしょう。

雑談が多い人

仕事に関係ない話が多い人は、仕事に集中できない人です。

話しかけることで、相手の仕事の邪魔になっている自覚がありません。

仕事をする、休むときは休むとメリハリのある行動ができない人は、仕事もできない傾向があります。
 
無駄な行動が多い人に付き合うと、自分の仕事時間を奪われます。

相手によって大きく態度を変える人

上司の前では大人しくなり、部下の前では偉そうな態度を取るなど、極端に態度が変わる人が職場にいないでしょうか。

こうした人は上下関係、損得勘定を重視する人で、自分が得することを一番に考える人です。

側にいると仕事を押し付けられる、手伝わされるなど、利用される可能性があります。

支配的・他人をコントロールしようとする人

自分の立場を利用して他人に何かを強要するなど、コントロールしようとする人には注意しましょう。

他人をコントロールしようとする人は、自分の言うことを聞きそうな相手を選んで、命令的な態度を取ります。


パワハラの気質を持っているため、おかしいと思ったことには従わない、誰かに相談するなどの対処が必要です。

距離を置いた方がいい人【恋愛・結婚】

依存的な人

依存的な人と恋愛すると、依存されて自分のエネルギーを奪われます。

依存的な人は今相手がどこにいるのか知りたがる、連絡にすぐ返事してくれないと怒るなど、常に相手のことを把握しようとします。


また依存するものはパートナーとは限らず、ギャンブル依存、買い物依存など様々です。

相手の依存症で自分の大切なものを失う前に、距離を置いた方が良いでしょう。

物を大切にしない人

イライラすると物に当たる、よく物を失くす、汚れても掃除しないなど、物を大切にしない人には注意が必要です。

身の周りの物を大切にしない人は、恋愛においても相手を大切にできない、飽きっぽいなどの傾向があります。


パートナーを選ぶときは、物を大切に扱っているかチェックしてみましょう。

店員に偉そうな態度を取る人

優しそうな人でも、店員に偉そうな態度を取る人は、それがその人の本性です。

自分より立場の弱い相手には、偉そうな態度を取っても良いと考える人です。

他人を上下関係で見る人は、次第に自分のパートナーも上下関係で見るようになります。


DVやモラハラの性質を持っている可能性もあるため、深い関係になる前に離れた方が良いでしょう。

車の運転が乱暴な人

普段は穏やかな人でも、車の運転を始めた途端、性格が荒っぽくなる人がいます。

乱暴な運転をする、他の車に道を譲れないなど、他人に配慮できない人は自分中心な人です。


乱暴な運転は命の危険にもつながるため、注意力がない人とも言えるでしょう。こうした人と結婚すれば、不注意で家族の命を危険に晒すかもしれません。

負けず嫌いな人

負けず嫌いな性格が仕事で発揮される場合は、より良い成果を出す、新しいものを生み出すなど、ポジティブに活かされるでしょう。

しかしゲームに負けただけでキレたり、子ども相手に真剣になって勝つと喜ぶなど負けず嫌いの人は、人格が未熟な人です。

こうした人は自分に余裕がなくなると攻撃的になるため、周囲の人に不安感を与え、気を遣わせます。

また、何でも勝ち負けで判断する人は、自分に非があるとしても、謝れば負けだと思っているので、絶対に謝らないことがあります。


一緒に生活を送るようになれば、ミスしても言い訳が多かったり、逆切れするなどの態度を取られ、喧嘩の原因になるでしょう。

お人好し過ぎる人

お人好し過ぎる人を結婚相手に選ぶと、思わぬトラブルを招く結果になることがあります。

お人好し過ぎる人は人の頼みを断れないお金を貸してしまうなど生活に関わることも、パートナーとの相談なしにしてしまうことがあります。

また、親が毒親の場合は親の言うことに何でも従ってしまう人もいます。

お人好しな人は性格も優しいですが、その優しさを利用しようとする人もいるため、結婚を考える場合は慎重になった方が良いでしょう。

困っているときに助けてくれない人

どれだけ人が良さそうに見えても、自分の得にならないと他人事になる人は、利己的な人です。

利己的な人は相手が困っていても見て見ぬ振りをしたり、我先に逃げようとします。

こうしたタイプの人と結婚した場合、トラブルが起きても夫婦で助け合って生活していくことは難しいと思われます。

昔の恋人の悪口を言う人

昔の恋人の悪口を言う人との付き合いは、慎重になった方が良いでしょう。

恋人は親兄弟とは違い、自分が好きになり、自分が選んだ相手です。

自分が選んだ人を悪く評価するだけだったり、別れた原因を全て相手のせいにしている人は、責任転嫁する性格の人です。

こうした人は自分に反省点や落ち度はないと思っているため、何か問題が起きてもまず他人を責めたり、責任を押し付ける傾向があります。




距離を置いた方がいい人への対処法

その場を離れる

愚痴や悪口が多い人に話を持ち掛けられたときは、その場を離れましょう。

用事があるふりをして立ち去るなど、なるべく相手と接点を持たないようにすれば、ネガティブな話を聞かずに済みます。

可哀相だと思って話を聞いてあげる人がいますが、その人が抱えている不満は、その人自身が解決する問題です。


相手に自立してもらうためにも、愚痴や悪口を言い始めたら、会話をしないことが大切です。

自分のことを話さない

信用できない人には、自分のことはなるべく話さない方が良いでしょう。

自分のことを話すと悪口のネタにされたり、マウンティングされるなど良いことはありません。

口の軽い人に自分のことを話すと、他人にも自分の個人情報を話してしまう可能性があります。

自分のことを質問されても、話をそらして別の話題にするなどのコミュニケーションを意識してみてください。

事前に確認を取る

責任転嫁するタイプの人と一緒に何かをするときには、誰が何の役割、仕事をするのか事前に話し合っておきましょう。

曖昧にしたままでいると、トラブルが起きたときに責任転嫁されやすくなります。


仕事の場合は、それぞれがやることをメモやメールなど文書として残しておいた方が良いでしょう。

相手が興味のなさそうな話をする

距離を置きたい人と会話したくないときは、相手が興味のなさそうな話をするのも対処法です。

ネガティブな話が多い人にはポジティブな話をするというように、相手がつまらない、苦手と感じるような話をしてみましょう。


類は友を呼ぶので、ネガティブな話が好きな人は同じような人間同士で集まります。

話が合わないと感じると相手から離れてくれることもあるため、相手の好き、嫌いなジャンルを知っておき、会話に取り入れてみましょう。

ホラ吹きではないか確認する

大きな目標を持っている人に助けを求められたときは、その目標を本気で叶える気があるのか確認してみましょう。

印象が良く優秀そうに見える人でも、実際は口が上手いだけで、他人を騙して欲しいものを得る詐欺師のような人もいます。

目標達成までの計画を立てているのか、成功した後はどうするのかなど、色々と質問することが大切です。

相手の態度が本心か確認する

誰に対しても愛想がよく、人当たりの良い人がいるときは、すぐに心を開かない方が賢明です。

その態度が本心からのものであるか、よく観察してみましょう。

どれだけ愛想が良くても裏では悪口を言っている、ピンチになると自分だけ助かろうとするなど自己中心的な態度が出る場合、愛想のある態度は作られたものである可能性が高いです。


また「あの人は優しいけど、表情や態度が胡散臭い感じがする」など、他人も気付いていることがあります。

自分だけで判断が難しいときは、その人が周りからどう思われているかも判断材料にしてみましょう。

相談する

立場を利用して自分に何かを強要してきたり、悪口が酷い人がいるときは相談してみましょう。

程度によっては、パワハラやモラハラに当たる可能性があります。

忍耐強い人は精神的に病むまで我慢してしまいますが、そうなる前に上司やカウンセラーなど、信頼できる人に話してみましょう。

相談するときは具体的に何をされたのか、冷静に説明することが大切です。