負けず嫌いな人の特徴と心理・対処法を解説

負けず嫌いな人には、負けたくないと思う分前向きに物事を頑張れる人もいますが、ささいなことでも張り合って対立してしまう人がいます。

他人と比較して競っても、自分が苦しい思いをしたり、周囲から迷惑がられたりすることもあるのに、負けず嫌いな人はなぜ張り合ってしまうのでしょうか。

負けず嫌いな人の特徴や心理、対処法について解説します。

負けず嫌いな人の特徴

プライドが高い

プライドが高い人は、自分が一番でないと気が済まないために他人をライバル視したり、自分が負けたと思っても「○○のせいだ」と言って、自分以外のせいにするなど、負け惜しみすることがあります。

これらは全て自分のプライドを守るためで、誰かに負けることに恐怖心を抱いている状態とも言えます。

間違いを認めない

負けず嫌いで頑固だったり、プライドが高い性格の人は人から間違いを指摘されても「自分は悪くない」と認めないところがあります。

「間違いを認めることは負けること」と思っているので、指摘されても話を聞かなかったり、機嫌が悪くなったりします。

向上心が強い

向上心が強い人は目標に向かって努力している分、自分にも他人にも負けたくない気持ちがあります。

向上心が強い人は前向きで情熱的な性格の人が多く、ライバルが現れたとしても、お互いに切磋琢磨できる関係になるなど、良い関係を築いていくことができます。

競争心が強い

何事も他人と比較する性格だと、日常的に他人と競わずにはいられない人がいます。

他人が良いものを持っていると、自分はそれよりもっと良いものを持っていると自慢するなど、張り合わずにはいられない気持ちも、負けず嫌いな性分から起こるものです。

また、競争心が強くても冷静を装って、内心ライバル心を抱くタイプの人もいますが、黙っているタイプの人は裏で必死に努力する不言実行タイプの人です。

説教やアドバイスをしたがる

負けず嫌いな人は、人に説教やアドバイスすることで「自分は人の役に立っている」「自分は人に何か教えられるほど優れている」と感じ、自尊心や優越感を満たすことがあります。

アドバイスは相手の事情も考慮した上でするのが望ましいものですが、負けず嫌いな人は自尊心を満たすために話しているだけなので、相手にとっては何の役にも立たなかったり、上から目線な話し方で不愉快な印象を与えてしまうことがあります。

仕切りたがる

負けず嫌いな人の中には、人から指導されるのを嫌ったり、自分の間違いを指摘されたくないと思い、人の上に立って思うままに仕切りたいと思うタイプの人がいます。

仕切りたがりでもリーダーシップが備わっていればまだ良いですが、思うままに人を使いたいと思っているだけだと周囲から迷惑がられたり、嫌われてしまうタイプでもあります。

負けず嫌いな人への対処法

相手のことを認める

負けたくない気持ちからあなたに張り合ってくる人は、あなたを羨ましいと思う反面、あなたに認めてもらいたいと思っているのかもしれません。

相手から何か言われたときには否定的なことは言わず、「そうですね」「そういう考え方もありますね」とその人を受け入れるような言葉を使うようにしてみてください。

あなたが相手を受け入れる態度を取ると、相手は何だか張り合いがなくなったり、攻撃的な態度ばかり取っていた場合は「どうして攻撃する私を受け入れてくれるのだろう？」とあなたに対して罪悪感が湧いてくるようになり、張り合うのをやめてくれるかもしれません。

勝手にライバル視させておく

自分は何とも思っていないのに、勝手にライバル視されて攻撃されると「自分が何かしてしまったのかな？」と思うこともあるかもしれませんが、思い当たることがなければ、それは相手の問題です。

相手は何かしら心に問題を抱えており、その悩みを刺激するようなものをあなたの中に見出していると考えられます。

ですが、それは相手の問題であり、あなたとは何の関係もないことです。

人は自分が満たされていれば、他人を攻撃しようとは思いません。また、攻撃するのはあなたを羨ましいと思っていることの裏返しでもあります。

攻撃的なことや嫌味を言われたとしても「何か悩みを抱えているんだな」「可哀想な人だな」と思って、一切相手にしないようにしましょう。

頼み事をする

「自分は誰にも必要とされていない」と感じると、ふてくされたり、落ち込んだり、不機嫌になったり色々な人がいますが、「自分だって役に立ってみせる」と負けん気を起こす人もいます。

そのため、人から必要とされることで自尊心を満たすタイプの人には、頼み事をしてみてください。

頼られていないと不安な気持ちが、負けず嫌いな態度になっているのかもしれないので、「頼られている」と実感させることで気分が安定することがあります。

同じ土俵に立たない

人と張り合う人は、何事も他人と比較して、自分が優位でないと気が済まない人です。

何でも勝ち負けで判断し、必死になっている姿を、むきになっている大きな子供だと思えば相手にする気も起らなくなると思います。

何か言われたときも、子供が騒いでいると思って適当にあしらったり、わざと負けてあげるなどして同じ土俵に立たないようにしましょう。

自分のレベルを上げる

人は自分と同じくらいのレベルだと思う人に対して、嫉妬したりライバル視します。

しかし飛び抜けて優れている人、自分が到底敵わないと思った人に対してはへり下ったり、尊敬の念を抱くようになります。


ですから、あなたは文句を言われないほど自分のレベルを上げることだけに集中しましょう。

相手があなたに張り合っている間も、あなたは努力を続ければどんどん差を付けられます。

周囲も努力するあなたを応援し、あなたに張り合うだけの人を努力しない卑怯者だと思うので、あなたの周りに人は集まりますが、相手は最終的に孤立しやすくなります。

まとめ