人の多い場所にいると、人の目が気になることはないでしょうか。

人の目が気になるとストレスを感じたり、物事に集中できない、実力を発揮できなくなるなど様々デメリットが考えられます。

なぜ人の目が気になるのか、特徴や心理、人の目を気にしない方法などを解説します。

人の目が気になる人の特徴

真面目

人の目が気になる人は、真面目な性格が特徴です。

自分勝手な人は他人にどう思われようと気にしないので、人の目を気にしません。

相手に悪い印象を与えたくない、失礼なことをしたくないなどの気持ちがあるために、人の目を気にします。

心配性

人の目が気になる人は、心配性なのが特徴です。

相手の表情や言葉から「嫌な気分にさせることを言っていないか」など、コミュニケーションを取ることに不安を感じています。


心配性かつ繊細な人は、相手の些細な変化にも反応してしまうので、疲れやすい面を持っています。

感受性が強い

人の目が気になる人は、感受性が強いのが特徴です。

非常に感受性が強い人はHSPとも呼ばれますが、HSPの人は、人の目が気になる、人の言葉に傷つきやすいなどの特徴があります。

些細なことでも気になると悩み続けることが多い場合、HSPの気質を持っている可能性があります。

コミュニケーションが苦手

人の目が気になる人は、コミュニケーションが苦手なのが特徴です。

コミュニケーションが苦手だと、上手く対応できる自信がないので、その不安感から人の目を気にしてしまいます。


人見知り、シャイな性格の人の場合、普段の自分を出せないと、対応が変ではないか気になり、人の目を気にすることがあります。

プライドが高い

人の目が気になる人は、プライドが高いのが特徴です。

プライドが高い人は自分の格好悪い姿を見られたくないため、人の目を気にする傾向があります。


理想の自分でありたい、また他人からも理想の自分の姿で見られたいと思う人ほど、自分がどう評価されているか気にします。

人の目が気になる人の心理

嫌われたくない

人の目が気になるのは、嫌われたくない心理が関係しています。

相手に悪い印象を与えたくない気持ちが強いと、常に人の顔色をうかがうようになります。

失礼がないよう配慮するのは、相手への思いやりでもあります。

ただし嫌われたくない気持ちが強すぎると、自分のことしか考えられなくなり、相手の顔色を見過ぎてしまうなど、かえって失礼になってしまうこともあります。

不安感がある

人の目が気になる人は、不安感を抱えています。

人からどう見られているか、相手が嫌になるようなことを言っていないかなど、様々な不安感ら人の目を気にしてしまいます。

また、目立ちたくない人や人と話すのが苦手な人は、誰かから見られていないか、話しかけてきそうな人はいないかなど、不安なので見ている可能性があります。

不安感が強い場合は、対人恐怖症など社交不安症の可能性もあるでしょう。

自己肯定感が低い

人の目が気になるのは、自己肯定感の低さが関係しています。

自己肯定感が低い(自分が嫌いである)と「自分と関わった人に不快感を与えるのでは」のような不安感を抱えることがあります。

自己肯定感が低いと、素の自分でコミュニケーションを取ると嫌われると思っているので、仮面をつけるように自分を取り繕うようになります。


自分の本心を隠したい、知られたくない気持ちがあるため、人の目が気になります。

自意識過剰

常に人の目が気になる場合は、自意識過剰であるとも考えられます。

いつでも自分の行動が誰かに見られていると思っているので、人の目が気になります。


人前で失敗したくない気持ちが強い人ほど、普段から人の目を気にする傾向があります。

完璧主義

人の目が気になるのは、完璧主義の心理があるためです。

いつでも完璧な自分の姿を人に見せたい気持ちがあると、人の目を気にします。


プライドが高い人は、同時に完璧主義であることも多く、人からの評価を気にしやすいです。

人間不信

人の目が気になるのは、人間不信になるようなことがあったからと考えられます。

例えば過去に人間関係のトラブルがあり、そのトラウマから人の目を気にするようになったのかもしれません。


人を信じられないので、話しかけられたくないなどの心理から、周囲の目を気にしている可能性があります。




人の目を気にしない方法

自分を受け入れる

人の目を気にしない方法は、人の目を気にしてしまう自分を受け入れることです。

人の目を気にしてしまう自分=小心者、駄目な自分のような思い込みが無いでしょうか。

自分に駄目出しをすると、自己肯定感が低くなる原因になります。

人の目を気にすることは、元々の性格や、気になる原因が過去にあったというだけで、良いも悪いもありません。

自分は人の目を気にする人間である、ということを受け入れる意識を持ってみましょう。


どんな自分の個性も認めることが、自己肯定感を高めることにつながります。

良いイメージを持つ

人の目が気になる人は、人目を気にすることに良いイメージを持ってみましょう。

人の目が気になることに悪いイメージを抱いていると、それを欠点のように感じてしまいます。

人の目を気にする=他人に配慮できる、全体を把握して行動できるなど、良いイメージを思い浮かべてみましょう。


人の目を気にするところにも良い面があると考えれば、自分のそうした面も受け入れやすくなると思います。

素直になる

人の目を気にしない方法は、自分の心に素直になることです。

人の目が気になるのは、我慢して人に合わせているためかもしれません。

合わない人間関係を続けていると、自然体でいることが難しくなるので、他人のことが気になります。

自分の気持ちに従って行動すれば、自分と気の合う人が自然と集まってきます。

誰かからどう思われるかではなく、自分がどうしたいかという気持ちに従って行動する意識を持ってみましょう。

完璧にこだわり過ぎない

常に人の目が気になる人は、完璧にこだわり過ぎないようにしてみましょう。

失敗してはいけないという気持ちが強いと、その不安感から人の目が気になります。

緊張感が強まると、かえって失敗する原因になることがあります。

失敗してもいい、失敗したらやり直せば良いと考えて、気持ちに余裕を持つことが大切です。

マナーを勉強する

人の目が気になる人は、マナーを勉強してみましょう。

人の目が気になるのは、自分の行動に自信がないのが原因かもしれません。

礼儀作法や所作などを身に着けておけば、いざというとき落ち着いて行動しやすくなります。


マナーは、一度覚えれば使い続けられるコミュニケーションのマニュアルのようなものです。

そのためコミュニケーションが苦手な人ほど、マナーを勉強した方が人間関係が楽になる面もあるでしょう。

ビジネスマナー、テーブルマナー、冠婚葬祭のマナーなど様々ありますが、自分に必要なものから覚えていけば、身に付きやすいと思います。

一人になれる場所を探す

どうしても人の目が気になるときは、一人で落ち着ける場所を探してみてください。

職場ならトイレや休憩室など、他人の視線が気にならない場所を探しておき、ストレスを感じたらそうした場所へ移動しましょう。

あるいは視線が気にならないようパーテーションを立てるなど、目隠しになるものを自分の近くに置くと、視線を遮れると思います。