物欲がないことは悪いことなのかと思ったことはないでしょうか。

また身近に物欲がない人がいて、心配になることもあるのではと思います。

物欲がない人の特徴や、物欲がないことの対処法などを紹介します。

物欲がない人の特徴

ミニマリスト

ミニマリストとは、必要最低限の物しか持たない暮らしをする人のことです。

ミニマリストにとって、生活するのに必要ない物は無駄な物でしかありません。


そうしたストイックな考え方が、ミニマリストでない人から見れば物欲がないように見えることがあります。

仕事が忙しい

どれだけお金を稼いでいても、仕事が忙しければ買い物する時間もないので、物を買う機会は減るでしょう。

また、好きなことを仕事にしている人の場合は、仕事で稼いだお金を仕事に使うというように循環させていることもあります。

仕事のためにお金を使ったり、使う時間がない人は物欲がないように見えることがあります。

貯金している

貯金している人は、簡単にお金を使うことはしません。

本当に欲しい物を買うために貯金している人もいれば、将来に備えて貯金している人など様々です。

貯金する人が物を買うときは、自分にとって本当に必要な物か、一度冷静になって考えます。

貯金を意識して無駄な物を買わないので、物欲がないように見えることがあるでしょう。

物を購入しない

目に見える物を購入しない人は、物欲がないように見えることもあります。

物を買うことはしなくても、旅行へ行く、映画を観るなど自分が経験して楽しむことにお金を使う人もいます。

物欲がないように見えても、物でなく別のことにお金を使っているかもしれません。

物を大切にする

物を大切にする人は一つの物を長く使うため、頻繁に買い替えることはしません。

同じ物を買う必要がないので、物欲がないように見えることがあります。

買い物に興味がない

買い物好きな人は普段からお店を見て回る、ショッピングサイトを見るなどしますが、買い物に興味がない人はそうした行動はしません。

必要な物があるときにだけ買い物をするので、物欲がないように見えることがあります。

お金持ち

お金持ちは欲しい物をすぐに購入するイメージがあるかもしれません。ですが、そうでないお金持ちの人もいます。

欲しいと思ったときに買える余裕があるので、今は買わないという選択をする人もいるでしょう。


また、お金持ちは更にお金を増やすために投資をします。

目に見える物を買わないために、物欲がないように見えることもあるでしょう。




物欲がない心理

無駄遣いしたくない

無駄遣いしたくない人は、普段から貯金や節約を心がけています。

また、物を買うときも本当に欲しい物しか購入しません。そのため物欲がないように見えることがあるでしょう。

現状に満足している

現状に満足している人は、これ以上欲しい物はないと思っているので物欲がなくなります。


反対に現状への不満感が強い人は、その気持ちを埋め合わせようとするように、買い物依存に走ることがあります。

冷静になった

若いときは欲しい物がたくさんあったのに、年齢を重ねて物欲が減ってきたと思うことはないでしょうか。

それは若いときに比べ好奇心が落ち着いてきた、物の価値を見極められるようになってきた、などが考えられます。


また家の購入、子育てに必要なお金など、将来的な金銭管理を考えるようになるため、お金の使い方が慎重になっていくということもあるでしょう。

我慢している

本当は欲しい物があるのに、何らかの理由で物欲を我慢している場合もあります。

例えば、本当は欲しい服があっても「自分には似合わないだろう」と思って購入しなかったり、金欠になってしまうので買わないなどです。


欲しい物を我慢し過ぎると、反動で物を大量に購入するようになってしまうこともあります。

ストレス・病気

悩みやストレス、疲れなどがあるときは、何かを欲しいと思う気持ちの余裕がなくなる人もいます。

「以前は物欲があったのになくなった、好きな物にも関心がなくなった」という場合は、うつなど心の病気も考えられます。

自分の物にはならないから

この世界にある物は、どれだけ大切にしていたとしても、自分の物になる物はありません。

死んであの世に持っていくこともできなければ、大切にしている物もいつか滅びます。

そのためあえて最初から物を持たない、執着しない選択をする人もいます。




物欲がないことのメリット

お金が貯まる

物欲がない人は無駄遣いしないので、自然とお金が貯まっていきます。

貯金があれば、いざお金が必要になったときや、本当に欲しい物があるときにお金を使うことができます。

時間を無駄にしない

物欲がないことでウインドウショッピングをしないなど、時間を無駄にしないメリットがあります。


また、物欲がないため部屋にある物が少なく、物を捨てる手間や掃除する時間が少ないなどのメリットもあります。

物欲がないことのデメリット

視野が狭くなる

物欲がないということは、世の中のことに関心がないということでもあります。

そのため最新・流行商品の情報に疎くなるなど、視野が狭くなります。

自分の悩みを解決してくれる、今より生活を便利にしてくれる商品が発売されていても、それを知る機会を作らないために、時間を無駄にすることがあります。

つまらないと思われる

節約しようと物を買わないことにこだわると、つまらない人と思われることもあるでしょう。

特に、誰かと一緒に過ごしているときに、お金にこだわり過ぎると性格が悪い、協調性がないなどと思われてしまいます。

物を買わないことを意識し過ぎると、人間関係を悪くするデメリットになることがあります。

買わないで後悔する

物欲がないのではなく、本当は我慢している人の場合は買わずに後悔することも考えられます。

限定版のような商品は二度と購入できないことも考えられるので、我慢せず買っておけばよかったと思うこともあるでしょう。

物欲がない人はお金を使う機会が少ないために、お金の使いどころが分からずタイミングを逃すことがあります。




物欲がないことへの対処法

直そうとする必要はない

「物欲がない自分はおかしいのでは」のように悩む必要はありません。

自分の価値観で商品を見て、お金を使いたいと思える物が少ないか、物にそれほど関心がないというだけです。

また、今は物欲がなくても欲しい物が出てくるかもしれません。

本当に欲しい物を買うときのために貯金しておく、物でなく経験や投資にお金を使うなど、自分なりのお金の使い方を検討してみてください。

ウィンドウショッピングする

物欲がない人は、ウィンドウショッピングなど商品を見て回るのもおすすめです。

たとえ欲しい物がなくても、情報収集する感覚で商品を見てみましょう。


今まで知らなかっただけで、今より生活を便利にしてくれる商品が見つかるかもしれません。

質の良い物を買う

物欲がない人は、必要な物ができたときに、高くても質が良い物を購入してみてはどうでしょうか。

安物は長持ちしなかったり、すぐに交換できると思い大切に使わないなどが考えられます。

高い物を購入することで大切にする気持ちも生まれやすくなるので、質の良い物を選ぶのもおすすめです。

自己投資に使う

お金を無駄遣いしたくない人は、自己投資でとして勉強や経験することにお金を使うのが対処法です。

自己投資することで更にお金を稼ぐ知識・スキルが身に付いたり、人生を充実させる出来事、趣味が見つかることもあります。


『消費』より『投資』に使うお金を増やすことを意識してみてください。

ストレス解消する

ストレスなどで物欲がなくなっているときは、まず休息を取ることが大切です。

ストレス解消のために物を買うのが癖になると、買い物依存になることもあります。

物を買うのであれば、ストレスや疲れを解消する商品を購入するのもおすすめです。