人の仕事を邪魔する、恋愛を邪魔するなど、人の邪魔をしてくる人がいないでしょうか。

邪魔する人は嫉妬心、自己防衛など、様々な心理から他人の邪魔をして失敗させようとします。

なぜ他人の邪魔をするのか、邪魔する人の心理や対処法を解説します。

邪魔する人の心理

嫉妬心

邪魔する人は嫉妬心を持っており、他人が幸せになるのが気に入らない心理があります。

人の仕事や恋愛が順調であることが面白くないので、邪魔をして困らせたり、不幸を感じさせようとします。

「自分が不幸なら周りも不幸になれ」と考える人は、普段から自己主張が強い、同調圧力をかけてくるなどの傾向があります。

自分だけ不幸と思っている

邪魔する人は、自分の人生が上手くいっていない人です。

自分は不幸なのに周りが順調で幸せそうだと、「どうして自分だけ不幸なのか」と妬みの感情が生まれます。

自分だけ辛いのは不公平と思う気持ちから、人の幸せを邪魔して他人を不幸にしようとします。

自己防衛

自分を守るために人の邪魔をする人もいます。

例えば仕事で自分とは違ったやり方で成功した人がいると、自分のやってきたことは全て無駄だったと否定されたように感じる人がいます。

そうした人は「どうせ上手くいかないと思うよ」と否定したり邪魔するなど、相手を失敗させて自分を守ろうとします。

自信がない

邪魔をする人は自信がない人です。

自信がないので自分と他人を比べ、他人が自分より良い思いをしていると劣等感を抱きます。

自分の劣等感を刺激してくる人が許せず、嫌がらせをするなど邪魔をして攻撃してくることがあります。

努力したくない

人の邪魔をして失敗させようとする人は、自分で努力するのは面倒だと思っています。

自分は努力したくないので、人の邪魔をして周りの人が成功しないようにし、自分の地位を保とうとします。

負けず嫌い

人の邪魔をするのは、負けず嫌いな性格が関係していることがあります。

負けず嫌いの人は自分より優れた人に競争心が起こり、勝ちたいために邪魔することがあります。

競争心が強い人ほど手段を選ばず邪魔をしてくるなど、どんなことをしてでも勝とうとしてくることがあります。

安心感を得たい

邪魔する人は、自分が安心感を得たいので邪魔をすることがあります。

例えば身近な人が夢や目標のために行動しようとすると、応援するのでなく反対する人がいます。

反対する人は心配して言っているのでなく、相手が自分から離れてしまう、環境が変わってしまうなどの不安から、相手が行動するのを反対したり、邪魔することがあります。

安心感を得ようと邪魔する人は、誰かを心の拠り所にする、依存心が強い人に多いです。

自分の思い通りにしたい

邪魔する人は支配欲が強く、相手を自分の思い通りにしたい心理があります。

相手が自分の意に沿わない行動を取ると、邪魔をしてコントロールしようとするタイプの人です。

邪魔をして失敗させることで自信を失わせ、自分の言うことを聞いていれば間違いないと思わせようとします。

後のことを考えない

邪魔する人は、人の邪魔をして後でどうなるか考えない人です。

気に入らないという理由だけで、感情的に嫌いな人やライバルの邪魔をします。

まともな人は嫉妬するようなことがあっても、それを邪魔しようとは考えません。相手を傷つけたくない、後で大事になったら怖いなど、自制する気持ちが生まれます。

自分のために、他人を嫌な気持ちにさせることを躊躇わずやる人は、トラブルメーカーの素質を持っている人です。

普段から人の邪魔をするだけでなく、悪口が多い、責任転嫁するなど、問題行動を起こしていることがあります。

過干渉

過干渉な人は、邪魔するつもりがなくても干渉し過ぎて邪魔になっていることがあります。

必要以上に相手のやっていることを知ろうとしたり、いらないアドバイスを口出しするなど執着するので、される方はストレスを感じます。

他人に強い関心を持ち、何をしているのか把握しておきたい気持ちが相手の邪魔になっています。

かまってちゃん

かまってちゃんは構われたいために、人の邪魔をすることがあります。

相手が迷惑に感じることをして足を引っ張り、人の気を引こうとする人です。

相手にすると「邪魔すれば構ってもらえる」と思われるため、迷惑行為がエスカレートすることがあります。

無意識

邪魔する人は故意ではなく、無意識にやっていることがあります。

無意識に邪魔する人は、人の気持ちを考えない、周りをよく見ていない人に多い傾向があります。

誰かが集中している側で平気で騒ぐなど、自分本位で生きているので周りの邪魔になっている自覚がありません。

人に注意されて初めて自分が迷惑行為をしていると気付きます。

無意識に真似している

無意識に人の真似をすることで、他人の邪魔になっている人もいます。

誰かが作業を始めると自分も作業を始めるなど、誰かにつられて行動する人は、先に行動している人の邪魔になっていることがあります。

例えば一人で集中して作業したいときに、いつも自分の行動を真似してくる人がいたら、つきまとわれているような鬱陶しさを感じると思います。

こうした人は誰かが行動すると「自分もやらないと」と思いつきで行動しており、相手にのことを考えないので、邪魔になっていることに気付きません。




邪魔する人の末路

嫌われる

わざと人の邪魔をする人が、まともな人に好かれることはありません。

好かれるとすれば、人に悪口を言ったり、嫌がらせをする同類の人間にだけでしょう。

また人の邪魔をする人は、自分の欲のためなら他人がどうなっても構わないと思っている人です。

そのため普段から自己中心的な行動を取っており、そうした意味でも嫌われている傾向があります。

信頼を失う

人の邪魔をする人は人間性を疑われるので、信頼を失います。

他人の邪魔ばかりしていれば人から嫌われ、困ったときには誰にも助けてもらえなくなります。

誰かに嫌がらせしていることが明るみになれば、誰からも信用されなくなるでしょう。

不幸になる

邪魔をする人は、自分のしたことで不幸になっていきます。

気に入らない人の邪魔をして失敗させたとしても、人の恨みを買っていれば周りから人が離れていきます。

自分で人の縁が離れるようなことをしているので、良縁も遠退いていきます。

最終的には孤立するか、類は友を呼ぶので嫉妬深い人などネガティブな性格の人が集まり、不幸な人間関係が続きます。




邪魔する人への対処法

まともな大人だと思わない

邪魔する人にストレスを感じるときは、相手をまともな大人だと思わないようにしてみましょう。

相手をまともな人間だと思っているので、相手に対してストレスを感じます。

邪魔する人は精神年齢が低く、相手の気持ちが考えられない人です。そのため人の嫌がることが平気でできてしまいます。

気に入らないことがあると感情的になる子供だと思えば、ストレスより呆れを感じるようになり、イライラすることは減っていくでしょう。

反応しない

邪魔されると怒ったり仕返ししたくなるときもあるでしょうが、なるべく反応しない方が良いでしょう。

わざと邪魔する人は相手が困っている様子を見て満足する人です。そのため相手の嫌がらせに反応するほどエスカレートすることがあります。

邪魔されても相手にせず、自分のやることに集中して幸せになることを考えましょう。無視されれば、邪魔する人は何をしても無駄だと諦めます。

法的措置を取る

邪魔といっても、行き過ぎればハラスメントや犯罪になることがあります。

邪魔がエスカレートしてきたときは、職場なら上司に相談してみましょう。

「○○さんにこういうことをされて、仕事の邪魔になっている」と業務に支障が出ていることを伝えれば、話を聞いてもらいやすくなります。

プライベートであれば「あなたのやっていることは犯罪なので、これ以上嫌がらせするなら通報します」「弁護士に相談します」など、法的措置を取ることを伝えてみましょう。

嫌がらせがエスカレートする人は自分がどれだけ迷惑行為をしているか自覚がなくなっているため、法的な話をすると大人しくなることがあります。

相手の立場で考える

邪魔されれば怒りを感じると思いますが、そのときは相手の立場になって、なぜ邪魔をしてくるのか考えてみましょう。

わざと邪魔する人は自分には手に入らない幸せを持っているので嫉妬している、実力不足なので邪魔しないと勝てないと思っているなど、自信のない人達です。

自信のなさを認めたくないので、人の邪魔をして自分をごまかそうとします。

そうした人達に邪魔されて自分の幸せを諦めるのはもったいないことです。邪魔する人は自分のことしか考えていない人なので、こちらも相手にせず自分のやりたいことをしましょう。

自分のやることに集中していれば、嫌がらせをする人はいつか墓穴を掘り、自ら不幸になっていきます。

本当にアドバイスなのか考える

邪魔する人は「上手くいかないと思う」「こうした方が良い」とアドバイスするように否定してくることがあります。

その場合、相手の言っていることに納得できない場合は、自分の気持ちを優先しましょう。

アドバイスのように否定してくる人は「あなたの為を思って言っている」のような言い方をしますが、その実は相手に変わってほしくない、成功してほしくないなどの気持ちから言っていることがあります。

特に根拠がないアドバイスはその可能性が高いです。本当に自分の為を思ってアドバイスしてくれているのか、相手の話を聞いて判断することが大切です。

迷惑だと伝える

無意識に邪魔になっている人は、迷惑になっていることを伝えることが大切です。

例えば自分が行動すると真似してくる人には「一緒に行動するのはやめてほしい」「一人で集中したい」のようにやめて欲しいことを言ってみましょう。

相手は無意識にやっていることなので、迷惑だと伝えることで初めて人の邪魔になっていることに気付きます。