人のプライベートなことを聞いてきたり、噂好きな人が身近にいないでしょうか。
他人に強い関心がある人はよく質問しますが、それは詮索している可能性があります。
なぜそこまで人のことを気にするのか、詮索する人の心理や対処法について解説します。
詮索する人の特徴
プライベートに踏み込む
詮索する人は、相手のプライベートに踏み込む質問をします。
家族構成を聞いてくる、休日は何をしているのかなど、何が目的なのか分からない質問をしてくるのが特徴です。
失礼なことを平気で聞く人もいるので、嫌われていることがあります。
世話好き・お節介
詮索する人は、他人への関心が強い人です。
困っていれば助けたい気持ちがあるので、「何かあったの?」というように他人を気に掛けますが、人によってはお節介に感じるでしょう。
過干渉の場合は、必要以上にプライバシーに踏み込むことがあります。
口が軽い・噂好き
詮索する人は他人の噂を話したり、聞いたりするのが好きな人です。
話のネタを集めるために他人にあれこれ質問して詮索します。
そのため噂好きの人に自分の話をすれば、勝手に情報を広められる危険があります。
暇ですることがない
他人のことを詮索できるのは、それだけの時間の余裕があるということです。
仕事や家庭のことで忙しければ、他人のことを気にする余裕はないはずです。
することがないので、他人の行動をよく監視したり、話のネタ集めや暇潰し感覚で他人を詮索します。
人間関係を維持できない
詮索する人は、自分と他人を比べて上下関係で見ていることがあります。
そして自分より不幸な人には優しくできますが、幸せそうな人には嫉妬するため人間関係が上手くいきません。
長く付き合っている人がおらず、その場だけの関係になりやすいのが特徴です。
フレネミー
フレネミーとは友人のような親しさを見せつつ、実は敵対心を抱いている人のことです。
フレネミーは友人を装って相手のことを質問したり、相談に乗るなどして、相手の情報を探ろうとします。
ある人にだけ話した自分のプライベートなこと、相談内容がいつの間にか広まっていた場合、フレネミーの仕業であるとも考えられます。
詮索する人の心理
好奇心旺盛
人と関わるのが好きで、他人に強い関心を持つタイプの人はあれこれ質問することがあります。
相手のことを知りたい気持ちが強いので、つい相手の気持ちを考えずに詮索してしまいます。
プライベートについての質問が多い場合、相手に好意を持っている可能性もあるでしょう。
共通点を探している
詮索する人は自分と相手の共通点を探そうとしている場合があります。
相手と仲良くなりたいので、好きなものや趣味で分かり合えるようなものはないか質問します。
自分と比較している
詮索する人は、自分と相手を比較して利用価値があるか判断している場合があります。
相手の職業や年収など、社会的地位に関わる質問をしてくる場合はその可能性が高いです。
利用価値があると分かれば近付いてきますが、そうでなければ相手から離れていきます。
不幸感がある
詮索する人は、不幸感を抱えていることがあります。
自分が満たされていれば他人が何をしていようと、それほど気にはならなくなるものです。
不幸、不安などネガティブな感情があるからこそ、他人のことが気になって詮索したり、自分と比べたりします。
警戒している
詮索する人は、他人に警戒心を持ちやすい性質の場合があります。
過去に人に騙されたなど、人間関係のトラウマがあるのかもしれません。
初対面の人を詮索する場合は、信用できるか確かめるために色々質問しているとも考えられます。
把握しないと気が済まない
詮索する人は、周囲の情報を把握しておかないと気が済まないのかもしれません。
自分が最も多く情報を掴んでおかないと安心できない臆病な人か、全て知っておきたいと思う完璧主義タイプの人であると考えられます。
関心が過ぎるとプライベートなことまで詮索して何でも支配、管理しようとするので、ストーカーになる可能性もあります。
粗探しをしている
詮索する人は、相手の弱点や欠点などを粗探しをしていることがあります。
マウントを取りたい、あるいはライバルの弱点を見つけたいなど、何らかのネガティブな心理があるので他人を詮索します。
心配している
詮索しているというよりは、心配から声を掛けている場合もあるでしょう。
困っている人を放っておけない人はすぐに声を掛けるので、人によってはそれが鬱陶しく感じるかもしれません。
いちいち心配されると監視されているような気分になる人は、詮索されていると感じます。
詮索されやすい人の特徴
目立つ人
詮索されやすいのは、集団の中でも目立って見える人です。
有名人をマスコミが嗅ぎ回るように、注目を集める人が何をしているか関心があり、ネタにしようとする人からは詮索されやすいです。
財・権力がある人、優秀な人、美人、変わっている人など、集団の中で際立ったものを持つ人は詮索されやすくなります。
幸せそうな人
悩みがなさそうな人を詮索する人もいます。
自分に不幸感がある人は、幸せそうな人にも悩みや辛いことはあるのではと、他人の不幸も探ることがあるためです。
そして他人も苦労していると思うことで安心感を得たり、そうではないときは嫉妬したりします。
また相手に嫉妬している場合は、相手のプライベートな情報を得て、嫌がらせに利用しようとしている可能性もあります。
愛想が良い人
いつもにこやかで愛想が良い人も詮索されやすいです。
怒らなさそうな雰囲気があるので、「何でも答えてくれそう」「普通は失礼になるような質問も許してくれそう」のように思われることがあります。
また愛想が良い人ははっきり断ることができず、ストーカー気質から目を付けられやすいタイプでもあります。
相手が優しそうだとつけあがる人間に詮索されたり、付け回されやすくなります。
一人が好きな人
一人が好きな人も詮索されることがあります。
いつも一人でいるので、孤立しているのではと心配性な人から話しかけられたりします。
また干渉しないでほしいという雰囲気が、かえって詮索好きな人の関心を引き寄せることがあります。
「なぜ一人でいたいのか」「人が嫌いなら、なぜ嫌いなのか」「性格に問題があるので一人なのか」「皆から嫌われるようなことをしたのか」というように、詮索好きは色々想像するためです。
詮索する人への対処法
質問返しする
詮索好きな人に質問されたら、「あなたはどうなんですか」「何でそういうことを聞くんですか」と質問返ししてみましょう。
相手の理由によって答えるか決め、答えたくなければ「個人的なことについてはお答えできません」と断れば良いと思います。
幸せ話はしない
詮索する人は、自分より幸せそうな人に嫉妬することがあります。
そのため自慢に聞こえるようなことや、幸せ話はしない方が良いでしょう。
敵視されたくなければ、自分の失敗談や苦労話などをしておいた方が無難です。
正直な話はしない
詮索する人の質問を避けられない場合でも、答えたくなければ「どうなんでしょうね」「よく分かりません」のように適当に受け流すのも対処法です。
仕事や人間関係のことなど質問されやすいことであれば、あらかじめ表向きの回答を考えておくこともできます。
また「ご想像にお任せします」と遠回しに断ったり、わざとふざけた答えを言うなどで、話を逸らすこともできるでしょう。
ハラスメントだと言う
職場でのプライベートな質問は、ハラスメントになることがあります。
聞かれたくないこと質問されたら「そういう質問は、今はセクハラになりますよ」のように言って答えないのも対処法です。
ハラスメントにうるさい性格だと思わせることができれば、余計な質問はしてこなくなるでしょう。
詮索されそうなものを見せない
詮索する人の前では、質問されそうなものは見せない方が良いでしょう。
例えばブランド品を身につけていれば「どこで買ったの?」「値段はいくら?」のように詮索される可能性があります。
詮索する人の目に付きそうなものは、その人の前では隠しておいた方が探られずに済みます。
詮索する人の噂話は聞かない
詮索する人が噂話を始めたら、何か理由を付けてその場を離れた方が良いでしょう。
噂話に興味がなくても、他人からは聞いている様子が噂話に参加しているように見えるからです。
噂好きの人間だと周囲に思われたくなければ、詮索する人とは必要な話だけをするように心掛けた方が良いでしょう。