「何をしても幸せな気持ちになれない」「不幸な人は一生不幸なのか…」と悩んだことはないでしょうか。

自分の不幸にばかり目を向けていると、更に物事をネガティブに考えやすくなってしまいます。

不幸を感じやすい人の特徴や心理について解説するので参考にしてみてください。

不幸な人の特徴

ネガティブ思考

不幸な人は、ネガティブに物事を考える特徴があります。

ネガティブな考え方をすると、最初に考えていたよりも、物事を深刻に感じやすくなります。


不安を感じたまま行動すると失敗しやすくもなるので、「何をしても上手くいかないと」不幸を感じやすくもなるでしょう。

また、心配ばかりしていると、いつも顔色が悪く見える、険しい顔をしているなど表情にも表れやすくなります。

ネガティブな雰囲気を出していると、人が離れる原因にもなるので注意が必要です。

愚痴・悪口が多い

愚痴や悪口が多いのも、不幸な人の特徴です。

愚痴や悪口が多い人は、嫌な気持ちを口に出すことで、ストレス発散しようとする心理があります。

一時的にはすっきりした気持ちになるかもしれませんが、ネガティブなことを話した後は、その後もネガティブな感情が続きやすくなります。

また、ネガティブなことばかり話していると、物事の悪いことばかりに目が向いてしまいやすいです。

常に悪い面ばかり見てしまうので、更に愚痴や悪口が出てしまう負のスパイラルに陥りやすくなります。

笑顔が少ない

不幸な人は、笑顔が少ない特徴があります。

ネガティブな感情表現が強く、怒ったり、泣いたりすることが多い人は、普段から暗い表情になっていることがあります。


暗い顔をしていると、人が寄り付かなくなる原因にもなるでしょう。そして「自分は孤独だ」と不幸を感じやすくなってしまいます。

また、笑うとしても、意地悪な笑顔を浮かべる人も、幸福には見えない人です。

意地悪な笑顔は、人の悪口を言ったり、馬鹿にするときなどに出やすい表情です。

ネガティブな表情ばかり浮かべていると、人から距離を置かれる原因になります。

SNSを見る

SNSで自分と他人を比較してしまうことはないでしょうか。

SNSで自分より幸せそうにしている人を見ると「この人に比べて自分は…」と嫉妬してしまうのは、不幸な人の特徴です。

あるいは、他人のネガティブな投稿を見て一緒に落ち込んでしまうなど、感情に流されやすい人もSNSを見ると不幸になりやすいです。

人のことばかり気にしていると、自分が得ている幸せに気付きにくくなり、不幸を感じやすくなります。

考えを引きずる

不幸な人は、嫌なことがあると、いつまでも悩みを引きずる特徴があります。

嫌な思いをすると「何であんな思いをしなければならない」「また同じことが起きたら嫌だ」と考え込んでしまいます。

また、自分が過去にしたミスについても「あのときこうしていれば」と後悔し続けるのが特徴です。

自分で更にストレスを増やしてしまうことになるので、不幸感を感じやすくなります。

行動しない

不幸な人は、現状を変えようとしないのが特徴です。

現状を変えないので日常に変化が起こらず、人生が変わるきっかけを掴むのが難しくなっています。


人からアドバイスされても「自信がない」「今は忙しい」と言って、行動に移そうとしません。

現状維持しようとするのは、新しいことを始めるのに不安や抵抗を感じる心理が関係しています。

失敗することを恐れており、何も行動できないので現状維持を続ける状態になっています。




不幸を感じる原因

ストレス

仕事、学校、家事などが忙しいと、心身共にストレスを感じやすくなります。毎日忙しいと、自分の健康をおろそかにしがちです。

結果、ストレス解消の時間を作れない、自分のストレスに気付かないなどの原因になります。

ストレスに耐えきれなくなると、人によっては、他人へ八つ当たりや意地悪をしてしまう原因にもなります。

ストレスをためても良いことはないので、体調を崩す前にストレスを自覚することが大切です。

自己中心的な性格

自己中心的な考え方をしていると、他人への思いやりを忘れてしまいます。

自分だけ良ければいいという考え方でいると、人とトラブルを起こしやすくなり、不幸を感じる原因になります。


また、自己中心的な態度は悪意がなくても、他人には意地悪な態度に見えることがあるので注意が必要です。

「あの人は性格が悪い」と思われてしまい、人から嫌われてしまう原因になります。

視野が狭い

視野が狭い人は、自分ばかりが不幸だと思い込んでしまうことがあります。

他人も様々な不幸や苦労を経験していると思えば、不幸なのは自分だけではないと気付けるでしょう。

しかし視野が狭い人は他人を知ろうとしないので、自分の不幸ばかり考えてしまうのが特徴です。


視野が狭い人は、自分以外に興味がない、他人の考えを受け入れられないなどの心理があります。

また、視野が狭いと悩みを抱えたときに解消する方法が分かりにくくなります。

自分以外の人や物事について知らないことは、不幸が長引きやすくなる原因にもなります。

家庭環境

家庭環境が、不幸の原因になっている場合もあります。

家族関係が悪い、経済面の不自由、病気などの問題があると、自分の過去にコンプレックスを抱えてしまうことがあります。

家族関係のコンプレックスが解消されていない場合、大人になってからもネガティブな気持ちを抱えやすいです。


恵まれた環境で育った人に嫉妬してしまったり、落ち込んでしまう原因になります。

生活習慣

生活習慣の乱れがあると、体も心も不健康になりやすいです。

栄養のあるものを食べない、睡眠時間が不規則、運動をしないなどの行動が、生活習慣の悪化につながります。

生活習慣が悪いとストレスや疲労がたまり、慢性的にネガティブな気持ちになりやすいので注意が必要です。

不幸な人と幸せな人の考え方の違い

不幸な人はやりたいことを先延ばしにする

不幸な人は、やりたいことがあってもすぐに始めようとしないのが特徴です。いつかやると思っていても、そのまま何もせず先延ばしにしてしまいます。

すぐ行動しない理由は「行動する勇気がない」「忙しい」など、人によりそれぞれです。

しかしどのような理由でも、同じ生活を送っていると、退屈さや憂鬱感を感じやすくなります。

幸せな人は、やりたいことをすぐに実行します。

行動に移すのが早いので、人生に変化が起こりやすく、幸せになるきっかけを掴みやすい特徴があります。

不幸な人は他人と自分を比べがち

不幸な人は、他人と自分を比較しやすいのが特徴です。人より優れていることが大切だと思い込み、人に負けたと感じるとネガティブな気持ちになりやすいです。

また、自分が持っている幸せに気付かず、人の幸せにばかり目を向けていると不幸を感じやすくなります。

幸せな人は他人と自分を比較せず、自分の価値観で物事を判断します。


人と競わず、自分の気持ちに素直に行動するので、幸せな気持ちを抱きやすいのが特徴です。

他人をコントロールしようとすると不幸になる

不幸な人は、自分と違う考えを持つ人をコントロールしようとする特徴があります。

自分と意見が合わない人に、自分の言うことを聞かせようとすると、相手とトラブルを起こしやすくなります。

幸せな人は、自分と違う意見も尊重して聞き入れられるのが特徴です。


相手の意見を受け入れつつ、自分の意見を話すのでトラブルを起こしにくく、「思いやりのある人だな」と人から好かれやすくなります。




不幸な考え方を直す対処法

自分にとっての幸せを考える

自分の幸福、不幸の価値観がよく分からない人は、自分にとっての幸せがどんなものか考えてみてください。

人によって、幸せと感じる基準は違います。

例えば「バリバリ働いて成果を出すのが幸福だ」と感じる人もいれば、「仕事も大切だが、家族と過ごす時間も大切だ」と考える人もいます。

自分の幸福基準が分かっていないと、人生の選択を常識や他人の価値観で決めてしまいがちです。


自分の価値観で生きられないと、人は不幸を感じやすくなります。

不幸を感じているときは、自分はどんなことをしていると幸せと感じるのか振り返ってみましょう。

過去・未来のことを考え過ぎない

過去や未来のことは、今の自分には変えることができません。

今変えられないことで悩み続けると、永遠に答えが出ないので、何事も深刻に考えやすくなります。

後悔や心配ばかりしていると、今がネガティブな感情で埋め尽くされてしまい、何も残りません。

変えられるのは今このときだけなので、今何をしたいかを考えてみてください。

ポジティブに考える

身に起きた出来事は、ポジティブに考えてみましょう。

嫌なことが起きたときに、そのことについてネガティブに考え過ぎると、更にイライラしやすくなります。

嫌なことが起きたときは「この程度で済んで良かった」「同じことが起こらないよう対策を考えよう」など、前向きに考えることが大切です。


また、普段から「ありがとう」「嬉しい」「ラッキー」など、ポジティブな言葉を使うよう心がけてみてください。

ポジティブ言葉を使うことで、明るい気持ちで過ごしやすくなります。

思いやりの心を持つ

自己中心的になりやすい人は、思いやりの心を持つことが大切です。

自分の幸せばかり考えるのでなく、周りも一緒に幸せになるような選択を考えましょう。


人と話すときは、自分の考えばかり話すのでなく、相手の話も聞き入れることを意識してみてください。

運動する

運動する習慣がない人は、体を動かす習慣を作るようにしてみてください。

運動すると、幸せホルモンとも呼ばれるエンドルフィンが分泌されやすくなります。


同時に体も鍛えられるので、自信がついて前向きに物事を考えやすくなります。

好きなことをする

ストレスを感じたときは、好きなことをしてみましょう。

嫌な気持ちに集中するのでなく、好きなことをして気持ちを切り替えることが大切です。

人生が充実している人は、仕事や趣味などを通じて、習慣的に好きなことをしています。


自分が今やりたいと思うことを、素直に始めてみてください。

常識を気にし過ぎる

常識を気にし過ぎると、自分の気持ちより常識を優先して考えやすくなります。

常識に捉われていると、本当はやりたいことがあっても我慢してしまう原因になります。


自分の価値観で生きられないと不幸を感じやすくなるので、自分の気持ちに従って行動する意識が大切です。

自分は価値がないと思い込む

自分に価値がないと思っていると、新しい行動を起こしにくくなります。

「どうせ何をしても上手くいかない」のように思い込みやすくなるので、自分に価値がないと思うのは良くありません。

成功するか、失敗するかは関係なく、行動することが大切です。行動しなければ、自分の人生に望むような変化は起こりません。

自分に価値がないと落ち込むのでなく、自分のやりたいことをやってみましょう。

自分の考えを押し付ける

家族や友人、恋人など周りの人に自分の考えを押し付けると、互いにストレスを感じるようになります。

身近な人でも、それぞれ自分と違った価値観を持っています。相手の考えも受け入れる姿勢を持つことが大切です。


人に自分の考えを押し付けていると「意地悪な人だ」と思われ、人が離れていく原因にもなります。

我慢し続ける

嫌いな人と付き合い続けるなど、やりたくないことを無理に続けるのはNGです。

やりたくないことを我慢していると、どんどんストレスがたまっていきます。

いずれ限界が来てしまうので、辛いと感じたことは無理に続けるのでなく、自分の気持ちを大切にしてください。

ネガティブな人の側にいる

いつも不平不満を言っている、意地悪な考え方をするなど、幸せそうでない人とはなるべく距離を置きましょう。

ネガティブな人の近くにいると、自分もネガティブな気持ちになりやすいからです。

一緒にいて幸せな気持ちになる人と、人間関係を築くよう意識してみてください。


パートナーや親友など、一生付き合いたいと思える人は、ポジティブな考え方をする人か判断することも大切です。

幸せな人は、ポジティブに物事を考える、思いやりがあるなどの特徴があります。

幸せそうに見える人と一緒にいると、自分の価値観をポジティブに変えやすくなります。