毎日が退屈で「生きるのがめんどくさい」と考えてしまうことはないでしょうか。

辛いことがあり人生が嫌になるときは誰にでもありますが、生きるのが面倒だと感じるのは、本人の性格や人間関係など、様々な原因があります。

なぜ生きるのがめんどくさいと感じてしまうのか、原因や対処法について解説するので参考にしてみてください。

生きるのがめんどくさいと感じる人の特徴

コミュニケーションが苦手

生きるのがめんどくさいと感じる人は、コミュニケーションが苦手な特徴があります。

自分の言いたいことを上手く相手に伝えられないと、もどかしさを感じて「人生は面倒」と感じることがあります。


コミュニケーションが苦手だと自覚している場合、自分から人付き合いを避けていることもあるでしょう。

孤独感が強まると「生きるのが辛い」「死にたい」と、一人で悩み込んでしまいがちです。

自分の意思で行動しない

自分の意思で行動せず、人の言うことに従ってばかりの人も、生きるのがめんどくさいと感じる特徴があります。

人の意見ばかり聞き入れていると、自分の気持ちを我慢することになります。

人は自分の意思で行動できないと、次第にストレスを感じやすいのが特徴です。ストレスがたまった結果、生きるのがめんどくさいと思うようになります。

ネガティブな気持ちを引きずる

生きるのがめんどくさいと感じる人は、ネガティブな気持ちを引きずるのが特徴です。

嫌なことがあるとそのことを深く考え込んでしまい、ますますネガティブになってしまう傾向があります。

自分でストレスを増大させてしまいますが、本人の性格や考え方も関係しているので、改善には時間がかかります。

また、ネガティブで心配性な人は、将来のことについても色々悩んでしまうのが特徴です。まだ起こっていないことを色々と考えても、答えは出てきません。

ネガティブに考える癖が直らないので、次第に疲れてしまい、生きるのが面倒と感じることがあります。

自己肯定感が低い

自己肯定感の低い人は、生きるのがめんどくさいと感じやすいのが特徴です。

何かを始めようとしても、自己肯定感が低いと「自分は何もできない」とやる気が出ない傾向があります。

現状を変えられない自分が嫌になり、生きるのが面倒と感じることがあります。

自己中心的

自己中心的な性格の人は、無意識に思いやりのない態度を取りやすいのが特徴です。

自分の態度が原因で人とトラブルを起こしても、反省できないので同じ過ちを繰り返してしまうことがあります。

人生でトラブルが尽きないので「トラブルばかりで面倒だ」「自分の人生は波乱万丈だ」のように思い込んでいることがあります。

生きるのがめんどくさいと感じる原因

疲れている

仕事や家事が忙しい、人間関係でストレスがあるなど、疲れを感じていないでしょうか。疲れがたまっていると、慢性的にネガティブな気分を感じるようになります。

暗い気持ちでいることが多いと「人生がめんどくさい」「死にたい」など憂鬱な感情が出てくる原因になります。


無意識に疲れがたまっていることがあるので、「何もかも面倒」のような気持ちが出てきたときは疲労のサインです。

夢や目標がない

生きるのがめんどくさいと感じるのは、夢や目標がないことも原因の一つです。やりたいことがないと、何となく日常を過ごしてしまい退屈を感じるようになります。

次第に単調な日常生活が面倒に感じたり、人生がつまらないと思い、気力まで落ち込みやすくなります。


気力がなくなると将来について考えられない原因にもなり、負のループに陥りやすいです。

嫌なことがあった

仕事でパワハラにあった、失恋したなど、嫌なことがあれば生きるのがめんどくさいと感じることもあるでしょう。

「なぜ自分がこんな思いをしなければならない」と、考えを引きずる人ほど悩みこんでしまう傾向があります。

悩みの解決策が分からないとますますネガティブになったり、人によっては「死にたい」と自暴自棄になるほど思い込んでしまいます。

性格や考え方

普段から生きるのがめんどくさいと思っている人は、悲観的な性格の傾向があります。

物事のネガティブな面ばかり見ており、「人生は辛いことばかりだ」のように思い込んでしまうのが原因です。


また完璧主義の人は、仕事やプライベートで完璧を求める余り、こだわりが強くなりやすいです。自分が納得できるまでこだわり続けるので、その分気力を使います。

普段から気力を使い過ぎているので疲労がたまり、生きるのがめんどくさいと感じる原因になります。


生きるのがめんどくさいと感じるのは、人生の価値観が原因の場合もあるでしょう。

生きることに執着がなく、あまり死に恐怖感がないという人は「自分はいつ死んでもいい」と割り切った考え方を持っています。

長生きしたいという欲がないと人生が長く感じられ、生きるのがめんどくさいと感じる原因になります。

生活習慣

ジャンクフードばかり食べている、夜更かしが多いなど、生活習慣の乱れも生きるのがめんどくさいと感じる原因になります。

体に悪いものばかり食べていると、栄養不足や添加物の影響でイライラするようになります。

すると人間関係でトラブルを起こしやすくなったり、病気になるなど、嫌なことが起こる原因になりがちです。


また、睡眠を取らないと疲れは解消されません。疲労がたまっているとイライラしたり、ネガティブな気持ちで過ごしやすくなります。




生きるのがめんどくさいときの対処法

休息を取る

生きるのがめんどくさい、辛いと感じたときは疲労がたまっている可能性があります。疲労は無意識にたまっていることがあるので、自分が疲れていないか振り返ることも大切です。


「疲れているな」と感じたときは、無理せず休息を取りましょう。何もする気が起こらないときは、睡眠を取って回復するのがおすすめです。

生活習慣を見直す

生活習慣が悪いと、心身のバランスの乱れにつながります。体調のバランスが悪いと、仕事でミスしやすくなるなど悪影響を及ぼします。

「生きるのがめんどくさいので、何もしたくない」と思うときほど、規則正しい生活を心がけることが大切です。


生活を整えることで体調も良くなり、ストレスが減りやすくなります。

また、日当たりの悪い場所にいると気分が落ち込むようになります。屋内にいるときはカーテンを開けて、陽光を部屋に取り入れるようにしてみてください。

仕事や好きなことに集中する

人は暇になると、無意識にネガティブなことを考える傾向があります。生きるのがめんどくさいと思えるのも、自分の人生について考えられる暇があるからです。


例えば貧乏であれば、生きるのがめんどくさいと言っている余裕もありません。生きるために仕事を探して、頑張って働こうとするでしょう。

高校生など、学生であれば勉強や部活に専念する、専業主婦の場合は仕事を始めたり、趣味として続けられそうなものを探すのもおすすめです。

やりたいことを探す

毎日退屈で、人生が面倒と感じるときは、やりたいことを探してみてください。夢や目標ができると、やる気が生まれてポジティブな気持ちが生まれるようになります。

行動を起こすことで、自分の人生は変わっていきます。

大きなことを始めようと思うよりも、すぐにできそうなことから気軽に始めてみてください。自分のやりたいことをすることで、ストレスが減るメリットもあります。

自分の意思で行動する

何か行動を起こすときは、見返りを求めず自分の意思で始めることが大切です。

報酬のため、人に言われたからやるなど、人の言うことばかり聞いていると自律性を忘れてしまいます。

自律性とは言われた通りにやるだけでなく、自分の意思で考えて行動することです。

人がどう思うかより、「自分が何をしたいのか」という気持ちに素直になるよう心掛けてみてください。

相談する

「生きるのが面倒で、仕事もしたくない、食事もできない」のように無気力状態が続く場合は、病気の可能性もあります。


「最近元気がない」と感じたときは、信頼できる家族や上司などに相談することも大切です。「死にたい」という気持ちが強い場合、心療内科など専門家に相談するのも対処法です。

スマホを閉じて外を観察してみる

スマホでSNSばかり見ていたり、ゲームをしていると、疲れがたまるようになります。

SNSを見続けていると、自分と他人を比べてしまい、ネガティブな気持ちになりやすいです。ときにはスマホを閉じて散歩や買い物に出かけるなど、別のことに意識を向けてみましょう。

外に出て様々な情報を得ることで、生きるのが面倒と考える気持ちが起こりにくくなります。また、外に出ることで新しく興味を持てるものを見つけるきっかけにもなります。

笑顔になることをする

嫌なことがあったり、ストレスを感じているときは、自然と笑顔になれることをしてみましょう。

おいしいものを食べる、好きな漫画を読む、音楽を聴くなど、自分の好きなことをしてみてください。

ネガティブな気持ちを引きずっていると、ますますネガティブになりやすいです。嫌な気分になったときは、ポジティブに気持ちを切り替えるような行動をするのがおすすめです。

体を動かす

生きるのがめんどくさいと悩み始めたら、体を動かすようにしてみてください。じっとしたままでいると、ネガティブな気持ちに意識が向きやすいです。

運動やストレッチをすることで、暗い気持ちを忘れ、ストレスを発散する効果があります。血流が良くなることで、肩こりなどの不調が改善されるのもメリットです。


運動を習慣にするなら、晴れた日に外でウォーキングするのがおすすめです。日光を浴びることで、精神を安定させるセロトニンが分泌されやすくなります。

嫌なことを無理に続けない

ストレスがたまるようなことを無理に続けるのは良くありません。

嫌いな人とは必要以上に関わらないなど、ストレスを感じることは日頃から避けることが大切です。

小さなストレスも、積み重なると心の病気に発展する可能性もあります。ストレスが小さいうちに、こまめに解消する習慣を持つようにしてみてください。

生きるのがめんどくさいと感じたら別のことをする

生きるのがめんどくさいと感じたときは、その気持ちから意識を変えることが大切です。

好きなことをする、運動したりなど、ポジティブな意識を持つ習慣を作ってみてください。

自分が明るい気持ちになれる時間を増やすことで、幸せを感じやすくなります。