世渡り上手な人は要領が良い、誰とでも上手く付き合えるなど、器用さを持っている人です。

「世渡り上手=人に取り入るのが上手い」のような悪い印象があるかもしれませんが、世渡り上手でも好かれる人はいます。

世渡り上手な人の特徴や、嫌われる人と好かれる人の違いについて解説します。

世渡り上手な人の特徴

要領が良い

世渡り上手な人は、何をするにも要領が良いです。

いつも100%の力を出すのでなく、優先順位に応じて体力や集中力を調整しています。

自分の体力、精神力の限界を知っているので、上手く調整することができます。

コミュニケーション能力が高い

世渡り上手な人は人付き合いが得意で、当たり障りのない対応ができます。

相手の性格や立場に合わせて会話ができ、敵を作らないようにしているのが特徴です。

相手が話しているときは聞き役に徹し、相手が話さなければ自分から話題を振ることができる、相手の気持ちを考えたコミュニケーションが取れます。

愛想が良い

世渡り上手な人は明るくて笑顔が多く、愛想が良いです。

社交的でも人の悪口は言わないなど、ポジティブなので人から好かれます。

話しかけやすい雰囲気を持っているので、自然と人が集まります。

相手の気持ちが分かる

世渡り上手な人は、相手の気持ちを察するのが得意です。

相手が何を求めているのかがすぐに分かり、先回りして行動することができます。

気が利くので、目上の人から気に入られやすい面を持っています。

人に頼れる

責任感の強い人ほど何でも自分でやろうとしますが、世渡り上手な人は苦手なことは人に頼みます。

苦手なことは、得意な人にやってもらう方が効率が良いと考えているからです。

苦手なことを時間をかけてやる、ストレスを溜めるくらいなら、お金を払ってでも人に頼みます。

末っ子気質

末っ子育ちの人は、幼少期から親や兄弟に助けられていることが多いので、人を頼ることに抵抗感がありません。

また兄や姉の行動をよく見ており、年上が成功したことは真似して、失敗したことはやらないなど、要領良く行動します。

人の行動を見てから自分はどうするかを考えるため、人の気持ちや雰囲気を読むことに長けています。

多趣味

世渡り上手な人は多趣味で、複数の特技を持っています。

趣味を通じて交流範囲が広がるので、視野が広がり、様々な分野の人達と縁を結ぶことができます。

交友関係が広いので話題が豊富だったり、誰かに助けてほしいときは、専門分野に詳しい人の力を借りることができます。

人の誘いを断らない

世渡り上手な人は付き合いが良く、人の誘いはほとんど断りません。

興味のないことでもとりあえず行ってみるなど、フットワークが軽いです。

ただ楽しむのでなく、新しい出会いや情報を得られると考えているので、積極的に行動します。

世渡り上手が嫌われる理由

損得勘定で行動している

世渡り上手で嫌われる人は、損得勘定や利害関係などで人間関係を築く人です。

付き合って得をする人には気を遣う、そうでない人への対応は冷たいと、人によって極端に態度を変えます。

計算尽くで行動するので次第に信用されなくなり、嫌われてしまいます。

お世辞を言う

世渡り上手な人は、目上の存在に気に入られるため必要以上にお世辞を言うことがあります。

そうしたごまをする態度が、媚びているように感じて好きになれないと思う人もいます。

権力者に取り入って得たものに価値があると思えない、地位を得ても実力がなければ意味がないと思う人からは嫌われるでしょう。

人に頼り過ぎる

世渡り上手で嫌われるのは、何でも人に頼もうとする人です。

自分の立場を利用してやりたくないことを人にやらせる、無償でやりたくないことを押し付けるなど、自分だけ得することを考えている人は嫌われます。

何でもやってもらうのが当たり前のような態度になれば、頼みを引き受けてもらえなくなり、やる気や責任感がないと思われます。

邪魔をする

悪い意味で世渡り上手な人は、自分が出世するために他人の足を引っ張ることがあります。

どんな手段を使ってでもライバルになりそうな相手の邪魔をし、地位や権力を得ようとする人です。

実力で勝負しないところ、姑息な手段を使うところが明るみになれば、軽蔑されてしまいます。

仕事ができない

やりたくない仕事を人に任せる、ミスしたら責任転嫁するなど、狡猾に立ち回る人は嫌われます。

責任逃れできることを世渡りが上手いと勘違いしており、自分のミスは認めません。

実際は仕事ができない人だと思われているので、次第に誰からも好かれなくなります。




世渡り上手で好かれる人とは?

空気が読める

世渡り上手で好かれるのは、その場に応じた態度を取れる人です。

普段から人をよく見ており、その場の雰囲気や人間関係、性格を読むことに長けています。

場の雰囲気を壊さない、ムードメーカー、他人の失敗をフォローできるなど、周りの状況を考えられる人は好かれます。

話を聞いてくれる

世渡り上手な人はコミュニケーション能力が高いですが、その中でも相手の話をきちんと聞く人は好かれやすいです。

世渡り上手な人は交友関係が広く様々なことを知っているので、相談すればアドバイスしてくれるでしょう。

しかし人はアドバイスをしてくれる人より、自分の話を聞いてくれる人を信頼する傾向があります。

「自分の話を聞いてくれる=自分の考えを理解しようとしてくれる」という姿勢を感じるので、人の信頼を得ることができます。

褒めるのが上手い

世渡り上手で好かれる人は、人それぞれの性格や個性を掴んで、褒めるのが上手いです。

普段から色々な人に出会い、個性をよく見ているので、他人の性格や得意、不得意なことが分かっています。

自分では欠点だと思っていたことをポジティブに捉えてくれるなど、褒め上手なので好かれやすいです。

気遣いを忘れない

世渡り上手な人は、挨拶を忘れない、お礼を言う、メールの返信は必ずする、身なりを整えるなど、日頃の小さな積み重ねで信頼を得ています。

世渡りが上手くない人は、普段から気遣いができないか、やらなくても問題ないと軽視しています。

表面上は愛想が良くても心遣いができない人は、いずれ上辺だけの態度だと気付かれて信用されなくなります。

本当に世渡り上手な人はマナーを守り、普段から人を不安にさせたり、雑に扱うことはしません。