毎日同じことの繰り返しで楽しくない、我慢ばかりでストレスがたまるなど、社会人生活がつまらないと感じたことはないでしょうか。

自分の悩みを相談できず、人生つまらないと孤独感を抱えている人もいるでしょう。社会人生活がつまらないと感じる原因や対処法について解説します。

社会人生活がつまらないのは何故?

電話する男性

仕事が忙しく、毎日つまらない、何のために生きているんだと無力感に陥ることはないでしょうか。

自分の人生がつまらないなら、自分を変えるしかありません。しかし、中々行動に出せない人も多いのではないでしょうか。なぜ社会人生活がつまらないと感じても行動できないのか、原因や対処法について紹介します。

社会人がつまらないと感じる原因

仕事が楽しくない

仕事にやりがいを感じられないと、毎日楽しくないと感じやすいでしょう。会社勤めの場合、一日のほとんどを仕事して過ごすことになります。たとえ仕事でも、毎日やりがいのないことを続けていると、人は苦痛を感じるようになります。

競争社会にネガティブな印象がある人も、仕事が楽しくないと思いやすいでしょう。給与が高い人が勝ち組、そうでない人は負け組のように考える人です。競争するからこそ、より良い商品が生まれたり、社会が発展していくと前向きに考える人は仕事を楽しめます。

目標がない・分からない

仕事に目標がない人は、仕事にやりがいを感じられません。目標があれば、仕事で辛いことがあっても耐えられます。しかし目標がないと我慢もできないので、仕事がつまらないと感じやすくなるでしょう。

やりがいのない仕事を無理に続けていると、自分の気持ちが分からなくなることがあります。今の仕事はつまらないが、やりたいことも分からないので現状維持する状態です。お金のためだけに働くので、やりがいが感じられず、退屈だと感じる気持ちが生まれやすくなります。

我慢が多い

仕事で我慢することが多いほど、毎日楽しくないと思うでしょう。仕事が好きでも、職場の人間関係が悪いとストレスを感じやすくなります。

仕事自体が嫌いなら、仕事することさえ楽しくないと思うでしょう。「お金のために仕事は続けなければならない」と我慢しますが、本当はやりたくないのでストレスがたまります。

家族の希望に沿った仕事をしている人も、自分のやりたいことしていないので、つまらないと感じやすいでしょう。他人の価値観で生きるのは、我慢している状態です。ストレス発散がうまくできないと、家族にストレスを感じて八つ当たりする人もいます。

何らかのトラウマを抱えている人も、人生が楽しくないと考えやすいでしょう。人前ではネガティブにならないよう我慢していますが、内心は孤独感やストレスを抱えていることがあります。何をしても過去を思い出すので、仕事もプライベートも楽しくないと、憂鬱な気分になりやすいです。

毎日同じような生活

平日は仕事、休日は疲れて眠るだけと、毎日同じような生活を送っていないでしょうか。同じことの繰り返しだと、人は退屈を感じるようになります。仕事内容がいつも変わらない、プライベートの変化も少ない人ほど、毎日つまらないと考えやすくなります。

友人がいない人も、遊ぶ人がいないので毎日同じ生活になりやすいです。友人がいれば遊びに誘われたり、悩みを相談してストレス解消できるでしょう。友人がいないと孤独になりやすいので、毎日つまらない気分になりやすいです。

他人と比較する

自信がない人は、他人と比較しがちです。会社の人、友人などと自分を比べては落ち込むことがあります。また、最近はSNSで自分と他人を比較し、自信を失っている人もいます。SNSの情報を鵜呑みにしやすい人ほど、自分の人生が楽しくないと感じやすいでしょう。




常識に縛られている

学校卒業後、新卒就職することが、今の社会では一般的という風潮があります。そのため社会人といえば、会社勤務をイメージする人が多いのではないでしょうか。しかし個人事業主のように、一人で仕事をする人も社会人です。

会社勤めが向いていないと思うなら、別の道を探すこともできるでしょう。しかし常識に縛られていると、他人の価値観でしか生きられなくなります。

常識に縛られてしまうのは、日本の学校教育の影響と、孤独を恐れる気持ちがあるからです。

孤独を恐れて行動しなくなると、ストレスを感じやすくなり、自分の可能性を狭める原因になります。

ストレスを解消できていない

社会人生活がつまらないと思う人は、仕事のストレスを解消できていません。社会人生活が楽しくないと思っても、プライベートを充実させてバランスを取る人もいます。

ストレス対処ができる人は、休日は趣味に没頭する、家族や恋人と過ごすなど、楽しいことを見つけてストレス解消しています。

ストレスで心身共に疲れていると、新しいことを始める気も起こらなくなるでしょう。疲れた状態で新しいことをしても楽しめないので、結局何もしたくない気持ちになってしまいます。結果、毎日同じ生活を送りやすくなるので、つまらない気分になりやすいでしょう。

行動していない

社会人生活がつまらないと思う人は、つまらないと考えるだけで行動しません。「興味のあることを始めてみたら」と人からアドバイスされても、やらない言い訳をします。

行動しない人は、潜在意識では変わりたくないと思っているか、誰かに自分の人生を変えてほしいと考えています。

人生を変えたければ、自分が変わるしかありません。安全ばかり考えると、行動範囲はどんどん狭くなっていきます。結果、変化や刺激が少ないので、毎日つまらないと思いやすくなります。

生活習慣が悪い

ジャンクフードばかり食べる、夜更かしするなど、不健康な生活を送るとネガティブになりやすいです。体に悪いことが習慣化していると、毎日だるい、イライラするなど憂鬱な気持ちになりやすいでしょう。

不健康だと仕事でもミスが増え、更にストレスがたまる悪循環に陥ることがあります。

デスクワークで体を動かさない人は、目、首、肩などの不調が出やすくなるでしょう。同じ態勢で長時間過ごすのは、健康に良くありません。

首や肩など、脳に近い場所の血流が悪いと、慢性的なだるさや、暗い気持ちになりやすいなど不調が出やすくなります。結果、仕事中にネガティブになりやすく、仕事がだるい、つまらないと暗い気分になりやすいです。

読書しない

読書すると知識が増えるので、悩みを解決する方法を発見しやすくなるでしょう。本を読むと、他人の経験談を知ることができるからです。経験談を知っているほど、自分の人生に活かすことができます。

読書しない人は、自分の経験だけを頼りに行動するので、人生の選択肢が少なくなります。例えば様々な業界に関する本を読んでいれば、自分にどんな仕事が向いているのか判断しやすくなるでしょう。




つまらない社会人生活を変える対処法

仕事がつまらないと相談しても「好きなことを仕事にできる人は少ないよ」「皆お金のために働いているんだよ」のように言われたことはないでしょうか。

自分の悩みを分かってくれる人はいないと孤独を感じる人は、自分が変わることを意識しましょう。つまらない社会人生活を変える対処法を紹介します。

原因を考える

なぜ自分の人生がつまらないのか、原因を考えてみましょう。原因が分からないまま行動しても、虚しさや孤独感は解消されません。

例えば仕事で我慢することが多いなら、休日にストレス解消する方法を考えてみてください。毎日同じことの繰り返しでつまらないなら、やりたいことを探してみましょう。

やりたいことを探す

やりたいことが分からないときは、やってみたいことを探してみましょう。仕事でこういうことがしたい、趣味でこれを始めたいというように、思いついたことを挙げてみてください。

できるだけ、すぐにできそうなことを探してみてください。やりたいことを見つけたら、どうすれば実現できるか計画を考えます。

行動する

計画をまとめたら、行動を起こしましょう。一気に進めようとするのでなく、少しずつ始めてください。例えば習い事を始めるなら、いきなり入会するのでなく、まずは体験入学に参加してみましょう。続けられそうなものを、自分で判断して確かめるのが大切です。

仕事が忙しく、行動する時間がない人は隙間時間を活用しましょう。どんなに仕事が忙しくても、空いている時間が生まれるはずです。

または早く起きて朝活をするなど、自由時間を作る行動をしてみてください。仕事が早い時間に終わる人は、夕方に予定を入れるなど、平日にも楽しむ時間を作ってみてください。

行動を起こすときは、自分の気持ちを意識してください。常識を意識しすぎると、思うように行動できなくなります。人の迷惑になることでなければ、自分のしたいように行動してみましょう。

人間関係を見直す

ネガティブな話ばかりする人が、家族や友人など身近にいないでしょうか。ネガティブな性格の人とは、なるべく距離を置きましょう。

あなたが新しく行動を起こそうとすると「うまくいかないと思う」「やめた方がいいよ」と言ってくる可能性があります。「きっとうまくいくよ」「応援するね」と前向きな言葉をかけてくれる人と過ごすようにしましょう。

知識を増やす

日頃から本を読んで、知識を増やすことが大切です。知識があると、人生の選択肢が増えていきます。例えば仕事で悩みを抱えたときは、仕事の悩みに関する本を読んでみてください。

同じ悩みを抱えた人の経験談を知っていれば、自分の人生に活かすことができます。

ポジティブ言葉を使う

「毎日楽しくない」など、ネガティブなことを言うのをやめましょう。ネガティブなことばかり言うと気持ちが暗くなり、やる気がなくなります。

毎日楽しくないと思うなら、新しいことを始めてみましょう。自分が楽しいと思える時間を増やせば、毎日楽しくないとは思わなくなります。

新しいことを始めるときも、できない理由を探すのはやめましょう。「自分はできる」という気持ちで行動してください。「できない」のように、自分に制限をかける言葉を使うと、できることもできなくなってしまいます。

新しい発見を意識する

毎日同じことの繰り返しと思っていても、昨日とは違うこともあるはずです。毎日つまらないと思うときは、新しいことを見つけてみましょう。新しいものに目を向けることで、日々の心境に変化が生まれやすくなります。

新しいことが見つからない人は、自分から行動を起こしましょう。部屋の掃除をする、休日にどこかへ出かける、欲しいものを買うなど、昨日とは違う行動をしてみてください。昨日と違う行動をすると意識すれば、毎日退屈と考えることもなくなるでしょう。

仕事のメリットを探す

仕事がつまらないときは、なぜこの仕事をしたいと思ったのか思い出してみましょう。初心を思い出して、今の自分が希望に合った仕事ができているか考えてみてください。

今の仕事を続けてメリットがあると感じるなら、仕事を続けるモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

仕事は楽しい、楽しくないより、自分の気質に合っているかで判断してみてください。自分が楽しいと思うことでも、仕事としてやると楽しくない場合があります。今の仕事が自分に合っており、長く続けられそうか考えてみてください。