人に嫌なことをされたとき、やり返さない人もいれば、やり返さないと気が済まない人がいます。

つい反射的に仕返ししてしまい、後悔したことがある人もいるのではないでしょうか。

やられたらやり返す人の心理や直し方について解説します。

やられたらやり返す人の特徴

根に持つ

やられたらやり返す人は、されたことを根に持つ人です。

不快に思うことがあっても別のことでストレス発散したり、寝たら忘れるような人は、仕返ししようとは思いません。

嫌なことを言われた、されたことをずっと覚えているので、「いつか仕返ししてやろう」と考えます。

些細なことを気にする

やられたらやり返す人は、些細な出来事でも気にする人です。

少しでも嫌なことを言われた、されたと感じると、そのときの感情を引きずります。

繊細な人や自己愛が強い人は自分が傷つけられることに敏感で、嫌な気持ちを引きずりやすいです。

損得勘定が強い

何事も損得勘定で考える人は、やられたらやり返す傾向があります。

「嫌な気分にさせられた=自分が損をした」と考えるため、損した分を相手から取り戻すために仕返しをします。

正義感が強い

正義感が強い人は、やられたままでいるのは不公平と思うので仕返しします。

やられっぱなしだとエスカレートすることがあるので、自分を守るためにやり返します。

また同じ苦しみを与えることで痛みを実感してもらった方が、心から反省するだろうと考えている場合もあります。

負けず嫌い

負けず嫌いの人は、やられっぱなしでいることが許せません。

闘争心が強いため嫌な過去を乗り越えるためや、嫌いな相手に勝つために仕返しすることがあります。

自分を苦しめた相手と戦って勝たないと前に進めないので、相手に対抗します。

やられたらやり返す人の心理

自己防衛

やられたらやり返すのは、同じことをされたくないためです。

やられっぱなしで黙っていると、嫌なことを繰り返されたり、エスカレートすることもあります。

やられたままでいるのを防ぐために、仕返しすることで自己防衛しています。

自分の気持ちを理解してもらうため

仕返しするのは、自分が受けた心の傷を理解してもらうためです。

自分と同じ目に遭わせることで、その苦しみを相手も理解できるはずと考えています。

同じ苦しみを体感して反省してもらいたい、謝罪してもらいたい心理があります。

埋め合わせをするため

仕返しするのは、失ったものを取り戻そうとする気持ちがあるためです。

誰でも自分の大切なものを壊されたら、喪失感を味わうと思います。

その埋め合わせをするために相手の大切なものを壊して不満を解消したり、心の傷を癒そうとします。

見返すため

根に持つタイプの人は、されたことを忘れず恨みや怒りを持ちます。

恨んだ相手をどうしても許せないので仕返ししたり、ネガティブな感情をバネにして強くなり、相手を見返します。

執念深い人に恨みを持たれた場合は、倍にして返される可能性もあるでしょう。

意思表示のため

やられたらやり返す人のは、自分の気持ちを相手に伝えるためでもあります。

「私はやられっぱなしでは終わらない」「やられた分だけやり返す」ということを、仕返しすることで相手に伝えるためです。

闘争心が強い人は相手が謝罪しなかったり、態度を改めないのなら、喧嘩になっても構わないと考えていることもあります。

相手に負けたくない

負けず嫌いの場合は仕返しというより、相手に負けたことが許せないので攻撃します。

負けたままで終わりたくないので、自分から勝負を仕掛けて相手に勝とうとします。

負けず嫌いの人は執念深い面があるので、自分が勝ったと思えるまで相手を敵視することがあります。




仕返しをやめる方法

別のストレス発散法を見つける

やられたことを忘れられないのは、ストレス処理が苦手なためと考えられます。

やられたらやり返すのではなく、ネガティブな感情を別に活かすことを考えてみましょう。

  • 怒りっぽい、人や物に当たる→ボクシングなどの競技で戦う
  • 情緒不安定、ネガティブな感情を抱きやすい→その感情を込めた作品を制作する

    自分のネガティブな感情を社会的に受け入れられる状態にすることを、心理学では昇華と言います。

    昇華を習慣付けられると物事の受け止め方が変わり、生き方も変わってくるでしょう。

    仕返しのやり方を変える

    やられたことと同じことをそのままやり返すのでは、同レベルだと思われてしまいます。

    どうしても許せないときは、別の形でやり返すことを考えてみましょう。

    例えば自分に嫌がらせする人がいるなら、自分が幸せになることで相手は面白くないと感じるでしょう。

    嫌がらせの証拠を集めて訴訟を起こせばその時点で噂になり、相手は社会的信頼を失います。

    直接的には仕返ししない方法や、自分の正当性を主張する方法を考えてみましょう。

    くだらないと考える

    嫌な人について考えるのは、時間の無駄とも考えられます。

    他人を不快にさせる人はわざわざ仕返しせずとも、周囲の人に嫌われたり、墓穴を掘っていずれ自滅します。

    またわざと人に嫌がらせをして、リアクションが返ってくるのが面白いと感じる人もいるので、仕返しすれば相手の思うツボになってしまいます。

    変に絡まれたら「やめてください」「迷惑です」ときっぱり拒絶し、関わる時間を減らすことが大切です。

    嫌いな人のために時間を使いたくないと考えると、仕返ししようと思う気持ちはなくなるでしょう。

    第三者の視点に立つ

    知らない人達が殴られたら殴り返す喧嘩をしているのを見てしまったら、どう感じるでしょうか。

    恐らく同レベルの人同士が争っているようにしか見えないと思います。

    どういう原因で揉めたのか、どちらが先に悪いことをしたのかは、当事者達には重要であっても、他人には関係ないことです。

    そのため同類だから争うと思われたり、人前でみっともないと呆れられてしまいます。

    自分は正しいことをしていると思っても、周囲からは同レベルだと思われているかもしれないと考えると、屈辱を感じる人もいるでしょう。

    大勢の前で争えば、その様子がネットに拡散される可能性もあります。

    仕返ししそうになったときは、「もし実行したら他人からどう見られるのか」を考えると、立ち止まれるでしょう。

    味方を作る

    自分の味方が多い人は、そもそも仕返しせずに済むこともあります。

    職場、学校など集団の場では、味方が多い人ほど攻撃されることも減るでしょう。

    また誰かに悪意をぶつけられたとき、一人で仕返ししなくても周囲が味方をしてくれます。

    自分の味方が多いほど、悪意をぶつけてくる方がいずれ孤立します。

    周囲の信頼を得ることは、自分を守ることにもつながります。

    反省する

    仕返しを考える人は自分の気持ちには敏感でも、他人の気持ちには関心がないことがあります。

    もし誰かに嫌な気分にさせられたら、自分が先に相手を不快にさせた可能性も考えてみましょう。

    自分が何気なく言ったことが、相手を傷つけたのかもしれません。

    お互いに「相手の方から先に攻撃された」と感じていると、そのまま険悪な関係が続きます。

    思い当たることがないなら、相手に何か悪いことをしたのか尋ねてみましょう。

    やられたらやり返す人への対処法

    すぐに謝る

    やられたらやり返す人は、根に持つ性格であることが多いです。

    しかし、すぐに謝れば許してもらえる可能性もあります。

    仕返しするのは自分の気持ちを理解してもらい、謝罪してもらうのが目的のこともあるからです。

    謝らないでいる方が根に持たれたり、仕返しされる可能性が高いので、悪いことをしたと思ったらすぐに謝った方が良いでしょう。

    その人の話題は避ける

    自己愛が強い、プライドが高い人などは、自分が傷つけられることに敏感です。

    そのため普通なら気に留めないようなことでも、「馬鹿にされた」「否定された」と被害妄想を抱き、攻撃してくることがあります。

    気にしやすい人の性格や行動について注意したり、アドバイスするのは危険です。

    敵視されるのを避けるなら相手の発言を否定しない、褒めるなど、相手の気を損ねない対応が大切です。

    話し合う

    やられたらやり返す人に攻撃された場合、相手の気に障るようなことを自分がした可能性があります。

    原因が分からないときは、なぜ攻撃してくるのか話し合った方が良いでしょう。

    相手は被害妄想から攻撃している可能性があるので、誤解を解くためにも話し合うことは大切です。