あなたは「ポテンシャルが高いね」と言われたことはあるでしょうか。

ポテンシャルが高いとは、良い意味で使われることが多い言葉です。

しかしポテンシャルの意味が良く分かっていないと、褒め言葉で言われたのか、何を褒められたのかよく分からないと思います。

「ポテンシャルが高い」という言葉の意味や、ポテンシャルが高いと思われる人の特徴などを解説します。

「ポテンシャルが高い」の意味は?

ポテンシャル(potential)とは、その人に備わる潜在能力や将来性などを意味します。

つまりポテンシャルが高いとは、潜在能力が高い、将来性があるなどの人物を表すときに使われる言葉です。


潜在能力は無意識に発揮される能力のため、他人だけでなく本人も気付いていないことがあります。

そのため「ポテンシャルが高いね」と人から言われて、自分の能力に気付く人もいます。

ポテンシャルが高い人にはどのような特徴があるのかを紹介します。

ポテンシャルが高い人の特徴【仕事】

積極的

ポテンシャルが高い人は、仕事に対して積極的です。

与えられた仕事をこなすだけでなく、自分から仕事を取りに行きます。


意欲的に取り組むため、新しいことに挑戦するやる気もあります。

積極的に行動することが、自己成長や出世の道につながっています。

目標を持って行動する

ポテンシャルが高い人は目標を持って行動します。

目の前のことを何となくやるだけでは、自分のどこが成長したのか分からず漠然としてしまいます。

ポテンシャルが高い人は、仕事でも趣味でも自分で決めた目標を持ち、達成するまで諦めません。

責任感がある

ポテンシャルが高い人は責任感があります。

問題に直面しても途中で諦めたりせず、解決策を考えるなど前向きに行動します。


そうした責任感の高さは、自己解決能力の成長や周りからの信頼を集めることにつながります。

客観的

ポテンシャルが高い人は、物事を客観的に判断できます。

自分の考えだけで行動していると、視野が狭くなり冷静に判断できなくなることがあります。

ポテンシャルが高い人はそれを避けるため、自分の行動を客観的に捉え、問題がないか確認するなど、適宜修正をしています。

反省する

ポテンシャルが高い人は一つの仕事を終えると、その成果を振り返ります。

何が原因で成功したのか、失敗した場合は次はどうすれば成功するのかを考えます。

一つ一つの物事を丁寧に振り返ることで、分析力や判断力が身についていきます。

素直で人の話を聞く

ポテンシャルが高い人は、周りの意見やアドバイスにも素直に耳を傾けられます。

人の話を聞くことで、自分と他人との考え方の違いや、自分では思いつかないアイデアを知ることができます。

自分一人で考えるより効率よく物事を進められたり、自分の価値観を見直す、知識を深めるなどの自己成長につながります。

計画的

ポテンシャルが高い人は、何かを始めるときはまず計画を立てます。

目標を達成するまでの段取りや締め切りなどを決めておき、それから行動に移します。

計画を立てることで、何も考えず行動するより順序良く物事を進められたり、失敗したときにどの段階に戻ればやり直せるのか分かりやすくなります。

結果、物事をスムーズに進められる、失敗しても焦らないなど冷静に行動することができます。

行動力がある

ポテンシャルが高い人は、計画を立てたらすぐに行動に移します。

多くの人は頭の中で何となく計画を立てたり、夢を持っていたとしても、それを実現するための行動に移すことはありません。

それは自信のなさや未知への不安、生活の変化や失敗への恐怖など、様々なものが関係しています。

ポテンシャルが高い人はそうした抵抗感が少なく、目標に向かって行動します。

それは失敗も経験であり、対策を考えれば成功につながるなど、前向きな考え方をしているからです。

固定観念に縛られない

ポテンシャルが高い人は、固定観念に縛られません。

ルールやマニュアルに何でも従うのではなく、疑問や不便を感じたことは自分で変えていこうとします。


例えば仕事では自己流の進め方があり、より効率を意識した仕方をするなど、自分で考えて行動します。

また独自の価値観を持っており、常識に捉われない新しいアイデアや価値を生み出す能力を持つ人もいます。

マナーを守る

ポテンシャルが高い人は自由な発想を持っていても、きちんとマナーは守ります。

自分のやりたいようにやるだけでは自分勝手になってしまい、協調性がない人と思われてしまいます。

人間関係が悪くなったり、周りからの協力も得られなくなるなど、物事がスムーズに進めにくくなることを避けるため、言葉遣いやマナーなどには気を付けています。

好奇心旺盛

ポテンシャルが高い人は好奇心旺盛です。

様々なことに興味を持つため視野が広がり、仕事や生活の中で活かせる知識が増えていきます。

新しい分野のことを知ることで、今まで気づかなかった自分の特技に気付くなど、より自分の可能性を広げるきっかけにもなります。




ポテンシャルが高い人の特徴【恋愛】

自分からアプローチする

ポテンシャルが高い人は、好きな人がいれば自分からアプローチします。

チャンスを待つのでなく、デートに誘うなど自分から機会を作り出そうとします。


何事も積極的に取り組む気持ちが、恋愛にも表れます。

相手を知ろうとする

ポテンシャルが高い人は、好きな人ができれば相手のことを知ろうとします。

どういう性格なのか、何が好きで嫌いなのかなど、相手のことを知ることで、アプローチの仕方を考えたり、自分と価値観が合うかなどを判断します。

自分磨きをする

ポテンシャルが高い人は自分磨きを怠りません。

自分を客観視できるので、自分が未熟だと思う面を振り返り、外面や内面に磨きをかけます。


前向きに努力する姿を見ると周りも応援したくなるので、モテるきっかけにもなります。

計画を立てる

ポテンシャルが高い人は、恋愛も計画的に進めることがあります。

まずは相手のことをよく知る、相手と関わるきっかけを作る、デートに誘うなど、段階的に距離を縮めていきます。

いきなりアプローチしても相手に警戒されるかもしれないため、相手の反応を見つつ、少しずつ仲良くなろうとします。

自分も少しずつ相手を知ることができるので、気が合うかどうかを判断しやすくなります。

相手に話を合わせられる

相手に話を合わせられるのも、ポテンシャルが高い人の特徴です。

自分の話ばかりせず相手の話も聞く、自分の考えを人に押し付けないなど、相手と楽しく、穏やかに過ごすことを心がけています。


相手の話を聞く人は色々な話を聞いているので、話題が豊富で会話が楽しいと思われる特徴もあります。

素直で飾らない

ポテンシャルが高い人は、素直で飾らない人です。

好きな人に自分を良く見せようと見栄を張らず、嬉しいなら嬉しい、悲しいなら悲しいなど、自分が感じたことをそのまま表現します。


大人になるほど素直な心を表現できる人は減っていくため、そうした素直さが純粋、正直な人柄に映り、人を惹きつける魅力になります。

見た目・顔のポテンシャルが高いとは?

ポテンシャルが高いという言葉を、見た目や顔に対して使う人がいます。

その場合は容姿端麗、スタイルが良いなど良い意味で使っていると考えられます。


ただしポテンシャルが高いとは、仕事に関わる能力に使われることが多い言葉です。

そのため見た目や顔のことを「ポテンシャルが高いですね」と褒め言葉で言ったとしても、上手く伝わらない可能性があります。

容姿を褒めるならそのままの気持ちを伝えた方が、相手に誤解されにくいでしょう。

ポテンシャルが高いは褒め言葉?

ポテンシャルが高いとは将来性があるなど、相手が期待を寄せている意味があるため、褒め言葉として使われることが多いです。


ただし仕事が上手くいっていないなど、順調でないときに言われた場合は「本当はやればできる人」「能力はあるが機会に恵まれない」など、慰めの意味で言われているとも考えられます。

ポテンシャルが高いと言われて意味が分からないときは、自分の状況や相手の態度などを見て判断すると良いでしょう。




ポテンシャルを高める方法

興味のあることをやる

ポテンシャルを高めるには、自分が興味のあることをするのがおすすめです。

「やってみたいな」と思ったことは、すぐに始めてみましょう。

興味のないことをするより、興味のあることをする方が成長や上達が早いです。


経験を増やすことで視野が広がり、仕事や生活に活かせる知識も増えていきます。

目標を決めて計画を立てる

現状にやる気が起きないときは、目標を考えてみましょう。

将来どんな仕事をしたいか、どんな恋愛をしたいかなど、漠然と考えるのでなく、思いつく限り具体的に考えてみてください。それが将来への計画表にもなります。


目標を決めれば、それを現実化するために、今の自分は何をすれば良いのか行動しやすくなります。

自分の行動を振り返る

一つの物事を終えたときは、自分の行動を振り返ってみましょう。

成功したときは何が良かったのか、失敗したときは何が原因だったのかを思い出してみてください。


失敗は次の課題と考え、対策を考えれば同じ失敗をせずに済むでしょう。

問題の解決策を考える

仕事や人間関係などでトラブルが起こったときは「もう駄目だ」と投げ出す前に、対策を考えてみましょう。

自分にできることはないか考えることが、問題に対処する判断力や、責任感を高めることにつながります。


自分一人で思いつかないときは他人の意見も聞くなど協力を求めることも、周囲との信頼性を作るきっかけになるでしょう。

人の話を聞く

人の話を無視したり、遮るクセがある人は、相手の話を聞くことを意識してみましょう。

他人の意見には自分では思いつかない発想もあり、自分一人で考えるより様々なアイデアや解決策を思い出すヒントになります。


相手の話を聞かなければそうした情報は得られないので、人の話は積極的に聞いてみるようにしてみてください。

常識に疑問を持つ

これが常識、当たり前と言われているようなことでも、おかしいと思ったり、不便を感じるなら、それを変える方法を考えてみましょう。


例えば職場で効率の悪いルールがある場合は、それを解決する方法を考えて、意見を提案してみるなどです。

また、自分がおかしいと感じていることは、他の人も同じように思っていることがあります。

意見の合う人を集めて意見すれば、自分一人では変えられないようなことも変えられる可能性が上がります。

無理をし過ぎない

ポテンシャルを高めようとして、無理をし過ぎるのは逆効果です。

無理をして物事を進めても、注意力が落ちて周りが見えなくなる、ミスが増えるなどのデメリットもあります。

自分の限界を知り、今の自分にできることを判断できるのも能力の一つです。


アスリートのように、自分の体調に気を遣うことも忘れないことが大切です。