分からないことをすぐ人に質問するなど、質問が多い人が身近にいないでしょうか。

質問することは悪いことではありませんが、質問が多いと相手の負担になったり、物事が順調に進まない原因になることがあります。

なぜ自分で考えないのか、質問が多い人の特徴や対処法について解説します。

質問が多い人の特徴

自分で調べない

質問が多い人は、分からないことを自分で調べません。

すぐ人に質問するので、自分で調べる人より質問が増えます。

そもそも本やネットを使って調べるのが苦手で、質問した方が早いと考えています。

話を聞かない

質問が多い人は、人の話を聞いていないことがあります。

人の話を聞いていると飽きてしまう、説明されていることが理解できないなど、聞いているようで聞いていません。

真剣に話を聞いていないので、後で聞いていなかった部分の質問をしてきます。

向上心がない

質問が多い人は、向上心がない人です。

自分で調べる気がないので、説明書の読み方、検索の仕方、専門用語などを覚えようとする気がありません。

調べる手間が面倒だったり、調べ方を覚えられないので質問が増えます。

自己中心的

質問が多い人は自己中心的です。

人の気持ちを考える人は、何でも質問するのは相手の負担になると考えるため、まずは自分で調べます。

質問が多い人は、相手の時間を奪っている自覚がない人です。

優柔不断

質問が多い人は自分で判断できない、優柔不断な人です。

自分の意思で決められないので、誰かに指示してもらうために質問し、言われた通りに行動しようとします。

また他人の言う通りにした方が、何かあったときに自分が責任を取らなくて良いと考えている場合もあります。

真面目・完璧主義

質問が多い人は真面目で、完璧主義な面を持っています。

全てを把握しておきたい気持ちがあり、分からないことがある状態を嫌います。

そのため細かいことまで色々聞いてしまい、質問が増えてしまうのが特徴です。

心配性

質問が多い人は神経質で、心配性な人です。

心配性な人は不安に感じることが多いので、その不安感を失くすために色々質問します。

まだ起きていないことについて質問するなど、心配から色々尋ねてしまいます。

噂話が好き

プライベートな質問が多い人は、噂好きの可能性があります。

人のプライベートを聞き出すことで、噂話のネタにしようと思っている人です。

普段から噂話や悪口が多い人はその可能性が高いでしょう。

上下関係で判断する

プライベートな質問が多い人は、上下関係で人を判断する人です。

相手が持っている権限や能力などを知ることで、自分より優秀か、役に立つ人物かなど、損得勘定で判断します。

職業や年収について尋ねてくる場合は、上下関係で判断されている可能性が高いでしょう。

コミュニケーションが苦手

質問が多いのは、コミュニケーションが苦手な可能性があります。

質問ばかりするのは人の話を聞いている方が楽で、自分から話すのは苦手なのかもしれません。

自分が話すと上手く説明できない、話のネタがないなど間が持たないので、相手に質問してコミュニケーションを取ろうとします。

仕事ができる

質問が多い人は、優秀で仕事ができる場合もあります。

仕事ができる人は、最初に仕事の優先順位や段取りを考えるため、最初は質問が増えます。

しかし、全ての疑問を解消してから仕事を進めるので、途中で作業が止まらず、効率良く仕事を進めているのが特徴です。

質問が多い人の心理

考えるのが面倒

質問が多い人は、自分で考えるのが面倒な人です。

答えを調べるのが面倒、調べるのに時間を使うのが嫌なので、人に質問する回数が多くなります。

早く答えを知ることができますが、問題解決の能力が身につかなくなります。

失敗したくない

質問が多い人は失敗して時間を無駄にするのが嫌だと思っていたり、不安感があります。

絶対に成功させたい、完璧にやり遂げたい気持ちがあるので、色々と積極的に質問します。

積極的に物事に取り組む人や、真面目な人に多い傾向です。

やる気がない

質問が多いのは、やる気がない可能性があります。

「私にできるでしょうか」のような質問をする人は、実はやりたくないので、やらない理由を探していることがあります。

「あなたにならできるよ」と言われても、本心はやる気がないので、色々質問しても行動に移すことがありません。

自信がない

優柔不断で質問が多い人は、自分の判断に自信を持てません。

自分で調べたとしても、調べた内容が正しいか判断する自信がないので、人に質問します。

自分の意思で行動することに恐怖心があったり、何かトラブルがあったときに責任を取りたくないので、誰かに決めてもらおうとします。

確認したい

質問が多い人は、確認を取りたいと考えている場合もあります。

自分で調べたことが間違っていないか確認したいので、信頼できる人に尋ねる人です。

報告・連絡・相談ができる人の場合は、確認のために質問していると考えられます。

話すことがない

質問が多い人は、話すことがないので、何となく質問している可能性があります。

何も話さないのは気まずいので、質問する形でコミュニケーションを取ろうとしています。

あるいは自分には人に話せることが何もないと思っているので、無意識に質問ばかりしてしまう可能性があります。

相手のことを知りたい

プライベートの質問が多い人は、相手のことを知りたいと考えています。

相手のことを知って仲良くしたい、信用できる人か判断しているなどで、色々質問します。

恋愛感情がある場合、恋人はいるのか、好きなものは何かなど、自分のことについて質問されることが多いでしょう。




質問ばかりする人への対応方法

質問を返す

質問に答えるのが嫌なときは、自分も相手に質問してみましょう。

答えたくない内容であれば質問返しして、相手に先に答えてもらうなど、話をそらすのが対処法です。

自分で調べさせる

分からないことをすぐに質問してくる人には、まずは自分で調べるように言ってみましょう。

すぐ質問に答えてしまうと、自分で考えることができず、人に依存するようになります。

自分で調べても分からなければ、そのとき質問してもらうようにしてみましょう。

質問の仕方を教える

質問が多い人がいるときは、質問の仕方をルール化してみましょう。

分からないことはまず自分で調べる、5W1Hの形式で質問するなど、ルールを決めると無駄な質問を減らせます。

調べ方を教える

質問が多い人は、分からないことの調べ方が苦手な場合があります。

その場合は答えを教えるのでなく、調べ方を教えるのが先です。

本の選び方、ネットの検索方法を教えるなど、自分が実践している調べ方を教えてあげましょう。

参考になる本・サイトなどを見せる

質問が多い人に説明する時間がないときは、参考になる本やサイトなどを紹介してみましょう。

口で説明するより参考になるものを見せた方が、より詳しく解説されていたり、後で忘れられることもなくなります。

教える側も時間や手間が減るので一石二鳥です。

細かく指示する

質問が多い人には、最初から細かい指示を出すのも対処法です。

仕事の手順を細かく教える、イメージしやすいよう見本を示すなど、分かりやすく伝えれば質問される回数が減るでしょう。

相手の意見を聞く

質問されたときには、相手の意見を聞いてみましょう。

「これは、どうすれば良いでしょうか?」と質問されたら、「あなたはどう思う?」のように意見を聞いてみます。

自分の意見を持っている人なら「こうしようと思っているのですが…」のように説明するでしょう。

何も考えていない人の場合は、自分で判断できないので、質問して言われた通りにやろうとしていると考えられます。

また、自立してもらうためにはこちらから意見を聞いて、自分で考えさせる方向に持っていくことが大切です。

相手の意見を聞くことで、どういう意図で質問をしてきているのか分かりやすくなります。

距離を置く

質問が多い人に教えたくないときは、距離を置くのも対処法です。

誰にも助けてもらえない状況になることで、初めて自分で考えるようになる人もいます。

自立してもらうためにも、あえて距離を置くようにしてみましょう。

また、人から何かを教えてもらってお礼を言わない人とは、なるべく距離を置くことをおすすめします。

感謝がない人は自己中心的で、他人の時間を奪っている自覚がない人だからです。

依存されると面倒なことになるので、なるべく関わりを持たない方が良いでしょう。