忍耐力とは、辛い状況に耐える力のことです。

忍耐力がある人は感情的にならない、簡単に物事を投げ出さないなど精神的な強さを持ち、長所として発揮されます。

忍耐力がある人の特徴や長所などを解説します。

忍耐力がある人の特徴

冷静沈着

忍耐力がある人は、普段から落ち着いています。

嫌なことがあってもすぐ怒ったり泣いたりなど、態度に出すことはしません。

クールな性格で、冷静沈着な印象を持たれているのが特徴です。

責任感が強い

忍耐力がある人は、責任感が強いのが特徴です。

忍耐力がない人は面倒くさいと感じると投げ出したり、飽きるとやめてしまいます。

忍耐力がある人は辛い状況に耐える精神力があるため、何でも最後までやり遂げようとします。

気が長い

忍耐力がある人は焦らないのが特徴です。

忍耐力がない人はメールやラインの返信を何度も催促するなど、待つことができません。

忍耐力がある人は「いずれ返事が来るだろう」と考えて、気長に待つことができます。

ポジティブ

忍耐力がある人は、物事をポジティブに考えます。

たとえ辛い状況になっても、悲観したり、自暴自棄にならず今できることを考えます。

いずれ状況が良くなると信じているので、耐えることができます。

夢や目標がある

忍耐力がある人は夢や目標を持っています。

絶対に叶えたいと思っているので、嫌なことがあっても簡単には諦めません。

挫折しそうになっても、実現したいもののために踏み止まることができます。

自分軸がある

忍耐力がある人は、自分軸を基準に行動しています。

忍耐力がない人は誰かに反対されたり、逆境に立つと諦めてしまいますが、それは意志が弱いか、自分の価値観で行動していないからです。

忍耐力がある人は自分がやりたいことを実践しているので、人に何を言われても簡単には諦めません。

苦労人

忍耐力がある人は、今まで苦労してきた人でもあります。

辛い経験があると「あのときの苦労に比べれば、何でもない」と思える精神的な強さや余裕が生まれます。

精神力が鍛えられているので、大抵の苦難は耐え忍ぶことができ、乗り越えられると思う自信が忍耐力を養います。

人を信じる

忍耐力がある人は、他人を信じられる人です。

誰かに何かを任せるときは、たとえ相手が最初から上手くできなくても、相手を見放すことはしません。

できない部分を根気よく教えて、「できるようになるはずだ」と相手の成長を待つことができます。

忍耐強い人の長所

継続力がつく

忍耐強い人は簡単に物事を諦めないので、継続力がつきます。

一度始めたことを長く続けるため、資格や特技を複数持っていたり、物事が上達するコツを掴みやすくなります。

自信がつく

忍耐力がある人は継続力があり、成功体験を積みやすいため自信もつきます。

挑戦すれば失敗することもありますが、たとえ達成できなくても、再挑戦に向けて努力します。

今まで頑張ってきたのだから、絶対にできるはずだという自信が生まれます。

尊敬される

忍耐強い人は尊敬されるなど、人から好かれる傾向があります。

トラブルが起きても冷静に対応できる、普通なら怒るようなことも耐えるなど、器が大きいと思われる気質をそなえているからです。

一度始めたことは最後までやり遂げるなど、途中で投げ出さない姿勢も評価される一因になります。

忍耐強い人の短所

自分を追い詰める

忍耐力がある人は責任感が強いですが、それが短所となる場合もあります。

忍耐力があると、自分に向いていないことも無理して続けるなど、追い詰める行動を取ってしまうことがあるからです。

一人で抱え込んでしまうと、心を病む原因にもなります。

視野が狭くなる

忍耐強い人は自分軸がしっかりしており、自分の意思を貫く人です。

しかし自分の考えだけが正しいと思っていると、視野が狭くなります。

人の意見を無視すると、自分では思いつかないアイデアを聞き逃したり、困ったときにも助けてもらえなくなります。

何を考えているか分からないと思われる

忍耐強い人は失礼なことを言われてもぐっと耐えられるため、トラブルを起こしたり、巻き込まれない長所があります。

ただし何を言われても黙ったままでいると、喜怒哀楽が少なく何を考えているか分からないと思われたり、プライドがないように思われてしまうことがあります。

誤解されないためには、嫌なことを言われたら、はっきり注意することも大切です。




忍耐力を鍛える方法

感情をコントロールする

忍耐力を鍛えるには、すぐキレるなど反射的な態度に気を付けましょう。

特に怒りや悲しみなどネガティブな感情を、すぐ態度に表さない意識が大切です。

ストレスを感じたら深呼吸する、不満があるなら言葉で説明するなど、感情をコントロールする術を身につけましょう。

途中で投げ出さない

一度始めたことは、なるべく続けることが大切です。

途中で諦めてしまう人に多いのが、難しい、無理かもしれないと感じるときに投げ出してしまうことです。

それは次のレベルに進む手前のサインで、そこで諦めるのはもったいないことです。

逆境に立たされたときは、「これを乗り越えれば成長する」と前向きに考えてみましょう。

休憩する

忍耐力がある人でも、ずっと耐えている訳ではありません。

適度に休息を取っているからこそ、辛いときに耐えられる精神力を維持できます。

疲れを感じたときは無理しないことも大切です。

自分の意思で行動する

他人の価値観を基準に行動すると、上手くいかないときに諦めやすくなります。

自分は何がしたいのかを基準にすると、自分で決めたことなので、簡単には諦めたくないと思うようになります。

夢や目標は人にどう思われるかより、自分はどうしたいかを基準に決めるのが大切です。

心に余裕を持つ

忍耐力を鍛えるには、相手を信じて待つことも必要です。

待つのが嫌で催促するのは、せっかちな性格や心配性な人に見られます。

待てない人は自分の気持ちしか考えていない、自己中心的な人だと思われ、次第に人が離れていきます。

相手の事情も考える、待っている間に別のことをするなど、精神的な余裕を持つことを意識してみましょう。