新しいことに挑戦しようとしている人に、わざわざ不安を煽るようなことを言う人がいます。

なぜ相手のモチベーションを下げるようなことを言うのか、不安を煽る人の心理と対処法について解説します。

不安を煽る人の心理

コントロールしたい

不安を煽る人は、相手をコントロールしたいと考えていることがあります。

「成功するのは難しいと思うよ」「失敗したらどうするの?」と相手を不安にさせて、新しいことを始めるのを邪魔したり、諦めさせようとします。

楽しんでいる

支配欲が強い人、他人をコントロールしたい人は不安を煽って楽しんでいる可能性があります。

自分の言葉で他人が不安になるのを面白がっていたり、支配欲を満たそうとします。

束縛したい

不安を煽るのは、束縛したいと考えていることがあります。

身近な人が自分の側から離れないように、不安を与えて行動させないようにするのが目的です。

依存心が強い・メンヘラ気質な人ほど、身近な人が離れようとすると騒いだり自分を傷つけるなど、様々な不安感を与えようとしてきます。

成功してほしくない

不安を煽る人は、身近な人が成功したら嫉妬するので、不安を煽ることで邪魔をしている可能性があります。

負けず嫌いで自分が一番でいたい、自分より幸せそうな人がいるのが許せない人の場合はその可能性が高いでしょう。

フレネミーはこうして身近な人の幸福を邪魔することがあるので注意が必要です。

自分の話を聞いてもらいたい

不安を煽る人は、相手の話より自分の話を聞いてほしい気持ちが強いことがあります。

「その方法だと失敗するかもしれないよ」と不安を煽っておいてから自分の意見を話した方が、話を聞いてもらいやすいからです。

相手の関心を引き付けるテクニックとして不安を煽るようなことを言います。

ネガティブ

ネガティブに物事を考える人は、不安を煽るつもりがなくても他人に不安感を与えることがあります。

物事を何でも悪いように、難しく考える人の意見は、聞く人の不安を煽ってしまうことがあります。

親切心で言っている

不安を煽るつもりはなく、親切のつもりで言っている可能性があります。

「今考えられるリスクを、先回りして教えてあげている」という親切心が、不安感を煽ってしまうことがあります。

相手のためと思っている

心配してかける言葉が、不安を煽っているように聞こえることがあります。

自分が失敗して辛い思いをしたことなので、同じ目に遭わないようやめて欲しいと思っているのかもしれません。

あるいは自分がやったことがないことなので、結果がどうなるか分からない恐怖心から「やめた方が良いよ」と諦めさせることを言ってしまうことがあります。




不安を煽る人への対処法

相手の真意を考える

不安を煽るような言葉を心配する気持ちから言っているのか、邪魔をするために言っているのかを考えてみましょう。

相手の性格や普段の態度も踏まえて、真意を考えることが大切です。

親しくしている人でも、自分の意見を否定したり邪魔してくることが多い場合、フレネミーの可能性があります。

鵜呑みにしない

どれだけ現実的なこと言われても、まだ何もしていないのであれば結果はどうなるか分かりません。

心配事とは、考えようと思えばいくらでも挙げられるものです。

他人の妄想に振り回されるのでなく、自分の判断で行動する意識を持ってみましょう。

アドバイスと考える

不安を煽るような言葉でも、自分では思いつかないリスクを教えてくれていると受け取ることもできます。

アドバイスと捉えてみると、前向きに相手の話を聞くことができるでしょう。

相手にしない

不安を煽る人と関わりたくないなら、相手にしないのが対処法です。

「アドバイスしてくれてありがとう」「心配性なんだね」のように言って、話に乗らない方が良いでしょう。

何を言われても自分の気持ちは変わらないと示すことが大切です。

やってみないと分からないと言う

不安を煽る人には「何事もやってみなければ分からない」という姿勢で接するのも対処法です。

どれだけ不安や心配事について説明されても、まだ何も始めていないので、結果はどうなるかは分かりません。

「心配しようと思えばきりがないし、行動しないことには始まらない」「やってみてから考えるよ」というように、自分がやると決めたなら相手にしないようにしましょう。

距離を置く

不安を煽る言葉が多い人からは、距離を置けるなら離れた方が良いでしょう。

不安を煽る人はその人自身が不安になりやすい性質があり、一緒にいる人も心配癖がつくことがあります。

困難があっても前向きに物事を考えられる人と過ごすなど、付き合う人を選ぶことは大切です。

聞いてみる

不安を煽る人には、「何で不安を煽るようなことをわざわざ言うのか」と聞いてみるのも対処法です。

聞いてみることで、相手の真意が分かることもあります。

煽るつもりがなければ、誤解だと理由を話してくれるかもしれません。

悪意がある人でも率直に聞かれたら何も言えないか、本心は言えないのでその場しのぎの理由しか言えないと思います。

努力する

不安を煽る人たちの言葉が気にならなくなるほど、自分のやりたいことに集中するのも良いでしょう。

相手の意志を変えることができないと分かれば、周りも何も言わなくなります。

努力してきた自信が、ネガティブな人達の言葉を跳ね返す力になります。

情報を選ぶ

情報は質だけでなく、伝え方を見ることも大切です。

毎日見聞きするものが不安を煽る内容・表現が多いと、鵜呑みにする人ほど世界が悪いことだらけのように悲観しがちです。

自分が不安感を抱えていると、ネガティブな人間を寄せ付けるようになったり、不安を煽る言葉を鵜呑みにしがちです。

不安を煽る伝え方が多いものは見ない、事実を分かりやすく伝えてくれる情報を選ぶようにしましょう。