正直な人というと純粋で嘘をつかない人、何でもはっきり言う人のようなイメージがあるのではないでしょうか。

正直な人は気持ちが分かりやすいので好かれる傾向がありますが、正直でも嫌われてしまう人もいます。

正直な人の特徴や、好かれる人と嫌われる人の違いについて解説します。

正直な人の特徴

感情が顔や仕草に出る

正直な人は嬉しいときは嬉しい、悲しいときは悲しい気持ちをそのまま出します。

話さなくても顔や仕草を見れば、何を考えているか分かりやすい人です。

すぐ表に出てしまうので、嘘をついたとしてもすぐにバレてしまいます。

正義感が強い

正直な人は不正や裏切りなどが許せない人です。

おかしいことはおかしいと正直に訴えることができます。

嘘をつくことに強い罪悪感を感じるので、平気で人を騙すようなことはできません。

はっきり言う

正直な人は言いたいことを遠回しにせずそのまま言います。

嘘やごまかしが嫌いなので、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言う人です。

裏表がないので好かれやすいですが、ストレートに他人を傷つけることを言ってしまうことがあります。

白黒思考

正直な人は何でもはっきり言うのは、白黒思考があるためです。

白黒思考とは「0か100か」で判断するような極端な考えを持つことで、完璧主義と思われることもあります。

何でも曖昧にしておくのはごまかしているだけ、はっきりさせるのが良いと思っています。

礼儀正しい

正直な人は人を騙すことをしないので、礼儀正しい雰囲気があるのが特徴です。

人を疑う気持ちがあると心を閉ざしたり、プライドの高さから偉そうな態度を取る人もいますが、正直な人はそうした心のしがらみがありません。

自分から人に親切にしたり、思いやりからマナーを守るなど誠実さが感じられます。

人を信じる

正直な人は素直に人を信じる心があります。

初めから相手を疑ったり、見下したりするようなことはしません。

信じているからこそ、自分が考えていることを正直にさらけ出すことができます。

個性的

正直な人は自分を隠すことをしないので、個性豊かな人はそれをそのまま表します。

個性的なほど、ときには批判を受けることもあるでしょう。

しかし表現性が必要とされるような職業では、それが良い意味で発揮されることがあります。

正直者で好かれる人

素直で飾らない人

正直で好かれるのは、必要以上に自分を良く見せようとしない人です。

喜怒哀楽をそのまま表し、心を開いて接してくれるので信頼されます。

変なプライドがなくさっぱりしているので、付き合いやすいと思われます。

可愛いと思われる人

純粋さがある正直な人は、男女問わず可愛いと思われる傾向があります。

子供のような無邪気さがあるので、一緒にいる人も自然と心が開かれていきます。

愛されキャラとして、自然と周りに人が集まるような人です。

人を裏切らない

正直で正義感が強い人は、人を裏切ることができません。

人を騙したり、見捨てるようなことをしない人は信頼されるでしょう。

自分から人を大切にする接し方をしているので、相手からも大切にされます。

真剣に頑張る人

正直な人は「真剣に何かをやるのはダサい」のようなひねくれた心がないので、興味を持ったものはすぐに実践する人です。

自分の夢や目標に向かって頑張る、その前向きな態度が好印象を持たれます。

自分には無理と疑ったりせず、心のままに行動する姿を応援したいと思ったり、勇気をもらう人もいるでしょう。

正直者で嫌われる人

自己中心的な人

自分の気持ちに正直なだけで、思いやりのない人は嫌われるでしょう。

やりたくないことをサボる、不機嫌になるとすぐ顔に出るなどネガティブな態度をそのまま出すと嫌われる原因になります。

相手の気持ちを考えず必要のないことまで言ってしまうと、平気で失礼なことを言う人だと思われてしまいます。

距離感が分からない人

正直な人は自分が興味を持ったことを素直に追求できますが、人間関係では裏目に出てしまうこともあります。

気になったことをどんどん質問してしまい、他人のプライベートなことまで首を突っ込んでしまうことがあるからです。

好奇心から何でも根掘り葉掘り聞いてしまうと、距離感が分からない人と思われ敬遠されてしまいます。

何でも鵜呑みにする人

正直も行き過ぎれば悪い面が出てくることがあります。

正直過ぎる人は怪しい人間を平気で信じて騙されたり、一度信じると他人の忠告を聞き入れられないことがあります。

その結果、周囲にまで被害や迷惑が及ぶことがあれば、騙す人間が悪いとはいえ「なぜそんな簡単に騙されるんだ」と責める気持ちを持つ人も現れるでしょう。

価値観を押し付ける人

白黒思考の人は、何かにつけて良い・悪いで区別します。

更に正直者だとで悪いと思ったことを黙っていられないので、「あなたは間違っている」とはっきり相手に伝えてしまい、人間関係のトラブルを起こすことがあります。

自分の主観で良い・悪いと判断して、無意識に自分の価値観を押し付けてしまいます。