立ち直りが早い人は失敗を引きずらず、悩み続けることがありません。
立ち直りが遅い人でも、立ち直りが早い人の考え方や習慣を知ることで、気持ちを切り替えるヒントになります。
立ち直りが早い人の特徴や、落ち込みから立ち直る方法について解説します。
立ち直りが早い人の特徴
対策を考えている
立ち直りが早い人は、あらかじめミスした場合の対策も考えています。
トラブルが起きることは想定済みなので、物事が順調に進まなくても落ち込んだり焦ったりせず、落ち着いて対処できます。
原因を考える
立ち直りが早い人は、落ち込むよりもなぜ失敗したのか原因を考えます。
自分の行動のどこに問題があったのかを反省し、もう一度やり直します。
失敗を失敗のままで終わらせないなど、行動的なのが特徴です。
結果を受け入れる
立ち直りが早い人は、物事の結果を受け入れるのが早いです。
気持ちを引きずる人は、現実に起きたことを受け入れられない状態にある人です。
立ち直りが早い人は「こうなったのは仕方がないこと」「起きたことは変えられない」と結果を受け入れるのが早いため、次の段階に進むことができます。
楽観的
立ち直りが早い人は、物事を深刻に考えません。
深刻になると更に不安を思い浮かべてしまい、立ち直るのに時間がかかってしまいます。
立ち直りが早い人は上手くいかないことがあってもどうしようと悩むのでなく、どうにかなると考えます。
自己肯定感が高い
立ち直りが早い人は、自己肯定感が高いです。
上手くいかなくても「きっと自分なら乗り越えられるはずだ」と自分を信じて行動することができます。
執着心がない
立ち直りが早い人は、何事にも執着しないのが特徴です。
どうしても自分の願いを叶えたいという欲がなく、叶わないなら縁がなかったとあっさり諦めることができます。
図太い性格
図太い神経の持ち主は、立ち直りが早いです。
図太い人は失敗しても開き直ったり、次から同じことをしなければ良いと、くよくよ悩むことがありません。
人から失敗を責められても「起きたことはもう変えられないので、うるさく言わないでほしい」と思うなど、自分を責める気持ちが起こらないのが特徴です。
負けず嫌い
負けず嫌いな性格の人は「失敗=敗北」と考えます。
「自分が失敗するなんて許せない、悔しい」「次は絶対に成功してみせる」という気持ちが、立ち直りの早さにつながっています。
自分のタイミングを持っている
立ち直りが早い人は、自分なりの立ち直るタイミングがあります。
食べたら嫌なことは忘れる、寝たら昨日のことは引きずらないというように、生活の中に立ち直るタイミングを持っています。
最悪の経験をしている
立ち直りが早い人は、過去に大きなショックを受けるような、最悪の経験をしている可能性があります。
過去の辛い経験に比べれば、落ち込むほどのことでもないと思えるので、立ち直りが早い人もいます。
立ち直りが早い人の長所
ポジティブに行動できる
立ち直りが早い人は、落ち込んだ気持ちを引きずりません。
落ち込んだ気持ちを引きずると、自信を失ったり、冷静になれず更にミスを起こすなど、悪循環に陥ることがあります。
しかし立ち直りが早ければ、すぐに気持ちを切り替えられるので、ポジティブな気持ちで行動に移せます。
名誉挽回できる
立ち直りが早い人は、名誉挽回できる確率が上がります。
気持ちを引きずる人は失敗すると落ち込んでやる気を失うなど、ネガティブな感情に押し潰されてしまいます。
立ち直りが早いと、失敗した原因を分析してもう一度挑戦できるため、挽回できるチャンスを掴むことができます。
新しい出会いがある
立ち直りが早いと、新しい出会いの機会が増えます。
立ち直りが早い人は何かに失敗してもふさぎ込むことがなく、自分に向いていないと分かれば別のことに挑戦します。
自分からどんどん行動を変えていくので、新しい環境で人間関係を築けたり、自分の特技を見つけやすいなどの長所があります。
立ち直りが早い人の短所
反省していないと思われる
立ち直りが早いと、反省していないと思われる場合があります。
特に楽観的で「どうにかなる」という態度だと、責任感のない人だと思われてしまうこともあるでしょう。
悩みがないと思われる
立ち直りが早いと、悩みがなさそうと誤解されることがあります。
立ち直りが早い人でも落ち込むことはありますが、気持ちの切り替えが早く気付かれにくいからです。
そのためお気楽な性格と思われたり、忘れっぽいと思われてしまうことがあります。
嫌われる
失敗しても開き直るなどで立ち直りが早い場合は、嫌われやすくなるでしょう。
反省していないことが伝わるので、図々しい、厚顔無恥だと呆れられてしまいます。
素直に謝ることができなければ、喧嘩などトラブルを起こす原因にもなります。
落ち込みから立ち直る方法
思い切り落ち込む
落ち込んだときは、その気持ちを否定しないことが大切です。
自分は落ち込んでいないと無理をしても、本心では落ち込んでいると、余計引きずることになります。
落ち込んでいるときはその気持ちを認めて落ち込んだ方が、立ち直りが早くなります。
対策を考えておく
何か行動を起こすときは、失敗したときの対策も考えておきましょう。
何も考えていないよりも、いくつか対策を考えておく方が、トラブルが起きたときも冷静に対処しやすくなります。
後悔しても仕方ないと考える
トラブルが起きたときは「後悔しても仕方ない」と考えてみましょう。
後悔してネガティブな気持ちを引きずるより、反省して対策を考えた方が挽回できる可能性も出てきます。
過去に起きたことは変えられないので、今どうするかを意識してみましょう。
時間を決める
落ち込む時間を決めるのも対処法です。
「今日落ち込んだら、明日からは気持ちを切り替える」というように時間を決めることで、気持ちを切り替えやすくなります。
あるいは「おいしいものを食べたらもう考え込まない」など、立ち直るタイミングを決めておく方法もあります。
文字にする
どんなトラブルが起きたのか、自分は何をしたのか、その結果どうなったのかなど、起きたことを書いてみましょう。
頭の中だけで考えているとモヤモヤしてしまいがちですが、状況を書くことで客観的に反省しやすくなります。
断捨離する・身だしなみを変える
嫌なことがあったときは、断捨離するのも対処法です。
思い出の物を捨てて過去を断ち切る、部屋を綺麗にすることで環境を変えるというように、断捨離することで気分一新することができます。
また髪型や服装を変えるなど、身だしなみを新しくすることでリフレッシュする方法もあります。