競争心が強い人は何かと張り合ってくるので、苦手と思う人もいるのではないでしょうか。

競争心から人間関係で対立することが多く、直したいと悩む人もいると思います。

競争心が強い人の特徴や、直したいときの対処法について解説します。

競争心が強い人の特徴

負けず嫌い

競争心が強い人は負けず嫌いな性格です。

誰にも負けたくない気持ちが強く、必ず自分が勝とうとします。

負けず嫌いな気持ちが強いと、日常の些細なことでも人と張り合おうとします。

ライバル意識がある

競争心が強い人は、常に誰かをライバル視しています。

家族や友人、職場の人など、身の回りの人と自分を比べて、対抗心を燃やします。

ライバルを作り、相手に勝つことがやる気の原動力になっています。

自分と他人を比較する

競争心が強い人は、常に自分と誰かを比較しています。

誰かと比べて勝っていることで、自尊心が保たれている人です。

人と比べて自分が負けていると思うと、競争心に火がつきます。

努力家

競争心が強い人は、勝つために努力します。

誰にも負けたくない、強い自分でありたいという気持ちが向上心になっています。

目標を決めたら簡単には諦めないなど、粘り強さを持っているのが特徴です。

競争するのが好き

競争心が強い人は、人と何かを競うのが好きな性格です。

スポーツで点数を競う、仕事で業績を競うというように、勝負好きな面を持っています。

正々堂々勝負する人もいますが、ライバルの足を引っ張るなど、卑怯な手段を使う人もいます。

ブランド品が好き

競争心が強い人は高級志向で、ブランド品を好むのが特徴です。

経済力の高さや、人より良い物を持っていることを示すため、ブランド品を身に着けます。

高級品を持つこと、人から注目されることで自尊心が満たされます。

煽り行為をする

競争心が強い人は相手にも競争心を抱かせるため、煽ることがあります。

挑発する、馬鹿にするなど感情を煽り、相手を怒らせようとします。

相手を感情的にすることで勝負に付き合わせようとしたり、冷静さを失わせて自分が勝とうとします。

ライバルの邪魔をする

競争心が強い人は、自分が勝つためにライバルの邪魔をすることがあります。

悪い噂を流したり、邪魔して足を引っ張ろうとするなど妨害します。

卑怯な方法だろうと、自分が勝つためなら手段は選びません。

競争心が目に出る

競争心の強さは、目つきに表れることがあります。

負けたくない気持ちから目が鋭い、ギラギラしているなど、穏やかでないものを感じさせます。

自分と他人を比べているので、周囲の動向を探っているなど、落ち着きがないのも特徴です。

競争心が強い人の心理

一番でないと気が済まない

競争心が強い人は、勝ちたい気持ちが人一倍強い人です。

そのため二番や三番では許せず、一番でないと気が済みません。

自分が頂点に立つことに、強い達成感や喜びを感じる人です。

マウントを取りたい

競争心が強いのは、勝ってマウントを取りたい心理があります。

マウントを取りたい人は、普段から自分と他人を比べて、優れているか劣っているかで判断しています。

そして誰かに勝っていることに優越感を覚え、勝利者である自分に価値があると考えます。

承認欲求が強い

競争心が強いのは、皆に認められたい気持ちがあります。

勝負して勝つことで賞賛されたい、モテたいなど、注目されたい気持ちが競争心になっています。

勝って人気を集めることで、承認欲求を満たそうとします。

自己肯定感が低い

ライバルを作る人は、自己肯定感が低いことがあります。

誰かをライバル視して、相手に勝つことで自尊心を満たそうとしている状態です。

勝った瞬間は自信を得たように感じるかもしれませんが、根本的な自己肯定感の低さを改善しない限り、依存症のように誰かをライバル視し続けてしまいます。

家庭環境

競争心の強さは家庭環境が関係していることがあります。

親から「強い人間になりなさい」と言われて育ってきた、勝ったときだけ褒めてもらえたなど、競争心を煽るような育て方をされた可能性があります。

親の価値観に影響を受けたまま成長していると、競争心が強い性格になることがあります。




競争心の強さを直したいときの対処法

競争心は程々にする

競争心があること自体は、悪いことではありません。

競争心があることで努力しよう、より良い結果を出そうと頑張る気持ちが生まれます。

ただし競争心が強すぎるとトラブルを起こすなど、人間関係を悪化させる原因になります。

競争心が強いために人の足を引っ張ろうとしたり、悪口を言うようなことはやめましょう。

勝ち負けにこだわらない

何事も勝ち負けで判断していると、心が殺伐としてきます。

勝ち負けにこだわるより、今やっていることを楽しむ感覚を持ってみましょう。

勝つことばかり重視していると、負けたときに心が折れてしまうことがあります。

勝っても楽しい、負けても楽しいと思える柔軟な心が大切です。

原因を考える

競争心が強いことで人と張り合ってしまう人は、なぜそういう性格になったのか考えてみましょう。

  • 誰かに負けて、トラウマになるほど悔しい思いをした→過去の傷が競争心を強くしている
  • 親から「強い人間になりなさい」と言われて育ってきた→親の価値観を持ったまま成長している

など、何らかの原因があるはずです。

過去に起きたことは、今の自分とは関係のないことです。

過去の出来事が悪影響になっているなら「過去は過去、今は今」と意識を変えたり、「今も抱えている必要がある考えや価値観」なのか自分に問いかけてみましょう。

それが自分の価値観、今後の人生を変えるきっかけになります。

自分の弱さを認める

ライバルを作る人は「強い自分でいなければならない」のような、ありのままの自分を認められない気持ちがあると考えられます。

自分が強い、優れた人間だと証明するために、誰かと張り合って勝とうとしている状態です。

勝ったときの自分は認められて、負けたときの自分は受け入れられないのであれば、平穏な心は得られません。

敵対心を持つ心を変えるには「今の自分でも良い、弱いところがあっても良い」と自分を認める意識が大切です。

自分の強さだけでなく、弱さも許せる気持ちが自己肯定感を安定させます。

自己肯定感が安定すると、他人を敵視する気持ちも落ち着いてくるでしょう。

負けても自分の価値は下がらない

負けることを嫌う人は、負けると自分の価値が下がると思い込んでいることがあります。

しかし勝ち負けは様々な要因を合わせた結果です。自分ではどうにもできないことで負けることもあります。

実力さえあれば何でも勝てる訳ではないので、勝っても負けても自分の価値と関連付けるのは避けた方が良いでしょう。

勝ち負けと自分の価値を合わせて考えると、負けたときに自己肯定感を下げる原因になります。

勝敗は結果であり、結果から何を学ぶかの方が大切です。

勝敗に一喜一憂しない

勝てば喜び、負ければ落ち込む気持ちは誰にでもあります。

しかし、負けたときには気持ちを引きずらないことが大切です。

勝っておごらず、負けて腐らず、淡々と努力できるのが強い人です。

結果より努力している過程を大事にしてみましょう。

自分に勝つ

誰かを敵視してしまうなら、自分に勝つことを意識してみましょう。

他人と張り合う気持ちが強いと、相手に敵対心が伝わり、人間関係を悪化させることがあります。

昨日の自分より頑張る、挫折しそうになっても諦めないなど、過去の自分をライバルとして努力すれば向上心となります。