元気がない人がいると「どうして落ち込んでいるのだろう」「具合が悪いのかもしれない」と心配になると思います。

元気がない人に声をかけるときは、言葉によっては相手の負担になってしまうこともあるので、注意が必要です。

元気がない人の特徴や接し方について解説します。

元気がない人の特徴

ネガティブな発言が多い

元気がない人は、日頃からネガティブな発言が多いです。

不満や愚痴ばかり言っている、やる気がないなど、何事にも消極的です。

前向きな行動が少ないので、元気がないと思われます。

仕事で嫌なことがあった

職場で元気がない人は、仕事で嫌なことがあったのかもしれません。

仕事が順調に進まない、ミスした、クレームを言われたなどで、落ち込んでいると考えられます。

普段から元気がない場合、職場の人間関係で悩みがあるか、雰囲気になじめないので心を閉ざしている可能性があります。

笑顔が少ない

元気がない人は無気力で、笑うことが少ないです。

笑顔が少なくても物事に積極的で、行動がきびきびしていれば元気がないとは思われません。

やる気がなく、笑顔も少ないなど、ネガティブな雰囲気を感じさせると元気がないと思われます。

大切な人やものを失った

元気がない人は家族や友人、恋人など、大切な人を失ったのかもしれません。

離婚、絶縁、死別などの別れを受け入れられず、落ち込んでいる可能性があります。

あるいは大切なものを紛失した、捨ててしまったなどで後悔しているとも考えられます。

自己中心的になる

元気がなくなると、自己中心的な態度を取ってしまうことがあります。

悩みや疲労で、周りを気遣う余裕がなくなるためです。

人によっては誰とも関わらないなど、一人になりたがることもあります。

一人でいる

悩みを抱え込む人や、疲れている人は、一人で静かにしていたいと思うことがあります。

誰とも関わりたくないので、話しかけられても会話を打ち切るなど、一人で考え込みます。

繊細

普段から元気がない人は、繊細な性格の可能性があります。

繊細な人は言われた言葉の意味を気にし過ぎたり、雑音が気になって仕方ないなど、普通に過ごしていても疲れやすい面を持っています。

外から受け取るものが多いので、疲れて元気がなくなってしまいます。

不規則な生活を送っている

元気がない人は、不規則な生活で疲れが取れていない可能性があります。

仕事で残業が多い、夜更かししてしまうなど、生活習慣の乱れから元気がなくなっている状態です。

依存症

元気がない人は、何かに依存している可能性があります。

恋愛やゲーム、アルコール依存など、依存しているものに神経をすり減らしているので、常に疲労状態になります。

依存症で疲れている様子が、元気がないように見えるのかもしれません。

顔色が悪い

顔色が悪いと、元気がないように見えてしまいます。

顔が蒼白い、目の下にクマがあるなど、不健康さを感じさせるものがあると、疲れているように見えます。

顔色が悪くなるのは生活習慣の乱れや姿勢の悪さ、病気のサインなど様々な原因があります。

姿勢が悪い

姿勢の悪さから、元気がないように見えることがあります。

姿勢が悪いとうつむいているので、暗く見えたり、疲れているような印象を与えます。

見た目の問題だけでなく、血流が悪くなり頭がぼんやりする、気分が暗くなりやすいなど、実際に元気がなくなります。

声が小さい

声が大きい人よりは、声が小さい人は元気がないように思われます。

しかし声が小さくても、言葉を伝えようとする気持ちが相手に伝われば、元気がないとは思われません。

わざとぼそぼそ話すなど、伝える気がない話し方だと、自分の世界に閉じこもっているようで元気がない印象を与えます。

元気がない人の心理

悩みやトラブルを抱えている

元気がない人は仕事や私生活で、簡単には解決できないような悩みがあるのかもしれません。

普段元気な人が元気がない場合は、最近落ち込むような出来事があったと考えられます。

自暴自棄になっている

元気がない人は、どうでも良いと自暴自棄になっているのかもしれません。

仕事が順調に進まない、恋愛が上手くいかないなど、人生が思ったようにならないので、やけになっている可能性があります。

心配してほしい

元気がない人がかまってちゃんの場合は、心配してほしいと思っていることがあります。

元気がない状態でいることで「どうしたの?」と心配されるのを期待していると考えられます。

気を許している

元気がないのは、気を許している心理が表れています。

気の強い人、真面目で頑張り屋な人ほど、自分のネガティブな面は見せたくないと思うものです。

そうした人が元気がない様子を見せるときは、弱みをさらけ出しても良い人として、信頼されていることの表れです。

性格が合う人がいない

職場でいつも元気がない人の場合、性格が合う人がいないのかもしれません。

職場の雰囲気になじめない、人間関係も好きではないなどで、心を閉ざしている可能性があります。

「職場は仕事をするところ」と割り切って、淡々としているのが元気がないように見えると考えられます。




元気がない人への接し方・かける言葉

理由を聞く

元気がない人の原因が分からないときは、本人に理由を聞いてみましょう。

「元気がないね」「疲れているの?」など相手の様子をはっきり言うと、見透かされているように感じたり、嫌な気持ちになる人もいます。

「最近調子はどう?」のようにさりげなく聞いてみれば、理由を言ってくれるかもしれません。

理由を言ってくれない場合は、しつこく尋ねたりせず、相手の方から話してくれるのを待ってみましょう。

話を聞く

元気がない人が理由を話してくれるときは、その話を聞いてみましょう。

アドバイスはせず、ただ共感しながら話を聞くことが大切です。

悩みがある人はただ自分の話を聞いてほしい、話して心を軽くしたいと思っています。

アドバイスするのは、相手から求められたときだけにしておきましょう。

普通に接する

元気がない人が理由を話してくれなくても、いつも通りに接してみましょう。

気を遣われたり、わざと明るく振る舞われると、自分が気を遣わせていると感じて、悩んでいるのに悩みがないように我慢してしまう人もいます。

普通に接してくれる方が、元気がない人も自分の心を整理しやすくなります。

休んでもらう

「頑張って」「元気になって」のような言葉は、励ましているつもりでも、疲れている人には負担になることがあります。

「頑張って」「元気になって」などの言葉は、相手にこういう姿でいてほしいと思う、自分の願望です。

「無理せず休んで」など、相手を労わる言葉をかけることが大切です。

プレゼントする

元気がない人には、元気になれるようなものをプレゼントする方法もあります。

あまり親しくない人からプレゼントを貰っても、負担に感じたり、怪しいと思う人もいるので、普段から仲良くしている相手に渡す方が良いでしょう。

落ち込んでいる人にはその人が好きなものを渡す、疲れている人には栄養のあるもの、癒されるものなど、相手の様子を考えてプレゼントするのがおすすめです。

相談する

悩み続けていたり、体調不良が続いているときは、病院へ相談することも検討してみましょう。

疲れが取れなかったり、体調不良が治らないときは、病気が隠れている可能性があります。

心の悩みが深刻である場合、放置していると精神疾患になることがあります。心療内科に付き添いで行ってみるなど、専門家の力を借りることも大切です。