なぜか人が離れてしまう、嫌われるなど、人間関係が続かず悩むことはないでしょうか。
いつも人間関係が続かないことで悩むのであれば、自分の性格や、他人と接するときの態度に原因があるのかもしれません。
人間関係を維持できない人の特徴や対処法などを解説します。
人間関係を維持できない人の特徴
飽きっぽい
飽き性な人は人間関係の飽きも早く、長続きしないことがあります。
相手の性格がある程度分かってくると、次第につまらないと感じてしまうので疎遠になり、人間関係が続きません。
飽きっぽい人は深い付き合いよりも、広く浅い関係を好む傾向があります。
完璧主義
完璧主義で他人の欠点を気にする人は、人間関係を維持するのが難しいことがあります。
少しでも相手の欠点を見てしまうと、もうその人とは関わりたくないと自分から相手を拒否してしまうためです。
許せないと思う基準が厳しい人ほど、気付かないうちに完璧主義になっていることがあります。
気を遣い過ぎる
気を遣い過ぎるために、人間関係が続かない人もいます。
人と一緒にいると気を遣い過ぎて疲れてしまい、自分から人を遠ざけてしまうタイプの人です。
人と関わること自体がストレスになり、一人でいた方が気楽だと感じます。
自分の話ばかりする
自分の話ばかりする人は、人間関係が続かない原因になることがあります。
いつも自慢や愚痴など自分の話だけだと、同じ話ばかりで退屈だと思われるようになるからです。
また自分の話を聞いてほしい気持ちが強いと、自分ばかり話してしまうために、距離を置かれる原因になることがあります。
好きなものについて話さない
人間関係が続かない人は、自分の好きな物や趣味について話さない傾向があります。
自分の好きなものを普段から話していれば、自分と同じようなものを好きな人が集まり、関係が続きやすくなります。
趣味があればそのコミュニティに参加するなど交流のきっかけになりますが、人間関係が続かない人は無趣味だったり、そうした活動を面倒に思うなど、自分から行動しません。
相手のことを否定する
人間関係が続かないのは、相手のことを否定する人です。
「その考え方は間違っている」「その服はあなたに似合っていない」など、相手の考えや価値観を否定する発言が多い人は、人が離れていきます。
誰でも自分を受け入れてくれない人と仲良くできるとは思わないからです。
他人を否定するのは自己主張が強い人や、マウントを取る人に多い傾向があります。
八方美人
八方美人な人は、その態度が原因で人間関係が続かないことがあります。
その場によって自分の意見を変えていると、そのときは嫌われることはないかもしれませんが、付き合いが長くなるほど八方美人だと分かるようになるので、信頼を失います。
また、自分の意見がない人は個性を感じられないので、仲良くしたいと思える魅力を感じない、何を考えているか分からないので人が近寄らないなど、人が寄りつかない原因になっていることがあります。
怒りっぽい
すぐ怒る、常に不機嫌、イライラしているなど、怒りっぽいことが原因で人間関係が続かないことがあります。
すぐ怒る人が近くにいると、何がきっかけで怒り出すか分からないので、周りの人は気を遣います。
また常にイライラしている人が側にいると、その雰囲気は周りの人にも伝わります。
他人にネガティブな影響を与える人は、人を寄せ付けないようになります。
余計な言葉を言う
余計なことを言ってしまうために、人間関係を維持できない人はいます。
言わなければ良いことをつい言ってしまい、相手を不快にさせてしまうので人間関係が続きません。
本人も後悔していることはありますが、思ったことをすぐ口に出す人は同じことを繰り返してしまいがちです。
人間関係が続かないのは病気?
人間関係が続かないことは自体は病気ではありません。
そもそも人付き合いが好きではない、広く浅い付き合いが良いなど、性格や価値観の違いで人間関係が続かないことはあります。
ただしその場のルールやマナーがどうしても守れない、仲良くしたいのにいつも余計なことを言って嫌われてしまうなど、他人の気持ちを考えられない場合は発達障害など、性格的な問題ではない可能性もあります。
発達障害は現代では10~20人に1人という統計もあり、増加傾向にあります。
自分の行動が原因で人間関係が続かない、自分でも直すのが難しいと感じる場合はセルフチェックをする、診断を受けるなども検討してみましょう。
人間関係が長続きしないときの対処法
自分と共通点が多い人と仲良くする
人間関係が長続きしない人は、自分と共通点が多い人を探してみてください。
自分と好きなものが似ていると、共通の話題で話しやすくなったり、趣味を共有できるなど、交友関係が深まるきっかけになります。
あるいはお互いに「これだけはどうしても駄目」と思うものが似ていると、価値観が似ているので関係が長続きしやすくなります。
完璧主義を見直す
完璧主義で他人の欠点が許せない人は、自分を顧みるようにしてみましょう。
どんな人にも良い面と悪い面があり、完璧な人はいません。
また、何をもって完璧な人間というかを考えてみると、その定義は人によって変わります。
自分の考える完璧とは主観的で曖昧なものだと気付くと、良い面だけを見せてほしいと人に求めるのは、理想の押し付けであることに気付くでしょう。
どうしても許せないことを決めておく
人間関係を維持するには、交友を深める前に、自分がこれだけはどうしても許せないという条件を決めておきましょう。
ただし条件を付けすぎると完璧主義になるため、3つまでなど制限を決め、これだけは無理だと思う点をはっきりさせておくことが大切です。
言葉遣いに思いやりがない、約束を守れない、不潔であるなど、絶対に付き合い続けるのは無理だと思う性格を決めておくと、最初からそうした人を避けることができます。
自分にとってストレスのない人を選ぶことで、長く付き合える人間関係を築きやすくなります。
自分の意見を言う
気を遣い過ぎたり、八方美人な人は、自分の意見を言うことも大切です。
何も言わない人は都合の良い人として利用されやすく、人間関係が続いたとしても、損得関係になることがあります。
自分の意見を言うことで、自分と価値観が合う人が周りに集まるようになり、人間関係を維持しやすくなるでしょう。
相手の気持ちを考える
つい余計なことを言ったり、相手の考えを否定してしまう人は、相手の気持ちを考えることが大切です。
口に出す前にこういうことを言ったら相手はどう思うか、自分が言われたらどう思うかを考えてから話すと、余計な一言が減らせるようになるでしょう。
他人の考えを否定する人は、無意識でも自分の考えだけが正しいと思っている面があります。
たとえ自分と意見の違う人でも、人それぞれの考え方があると思えるようになれば、否定的な気持ちは出てこなくなるでしょう。
すぐに怒らない
すぐに怒ったり、イライラする人はそれを堪える意識を持つことが大切です。
いつも怒ってばかりいると、周りの人に気を遣わせてしまい、次第に人が離れていきます。
怒りを抑えられないときは人前で出すのではなく、落ち着くまで一人になれる場所へ移動しましょう。
良きライバルになる人を探す
人間関係が長続きしない人は、話すだけ、一緒に過ごすだけなどの関係には面白みを感じられないタイプの人かもしれません。
そうした人はただの友人ではなく、ライバルになる相手を探してみましょう。
ただしライバルといっても、ただ嫉妬するような相手のことではありません。
自分と似た夢や目標を持ち、互いに切磋琢磨できるような、前向きなライバル関係のことです。
戦うこともあれば助け合うこともある、楽しいだけではない人間関係の方が、よりお互いの仲を深めることもあります。
ダラダラと惰性で付き合うより、互いにポジティブでいられる人間関係の方が長続きしやすいです。