自分のいらないものを渡してくる人が、家族や友人などにいないでしょうか。

いらないものは捨てれば良いのに、なぜ渡してくるの?と思うでしょうが、断りにくいこともあると思います。

なぜいらない物をくれるのか、その心理や対処法について解説します。

いらないものをくれる人の心理

捨てるのはもったいないから

いらないものをくれるのは、捨てるのはもったいないと考えているからです。

捨てるのはもったいないと思う人は、賞味期限が近い食べ物、新品で使っていないものなどを渡してきます。

自分で使うことはないが、まだ使えるのでもったいないと思うので、身近な人にいらないものを渡します。

知らない人に使われたくない

いらないものを身近な人にあげるのは、知らない人に使われたくないと思う心理があります。

捨てるのはもったいない、でも知らない人には使われたくないので、知り合いにいらないものを渡します。

例えば洋服やかばんなど身に着けるものは、知らない人には使われたくないと思う人もおり、家族にだけあげるという人もいます。

捨てるのが面倒

「いらなければ捨てて良いよ」と言っていらないものをくれる人は、自分で捨てたり売るのが面倒だと思っています。

捨てるときに分別するのが面倒くさい、売るのは梱包が面倒くさいなど、手間がかかるものは人にあげた方が簡単に手放せます。

特に家具や家電製品などは処分費がかかることもあり、人にあげれば無料で手放せるため、もらってほしいと渡してくる人もいます。

感謝されたい

いらないものをくれるのは、何かものをあげることで感謝されたいと考えている可能性があります。

自分がいらないものでも、あげれば誰かに喜ばれる場合もあります。

いらないものを手放せて、感謝もされれば一石二鳥と考えるので、捨てるのでなく人に渡します。

見返りを求めている

いらないものを人にあげるのは、見返りを求めている場合があります。

いらないものでも捨てるよりあげた方が、お返しをもらえることもあります。

そうしたお返しを期待して、捨てても良いものをわざわざ人に渡していると考えられます。

愛着がある

「いらないのであげる」と渡す人の中には、実はまだ愛着があるので、身近な人に渡す人もいます。

その場合は本当はずっと手元に置いておきたいのですが、何らかの理由で手放さなければならないのだと考えられます。

貴重品の場合は、その可能性が高いでしょう。

捨てたり、知らない人に売るくらいなら、大切な人に大事にしてほしいと思って渡していると考えられます。




いらないものをくれる人への断り方

お礼を言って断る

いらないものを渡されたときは、ありがたいという気持ちを伝えつつ断ってみましょう。

「お気持ちは嬉しいですが、たくさん持っているので受け取れません」「ごめんなさい、断捨離中なんです」のように言えば、相手も無理に渡そうとはしないでしょう。

相手を気遣う言葉を添えれば、角を立てずに断ることができます。

それでもあげると言われたときは、受け取って捨てたり、売るなどの方法を考えてみましょう。

同じものを持っていると言う

いらないものをあげると渡されたときは、同じもの(似たもの)を持っていると言ってみましょう。

例えばバッグをあげると言われたときは「同じものを持っているんです」「この前新しいバッグを買ったばかりなんです」のように言えば、いらないと言わずに断ることができます。

家族を理由に断る

いらないものを渡されたときは、家族を理由に断ってみましょう。

「うちは今断捨離中で、物を増やすと怒られるんです」のように家庭の事情を話し、遠回しにいらないと断る方法です。

事情を話しておけば、「あの人の家は断捨離中だからもらってくれないだろう」と思って、今後いらないものを渡してくることも減るでしょう。

指摘する

家族や友人など親しい相手であれば、「いらないものを渡してくるのをやめてほしい」とはっきり言うことも大切です。

もらい続けていると、何でももらってくれると思われて、いらないものをどんどん渡されるようになることがあります。

また、親しい人なら「食べ物はもらうけど、洋服はいらない」のように欲しいものを伝えておけば、いらないものを渡されることはなくなるでしょう。