話したことがない人にそっけない態度を取られたり、避けられているように感じたことはないでしょうか。

話したことがない人に嫌わると、自分が何かしたのかと思うかもしれませんが、それは相手の心の問題かもしれません。

なぜ話したことがないのに嫌われるのか、原因や対処法などを紹介します。

話したことがないのに嫌われる原因

嫉妬心がある

話したことがないのに嫌われるのは、相手が何かしらの嫉妬心を持っている可能性があります。

話したことがない人に嫉妬される場合、話さなくても分かるようなことで嫉妬されていると考えられます。

自分より美人、仕事ができるなど、自分にないもの、できないことができるなどが原因で嫉妬されている可能性があります。

容姿や性格などが気に入らない

嫌われるようなことをした覚えがないときは、容姿や人に対する態度が気に入らないと思われている可能性があります。

見た目や雰囲気が気に入らない、何となく性格が合わなさそうという理由だけで、他人を嫌う人もいます。

誰でも合わないと感じる人はいますが、それをあからさまに態度に出してしまう人であると考えられます。

八方美人と思われている

話したことがないのに嫌われるのは、八方美人と思われている可能性があります。

八方美人な人は、人から嫌われたくない、その場の雰囲気を壊したくないので、自分の意見を言わず人に合わせる性格です。

そうした態度はその場によって態度を変えるので信用できない、何を考えているのか分からないのでイライラすると思われることがあります。

特に物事をはっきりさせたいタイプの人には、自分の意見を言わないタイプは合わない傾向があります。

コンプレックスを思い出させる

話したことがないのに嫌われるのは、あなたの容姿や性格などが、相手のコンプレックスを刺激するのかもしれません。

明るくて話し上手、美人でもてはやされているなど、華のある人が近くにいると、自分のコンプレックスを意識してしまう人もいます。

自分のコンプレックスを刺激してくる人なので、嫉妬したり、関わりたくないと避けられている可能性があります。

嫌いな人に似ている

話したことがないのに避けられる場合は、あなたが嫌いなのではなく、あなたの容姿や名前などが、嫌いな人に似ているのかもしれません。

似ている人の姿や名前を見ると嫌いな人を思い出してしまい、あなたに罪はないと分かっていても、仲良くするのは難しいと感じている可能性があります。

過去を思い出させる

話したことがないのに嫌われるのは、あなたの容姿や性格などが、その人の過去を思い出させるのかもしれません。

例えば気の強い人が大人しい人に冷たくする場合、その気の強い人も昔は大人しいタイプであった可能性があります。

しかし、大人しいことでいじめられたなど嫌な過去がある場合、大人しい性格に悪いイメージを持っているので、過去の自分に似た人を見ると否定的な態度を取ってしまうことがあります。

八つ当たりされている

イライラした態度で接してくる人は、あなたのことが嫌いというよりも、八つ当たりの可能性があります。

こうした人は機嫌が悪くなると、八つ当たりしても良さそうな相手を選んで、自分のストレスを解消しようとします。

八つ当たりする人は性格が穏やか、大人しいなど反抗しなさそうな人をターゲットにするため、そうした性格の人は八つ当たりされている可能性もあります。

悪口を言いたいだけ

話したことがない人に悪口を言われた場合はあなただけでなく、他の人の悪口も言っていることがあります。

自分に満たされない気持ちがある人は、他人の悪口を言って自分を満たそうとすることがあります

悪口が癖になっている人は自分の不足感を満たすため、職場の人、友人、町ですれ違った人など、誰の悪口でも言います。

相手の価値を下げて優越感に浸ろうするため、他人の欠点を見つけては悪口を言うのを繰り返している人です。

相手の気に障る発言をした

話したことがないのに嫌われるのは、過去に相手の気に障ることを言った可能性があります。

例えば誰かとの会話中に「私は○○が嫌い」と自分が言ったとします。そのとき、その会話を話したことがない人に聞かれていたのかもしれません。

自分が嫌いなものでも、他の人は好きであることもあります。

自分の好きなものを嫌いと言われれば、好きなものを貶されたように感じる人もいます。

そうした心理から自分の好きなものを否定した人として、敵視されている可能性があります。




話したことがないのに嫌われる原因【同性】

異性にモテる

異性にモテる人は、同性から嫉妬されやすくなります。

特定の人に人気が集まったり、自分より幸せそうな人がいるのを面白くないと思う人はいます。

あなたにモテている自覚がなかったとしても、陰でモテている可能性もあるでしょう。

そのように持て囃されていることが気に入らないと思う人が、嫌ったり避けたりしていると考えられます。

人気者

人気者、華がある人は同性から嫉妬されやすいです。

特にコンプレックスがあり自信を持てない人は、自信があり輝いて見える人に嫉妬を抱くことがあります。

コミュニケーションが上手で羨ましい、明るい雰囲気があって羨ましいなど、コンプレックスを刺激するような人を嫉妬から嫌ってしまう人もいます。

幸せそうな雰囲気がある

話したことがない同性に嫌われるのは、あなたが幸せそうな雰囲気を持っているからかもしれません。

幸せそうな人を妬む気持ちは、同性同士の方が起こりやすい傾向があります。

それは男性の幸せと女性の幸せの理想像には違いがあるからです。

人生が上手くいっていない人は、自分の欲しい幸せを手に入れている人を見ると、嫉妬心から敵視してしまうことがあります。

話したことがないのに嫌われる原因【異性】

恋愛トラブルがあった人に似ている

話したことがない異性に嫌われるのは、相手の恋愛トラブルがあった人に似ているからかもしれません。

自分にストーカーした人に似ている、自分を裏切った人、振った人に似ているなど、辛さや恐怖を思い出させる人に容姿や名前が似ている可能性があります。

嫌な過去を思い出すので関わりたくないと思う態度が、嫌われているように感じると考えられます。

ライバル視されている

ライバルというと同性を思い浮かべがちですが、異性からライバル視されることもあります。

例えば女性で男性より仕事ができるなど、能力が高い女性は男性からライバル視されることがあります。

異性にも対抗意識を燃やす人は自信はないが負けず嫌い、また男尊女卑、女尊男卑の傾向があります。

シャイで照れているだけ

話したことがない異性にそっけない態度を取られる場合は、相手がシャイで照れているだけということもあります。

好きな人を前にしたり、普段あまり異性と関わりがないと、照れ隠しでぶっきらぼうな態度を取ってしまう人もいます。

無口になる、目を合わせないなどの態度は嫌われているようにも感じますが、話に応じてくれるのであれば嫌われている訳ではないとも考えられます。




話したことがないのに嫌われたときの対処法

他の人への接し方を見る

嫌われているかもしれないと感じたときは、自分以外の人にどう接しているかを見てみましょう。

自分と他人への態度が明らかに違う場合は嫌われている可能性がありますが、誰にでも素っ気ない場合は、あなたを嫌っているのでなく、その人の性格であると考えられます。

また、あなたと他人への態度が違うとしても好き避けの可能性もあります。その場合は憧れや好意という特別視がありますが、自信がないなど何らかの理由でそれを表に出すことができない人です。

相手の本心を知るには、こちらから何度か話しかけてみるのが良いでしょう。

話しかけてみる

嫌われているかもしれないと思うときは、こちらから声を掛けてみましょう。

声掛けしやすいのは挨拶です。何度か挨拶してみて、いつも面倒くさそう、よそよそしい態度を取られる場合は嫌われているのかもしれません。

気になるときは何か嫌われていることをしたか思い切って訊いてみると、原因があるなら言ってくれる可能性があります。

どうして嫌いなのか訊いてみる

嫌われていると感じたときは、どうして嫌いなのか相手に訊いてみましょう。

なぜ冷たい態度なのか、なぜ避けるのかなど、訊いてみると理由を言ってくれるかもしれません。

また、相手を嫌っている訳ではなくても、無意識に人を傷つけるようなことをする人もいます。

こちらから質問することで、相手に傷つけるようなことをしていたと気付かせるきっかけにもなるでしょう。

自分で訊く勇気が持てないときは他の人に訊いてもらうなど、協力してもらうと気まずくならずに理由を知ることができます。

印象を変える

嫌いな人に似ているという理由で避けられている場合は、相手から見た自分の印象を変えてみるのも対処法です。

見た目が似ていると言われたなら髪型や服装、化粧を変えてみるなど、大きく印象を変えることで相手の苦手意識も薄れるかもしれません。

名前が似ていると言われた場合は、その人と自分は違う人間であることを態度で示すことが大切です。

相手から信頼される態度を心がければ、次第に相手も「この人は嫌いな人とは別人だ」と意識してくれるようになるでしょう。

謝る

話したことがない人に嫌われるのは、自分が気付かないところで相手を不快な気分にさせていた可能性があります。

自分の行動が原因だった場合は、傷つけるつもりはなかったこと、申し訳ないと思っていることを伝えてみましょう。

許す、許さないは相手次第ですが、何もしないでいるよりは謝って自分の意思を示す方が、相手にも気持ちは伝わります。

そのままにしておく

話したことがないのに嫌われているときは、そのままにしておくのも対処法です。

嫌われている原因が相手の嫉妬心である場合、こちらはどうすることもできません。

悪口を言う人もその人の心にある不満から出るものであって、その人が改心しない限りは、いつまでも他人の悪口を言い続けるでしょう。

自分は何もしていないので嫌な気持ちにはなりますが、嫉妬や不満が多い人は、次第に人が離れていきます。

相手の心の問題なので、必要最低限だけ関わるようにして、あまり干渉しないようにするのが良いでしょう。

相談する

相手に嫌われていることで仕事が進まないなど支障が出るときは、上司など相談できる人に話してみましょう。

できれば上司に立ち会ってもらい、三人で話し合いの場を設けた方が良いと思います。

上司がいればなぜあなたを嫌う態度を取るのか、理由を話さざるを得なくなるでしょう。

程度によってはハラスメントに当たる可能性もあるため、自分一人で抱え込まずに相談することが大切です。