自然と皆から頼りにされ、信頼されている人が身近にいませんか?周りに人が集まってくるのは、その人の器が大きいからかもしれません。
器の大きな人にはどのような特徴があるのでしょうか。また、器の大きな人になるための方法についても解説します。
器が大きい人の特徴
冷静に行動できる
想定外のことが起こったり、自分の思う通りにいかなかったときにすぐパニックを起こしたり、怒ったりする人は器が大きい人とは思われません。
器の大きい人は非常事態やトラブルに巻き込まれても、今何をするべきか、まず解決策を考えます。
更に周囲の人に対しても的確な指導ができる人は、器が大きい人と思われやすいでしょう。
不安は実現しないと信じている
器の大きい人は心配事はあくまでも妄想だと思っており、ほとんどは実現しないものだと考えています。
また「悪いことが起こったとしても、対応策を考えておけば良い」と考えるので、不安に心を左右されません。
反対に「悪い勘ほどよく当たる」のような考えを持っていると、心配や不安で判断力が鈍り、想像していた悪い状況を自分で引き寄せやすくなります。
計画的・想像力がある
何事も慌てず冷静に対応できる人は、事前に最悪の事態を想定して行動していることもあります。
「こういうことが起こったら、こう対応すれば良い」と対策案を何通りも考えているので、いざ問題が起こったときにパニックにならず対応することができます。
間違いを責めない
器が大きい人は完璧な人はいないと分かっているので、自分が間違えたら素直に認め、他人が間違えても責めたりしません。
自分が間違えたときは素直に謝り、どうして間違えたのかを反省し、次は失敗しないように気を付けることを大切にしています。
また、他人が間違えたときはその人を励ましたり、一緒に解決策を考えるなど前向きな行動を取ることができます。
お人好しとは違う
頼み事をされると何でも引き受けてしまう人はお人好し、もしくは都合がいい人と思われてしまいやすくなります。
ですが、器が大きい人は自分が許容できないことは引き受けないか、条件を付けて引き受けます。一方的に利用される関係は公平ではないと考えられるので、利用してこようとする人とは適切に距離を置くことができます。
ストレスをためない
ストレスがたまっている状態は、心に余裕がない状態です。そういうとき、人は他人を他人を責めたり、攻撃しがちになります。
器が大きい人は日頃からストレスがたまるほど無理はしなかったり、気分転換できる趣味を持つなど、ストレスをためない習慣があるので、ゆとりのある対応を取ることができます。
人を差別しない
公平性を意識して人と関わる人は、そうでない人より器が大きいと思われやすいでしょう。様々な価値観を持つ人を受け入れようとする意思があるからです。
誰にでも同じような態度で接する人は、他人に無関心に見えることもあるようです。ですが、それは無関心なのではなく、好き嫌いや相手の立場で他人を差別しないだけということもあります。
反対に好きな人だけ優遇して、嫌いな人は見下すというように差別する人は「自分の嫌いなものは受け入れない」という考え方なので、器が大きい人と見られることはありません。
器が大きい人になるための方法
人前でマイナス感情を出さない
人前でイライラと怒ったり、悪口や不満を吐き出す人は器が大きい人とは言えません。負の感情を人前で吐き出すのは、「私は器の小さい人間です」と言っているのと同じです。
ストレスを感じたときは、すぐ感情に出すよりも「自分にストレスを感じさせている問題を解決させることの方が重要だ」と気持ちの切り替えをしましょう。
ストレス発散法を見つける
ストレスがたまっているときは無意識にイライラした顔つきや雰囲気になっていたり、人に不満をぶつけやすい状態です。
日常的に怒りや不満などを感じている人は、ストレスを発散できるものを見つけましょう。
ストレスを発散できるようなものが何もないときは、寝るだけでも疲れが改善されやすくなります。
人によって態度を変えない
人によってあからさまに態度を変えていると、人から嫌われたり、信用されなかったりと、自分で人間関係のトラブルを引き起こすことにつながります。
一方、器が大きい人は考えの合わない人とは無理に仲良くしようとせず、程良い距離を保つというように、日頃から人と対立しないようなコミュニケーションを取っています。
人間関係のトラブルが多い人は器が大きい人と思われることはないので、器が大きい人になるためには丸く収めることを意識しましょう。
計画的に行動する
心配性な人、臨機応変に対応するのが苦手な人は、何か始める前に計画を立ててから行動してみてください。
事前に「こういうことが起こったらどうしよう」と思いつく不安や心配を挙げておき、それに対して対策案を練っておけば、何も考えていないときより冷静に対処しやすくなります。他人の考えを否定しない
器の大きい人になるには、自分と違う考えを持つ人とも上手くやっていく必要があります。
器が大きい人のコミュニケーション方法は交渉的です。自分と違う考えを持つ人の意見でも最後まで聞き、相手を受け入れようとします。
そして納得できないことに対しては「あなたの言うことも分かりますが、私はこう思います。それについてはどう思いますか?」と相手を受け入れた上で自分の意見を言うなど、最終的にお互いが納得できる段階になるまで相手と話し続けます。
自分と違う意見を持つ人に「それは間違っている」と否定すると「自分と違う考えを持つ人を、私は受け入れない」という意思表示になってしまうので、相手を受け入れようとする気持ちが大切です。
まとめ
- 冷静に行動できる
- 不安は実現しないと信じている
- 計画的・想像力がある
- 間違いを責めない
- お人好しとは違う
- ストレスをためない
- 人を差別しない
- 人前でマイナス感情を出さない
- ストレス発散法を見つける
- 人によって態度を変えない
- 計画的に行動する
- 他人の考えを否定しない