柔軟性がある人とは、状況によって対応を変えられる人のことです。
柔軟性が身につくと、一つの方法に縛られない、視野が広がるなどのメリットがあります。
柔軟性がある人の特徴や、柔軟性のある人になる方法について解説します。
柔軟性がある人の特徴
変化を恐れない
柔軟性がある人は、自分自身や世の中の変化を受け入れることができます。
人は年齢を重ねるごとに価値観が固まり、変化を嫌う傾向があります。
しかし柔軟性がある人は、年齢に関係なく興味を持ったことに挑戦したり、新しいものを受け入れようとする気持ちを持っているのが特徴です。
偏見やこだわりがない
柔軟性がある人は「○○はこうあるべき」、というような決めつけた価値観を持っていません。
こだわりが強いと一つの考えに縛られたり、価値観が合わない人とトラブルになることがありますが、柔軟性がある人は状況や相手によって対応を変えられます。
新しいものも肯定的に受け入れるため、流行に詳しいなどミーハーな面もあります。
臨機応変に対応できる
柔軟性がある人は自分がどうしたいかより、状況に応じた判断・行動が取れるのが特徴です。
トラブルに巻き込まれても、発想の転換でより良いものを生み出したり、意外な方法で解決してしまうなど、ピンチをチャンスに変えられます。
多趣味・交友関係が広い
柔軟性がある人は好奇心旺盛で、興味を持ったことを実践するうちに交友関係が広がります。
多趣味で様々なことを知っているため、会話の引き出しが多いのが特徴です。
偏見がないので老若男女問わず知り合いがいるなど、性別や年齢に関係なく親しい人がいます。
想像力豊か
柔軟性がある人は、偏見を持たない自由な発想力があります。
そのため何かを決めるときには、複数の選択肢を思い浮かべることができます。
また実践して上手くいかないときも、「今度はこうしてみたらどうなるだろう」と思いついたことを試行錯誤できるのが特徴です。
人生経験豊か
柔軟性がある人は最初からそうだったのではなく、過去の経験から柔軟性が身についた場合もあります。
一つの考えだけでは解決できない問題にぶつかったり、自分では思いつかないアドバイスに助けられたなどの経験から、柔軟な性質に変わることがあります。
失敗を引きずらない
柔軟性がある人は失敗することに悪いイメージがありません。
何かをするには失敗はつきもの、失敗なしには成功しないというように、失敗することも肯定的に捉えています。
そのため失敗を引きずることなく別のアイデアを試してみるなど、立ち止まらずに行動できます。
柔軟性がある人の短所は?
優柔不断になる
柔軟性がある人は強いこだわりを持たないので、色々な選択肢を考えられます。
しかし選択肢が多すぎるとかえって迷ったり、決断が遅くなることがあります。
柔軟性があっても決断力がない場合、優柔不断になってしまうのがデメリットです。
自分の気持ちが分からなくなる
柔軟性がある人は状況によって自分の対応を変えられますが、気を遣い過ぎると自分の気持ちを無視してしまうことがあります。
他人を優先して自己犠牲していると、自分の気持ちが分からなくなるため注意が必要です。
何でも人に譲るのではなく、自分の譲れないものが分かっていると、柔軟性がありながら自分軸のある人間になれるでしょう。
柔軟性を高める方法
複数の意見を持つ・発想を転換する
一つの考えに絞ろうとするよりも、複数のアイデアを思い浮かべてみましょう。
複数の選択肢を想像するには、多角的な視点を持つことが大切です。
一見ネガティブに思えるようなことも、視点を変えることでプラスに変えられる可能性があります。
「こういうやり方もあるのでは」「これを変えてみたらどうだろう」というように、試行錯誤する気持ちを意識してみましょう。
常識やルールを疑ってみる
柔軟性を持つには、固定観念に縛られないことが大切です。
自分や他人が当たり前のように信じている常識やルールでも、違和感を感じたら疑う気持ちを持ってみましょう。
「なぜ誰もおかしいと思わないのか?」と思う気持ちが、新しい発想が生まれるきっかけになります。
人の話を聞く
柔軟性を高めるには、自分だけが正しいと過信しないことが大切です。
柔軟性がある人は自分の意見があっても、他人の方がより良い意見を持っているなら、その人の意見を受け入れます。
また自分とは合わない意見でも否定せず、一つのアイデアとして参考にします。
良いアイデアが思い浮かばないときも、積極的に人の意見を聞いてみると、自分の視野が広がるきっかけになるでしょう。
ミーハーになる
ミーハーとは流行に熱中しやすい人のことです。
世間に流されやすいという悪い意味が含まれることがありますが、新しいものを受け入れられる気質でもあります。
今流行っているものを調べたり、興味を持ったものは体験してみることで価値観が変わったり、新しい発見のきっかけになります。
計画を立てずに行動してみる
真面目な人ほど目標や計画を立ててから行動しますが、そういうものを決めずに行動する日を作ってみましょう。
- 興味のあることをとりあえずやってみる
- どこへ行くか、何をするかを決めずに散歩する
- 普段読まないような本を読んだり、音楽を聴いてみる
事前に準備せず、そのときの判断に任せることが柔軟な適応力をつけたり、視野を広げることにつながります。