やりたくない仕事は他人任せ、わざと仕事を遅くやるなど、仕事をしない人がいないでしょうか。

仕事をさぼる人はどこの職場にもいるものですが、放置しておくと他の人にしわ寄せがいくことがあります。

仕事をしない人の特徴や、仕事をしない人への対処法について解説します。

仕事をしない人の特徴

要領が良い

仕事をしない人は、やりたくない仕事は人にやらせようとします。

面倒な仕事を頼まれそうになると逃げたり、誰かに頼むなど引き受けることはしません。

上司の前では真面目でも、上司がいないときはさぼるなど、状況により態度を変えます。

集中力がない

仕事をしない人は、仕事を頑張ろうと思う気持ちがありません。

仕事以外のことに気が向いたり、居眠りしているなど集中力がないのが特徴です。

仕事に集中していないので連絡が遅い、遅刻が多いなど勤務態度が悪いこともあります。

自己中心的

仕事をしない人は、自分が仕事をしないことで他人にしわ寄せがいくことを考えません。

最低限の仕事しかしたくないので人任せにしたり、締め切りを守らないなど、自分の都合を優先します。

遊ぶために突然仕事を休むなど、仕事に対して責任感がありません。

夢や目標がない

仕事をしない人はやりたいことがない、どこで働いても同じ、能力を高めるのは面倒くさいなど、消極的な気持ちがあるため最低限の仕事しかしません。

会社に貢献したいという気持ちや、その会社に所属している間に何かを身につけたいという意欲もないので、働く気が起こりません。

不満がある

仕事をしない人は、今の職場に何らかの不満を持っていることがあります。

人間関係が悪い、待遇が悪いなどの不満から、モチベーションを保つことができず仕事に集中できません。

今の職場にいても不満が解消しないと思っているなら、転職を考えている場合もあるでしょう。

仕事をしない人の心理

面倒くさい

仕事をしない人は、働くこと自体が面倒くさいと感じています。

そのため楽な仕事はしますが、難しい仕事にはやりがいを感じないので消極的です。

やりたくない仕事は逃げたり人に押し付けようとします。

最低限の仕事しかしたくない

仕事をしない人は、最低限の仕事さえすれば良いと考えています。

仕事で身につけたいスキルや、将来の目標が特にないので、最低限の労働だけで給料がもらえれば良いと考えています。

自信がない

仕事をしない人は、自分は仕事ができないと思い込んでいることがあります。

過去のミスを引きずっていたり、人から怒られたトラウマから萎縮してしまっている状態です。

自分は仕事ができない、期待されていない存在だと思い、仕事に対する意欲を失っています。

責任を取りたくない

自分がやるより他人がやった方が早い、その方が会社の利益になると思って仕事をしない人もいます。

会社のためを思っているようですが、責任逃れする人がいることで優秀な人にしわ寄せがいってしまいます。

責任感があるなら任せられた仕事をどう進めるか考えたり、一人では難しいなら誰かに協力してもらうことを考えます。

しかし仕事をしない人は最初から自信ややる気がないので、責任を負わずに済む方法を先に考えるようになります。

働き続ける気がない

仕事をしない人は、今の職場で働き続ける気がない可能性があります。

職場に不満があったり、好きな仕事ではない、結婚したら退職したいと思っているなどの理由で、本気で仕事に取り組む気持ちになれない人もいます。

あるいは人に言えない悩みや病気を抱えており、長く働き続けるのは難しいと思っている場合もあるでしょう。

燃え尽き症候群

以前は仕事を頑張っていたのに急にやる気がなくなった場合は、燃え尽き症候群の可能性があります。

仕事を頑張り過ぎたストレスで急激にやる気を失う、目標を達成してしまい次にやることが分からないなど、努力家の人は燃え尽き症候群に陥りやすいです。

真面目で一つのことに熱中しやすい人は、休息を取らず、自分の悩みを相談しない傾向があるため、そのストレスから燃え尽き症候群になることがあります。




仕事をしない人への対処法

役割分担する

誰が何の仕事をするかを明確に分担しておきましょう。

業務の分担表を作成すると、誰が何を担当しているかや進捗状況が分かりやすくなります。

「他の人がやってくれるだろう」と思わせない、一人一人に役目を与える環境作りが大切です。

話を聞く

仕事ができるのに仕事をしない人の場合、何か不満があるのかもしれません。

今の職場の待遇や人間関係に不満があったり、個人的な悩みでモチベーションを保つのが難しいとも考えられます。

なぜ仕事に集中できないのか理由を聞いてみると、本心を打ち明けてくれるかもしれません。

仕事を変える

適性が合わない仕事をしていると、どうしても仕事に集中することが難しくなります。

任せる仕事の内容を変えるか、本人の希望があれば異動させることも考えてみましょう。

自分に合った仕事であれば、やる気を出してくれる可能性があります。

簡単な仕事を任せる

仕事をしない人はやる気がないので、難しい仕事を任せても締め切りを守らなかったり、他の人に押し付けようとしてトラブルを招くことがあります。

解雇できないなら、最初から簡単な仕事しか任せないのも対処法です。

不公平に感じるかもしれませんが、働かない人はそこまでで昇進は望めず、いずれ周囲から無能と思われるようになります。

やる気のない人に何を言っても響かないようであれば、そういう人だと割り切って、簡単な仕事だけを任せた方がトラブルを避けられます。

仕事をしない人にイライラしない方法

報告する

仕事をさぼっているのであれば、上司など現場の管理者に報告しましょう。

要領が良い人は、上司がいるときだけは仕事を頑張っているふりをすることがあります。

仕事をしない人が得する環境を作らないためには、気付いたときに報告することが大切です。

悪口を言うのではなく、「その人が仕事をしないことで、他の人の仕事にも遅れが出ている」というように伝えてみましょう。

自分の仕事に集中する

目の前でさぼっている人がいればイライラすることもあるでしょうが、自分の仕事に集中しましょう。

何もしないで得しているように見えるかもしれませんが、そういう人は嫌われたり、仕事の評価が上がることはありません。

いずれ自滅していく人なので、出世欲がある人なら、むしろライバルが減ってくれてありがたいと思うでしょう。

自分の見方を変えると、働かない人がいてもどうでもいい存在に思えるようになります。

スキルを磨くために働く

会社や給料のために働くだけではなく、スキルを身につけるために働く意識を持ってみましょう。

職場の人間関係にイライラしない人は、自分の知識を増やしたり、技術を学ぶために働いています。

そのため他人が仕事をさぼっていようと興味がありません。

どこの会社でも通用する人間になる、あるいは独立できるようにするというように、自主性を持って仕事に取り組む意識が大切です。

仕事を頼まれても断る・手伝わない

仕事をしない人は自分の仕事の手伝いを頼んだり、やりたくない仕事を押し付けてくることがあります。

そのときに何でも引き受けてしまうと、頼んでも断らない人だと思われ、その後も仕事を頼まれる可能性があります。

やりたくない仕事は断るか、条件付きで引き受けるなど搾取されないことを意識してみましょう。

相手の事情を考える

仕事をしない人は、「しない」のではなく「できない」という可能性もあります。

スランプに陥っている、体調が悪い、育児・介護など家庭環境の悩みがあり、仕事に集中できないのかもしれません。

以前は仕事を頑張っていたのにやる気がない様子であれば、人に言えない悩みを抱えているのかもしれないとも考えてみましょう。

転職する

仕事をしない人に誰も注意しない、働かない人が評価されているなどの職場環境であれば、転職することも考えてみましょう。

正当に評価されない場所にいても、将来性がなく、不満やストレスが溜まっていくだけです。

ただし、どの職場にもさぼる人や要領の良い人は必ずいます。

職場が嫌いではないなら異動を申し出るか、自分の働き方に対する意識を見直したり、働かない人への見方や対応を変えてみましょう。