職場、家族など身近に文句ばかり言う人がいませんか?
他人の文句ばかり聞いていると、自分もストレスがたまってしまいます。
また日常的に文句や不満が多いと、病気を疑うこともあるのではないでしょうか。
文句ばかり言う人の心理や対処法などを解説します。
文句ばかり言う人の心理
プライドが高い
文句ばかり言う人はプライドが高く、自分の考えに強い自信を持っています。
自分の意見が正しいと信じて疑わないので、自分と異なる意見が許せずに批判したり文句を言います。
自分ではなく他人の意見が採用された場合、不満や悪口を話すこともあります。
気が弱い
文句ばかり言う人でも、目上の人や気の強い人に対しては文句を言わないことがあります。
それは、本当は気が弱いからです。気が弱い人は自分より弱いと思っている相手を選んで文句ばかり言います。
相手の文句ばかり言って自分が優位に立ちたい、弱い相手になら何を話しても良いと思っているなどの心理が考えられます。
自己中心的
文句ばかり言う人は、基本的に自己中心的です。
職場でも家庭でも、誰にでも文句や不満を話します。
人のことを考えられる人は、人前で文句を言うのはみっともない、聞かされる方も迷惑だとを配慮しますが、自己中心的な人はそういうことは考えません。自分に甘い
自分に甘い、自分は完璧だと思っている人は文句ばかり言うことがあります。
他人の欠点やミスばかり注目するので、「自分が文句を言いたくなるのは誰かのせいだ」と考えています。責任転嫁
文句ばかり言う人は、責任転嫁するタイプの人です。
自分が悪いときでも、人のせいにしようとするために文句ばかり言います。
または自分に落ち度があっても自覚がない場合、本気で自分は悪くないと思っていることもあります。
努力しない
文句ばかり言う人は、努力しない人です。
努力する人は、現状に文句があるなら自分で行動して変えようとします。
しかし文句ばかり言う人は、やる気がなかったり、他力本願などで努力する気持ちがありません。
また自分は何も行動しない割に、成功している人を見て文句や悪口を言うこともあります。
自己主張
文句ばかり言う人は、不幸自慢することで自己主張している可能性があります。
「自分はこれだけの苦労をしている」などの話をして、人の気を引きつけたい、同情されたいなどの心理があります。相手が嫌い
特定の人の文句を悪口のように言っている人は、相手を嫌っていると考えられます。
嫌いな相手だと欠点ばかり目に付くので、それだけも文句も多くなります。
嫉妬心から相手を嫌っている場合は、相手の評判を下げるために文句を言い触らしている可能性もあります。
文句ばかり言う人に考えられる病気・障害
統合失調症
統合失調症の症状に、独り言を話す、幻聴が聞こえるなどがあります。
文句を独り言のようにブツブツ話す人の場合は、統合失調症の可能性も考えられます。
また、幻聴から「誰かが自分の悪口を言う」などの被害妄想が生まれて、文句や不満を言っているとも考えられます。
自己愛性人格障害
自己愛性人格障害は自己愛が強く自慢話や愚痴、文句が多いなどの特徴があります。
自己愛性人格障害は生まれつきのものであったり、育ってきた環境が原因で発症するなど様々な原因があります。
更年期障害
更年期障害はイライラして八つ当たりしてしまう症状があります。
更年期障害というと女性のイメージがあるかもしれませんが、男性にも更年期障害は起こります。
文句ばかり言うのは、更年期のためイライラして八つ当たりしているとも考えられます。認知症
認知症には怒りっぽくなったり、悪口や文句が増えるなどの症状があります。
穏やかだった人が急に罵詈雑言を言うようになった、わがままになったという場合、認知症の可能性が考えられます。
文句ばかり言う人の対処法
距離を置く
文句ばかり言う人とは、なるべく距離を置きましょう。
職場の場合、仕事以外では一切関わらないようにする、家族の場合は同じ部屋で過ごさないなど、会話が生まれない距離を取ることが大切です。
どうしても避けられない場合は「相手は相手、自分は自分」と、心の距離感を置くことを意識してみてください。
文句ばかり言う人は、話し始めると止まらなくなることがあります。
文句を言い始めたら別の場所に移動したり、独り言のように話すときは耳栓や音楽を聴くなども対処法です。
別居する
家族に文句が多い人がいるときは、離れて暮らすことも検討してみましょう。
愚痴や文句が多い人は、毒親(兄弟)の可能性があります。
毒親は子供が実家を離れようとすると、文句を聞いてくれる相手が居なくなるので反対するのが特徴です。
離れて暮らしても電話やメールをしてくる可能性もありますが、相手にしたくないときは無視するなど、自分を守ることを優先しましょう。
聞き流す
文句ばかり言う人の言葉を真剣に聞くと、聞いている方がストレスを溜めてしまい、その状態が続けば病気になってしまいます。
文句を言い始めたら聞き流すようにするか、こちらから話題を変えてみましょう。
文句ばかり話す人は、自分の不満を聞いてほしい、共感してほしい気持ちがあります。
そのため、相手がきちんと話を聞いてくれないと、向こうから離れてくれることがあります。
迷惑だと指摘する
文句を言う人は、自分が文句が多いことに気付いていないことがあります。
そのため「文句ばかり聞かされるのは疲れる」「聞かされている方もイライラする、落ち込む」など正直に話すのも対処法です。
文句が多い人も相手から指摘されて、自分勝手な態度を自覚するかもしれません。
また、はっきり自分の気持ちを伝えて相手と距離を置くのも一つの対処法です。
病気を疑う
文句ばかり多い人は、病気や障害の可能性も考えられます。
そうした人の話を真剣に聞いていると、こちらも疲れてしまいます。
家族など身近な人の場合は、一度病院を受診することも考えてみてください。
特に、急に文句が増えたという場合は認知症なども考えられます。