最近何だか心から笑えない、笑うことが減ったと気付くことがありませんか?笑えない原因は性格的なものや、仕事などで悩みやストレスを抱えているなど様々なものがありますが、笑えないときの対処法についても併せてご紹介します。
心から笑えなくなる原因は?
心配事がある
何かしら心配事を抱えていると、誰でも笑っている場合ではなくなります。特に仕事や恋愛、家族のことなど悩みが長期的になりやすい場合、ストレスが積み重なって段々と笑えなくなっていくことがあります。
悩みがすぐに解決できるようなものであれば、問題はなるべく後回しにせず、早めに解決策を取って悩みを解決させることでストレスを感じる必要がなくなります。
自分の笑顔が好きになれない
笑顔にコンプレックスがあると、面白いことがあってもつい人前では笑えなくなることもあります。歯並びが悪い、笑ったときの目が好きではないなど、笑ったときの顔がきれいだと思えないと、つい自分の笑顔に意識が向いて、心から笑えなくなります。
トラウマがある
心から笑えないとき、何かトラウマを抱えているということが考えられます。過去に人から裏切られたり、傷つくような言葉を言われたときに、自分では意識していなくても、無意識に心の底で嫌だったことを引きずっている場合があります。トラウマとまではいかなくても、嫌なことを一時的に忘れていて、思い出せていないことから笑えないこともあります。
元々笑顔が少ない
人間関係に冷めている、元々笑うことが少ない性格という人の場合、次第に笑うということを忘れていき、心から笑えなくなっていくことがあります。また処世術として愛想笑いが身に付いてしまい、心から笑うことを忘れてしまっている場合もあります。
うつ病を発症している
うつ病の症状の1つに、笑えなくなるというものがあります。長期間笑顔になれず、悲観的に物事を考える、生きている意味が分からなくなるなどの症状があれば、うつ病を発症している可能性があります。うつ病は単なる甘えではなく、脳の機能が正常に働かなくなる病気です。うつ病かもしれないと思ったら、早めに心療内科や精神科を受診することが必要です。
笑えないときの対処法
笑えない自分を受け入れる
心から笑えない原因についていくつか挙げましたが、原因について思い当たるものがあった場合は、その原因を受け入れる気持ちになれるよう、何か行動を起こすことが対策となります。悩みを抱えていて何も行動を起こさないでいるのでは、現状や心境は何も変わらないです。
例えば仕事で疲れていて笑えないのなら、休みの日は好きなことをとことんやる、笑顔に自信がないなら化粧や髪型を工夫してみる、ファッションにこだわるなど、何かしら行動を起こすことが大切です。
心から笑えなくなるほど、精神的に追い込まれている悩みは、今日明日では解決できないような悩みがほとんどだと思います。ですから、悩みを解決することも大切なのですが、まずは自分がやってみたいと思っていたことを始めてみたり、ときには自分の心のままに過ごすことでたまったストレスを解消し、減らしていくことができます。
あえて笑顔になってみる
心から笑えないときは、あえて笑顔を作ってみることも対策の1つです。面白くもないのに笑えないのに笑うなんて…と思うかもしれませんが、作り笑顔でも脳は笑っていると捉えるため、幸せホルモンというセロトニンが分泌されます。セロトニンは精神を穏やかにさせる作用を持つ物質のため、気分の落ち込みやストレスを軽減させる効果があります。
病院に相談する
うつ病を疑うようであれば心療内科や精神科を受診してください。うつ病まで進行していれば、自分の力でどうにか対策できるものではありません。うつ病は早期発見も大切で、症状を長引かせるほど病状が深刻化するケースも存在します。身体的な病気と違い、心の病気は本人の物事の考え方を変えていく療法を行うため、治療には長い時間を要します。
病院ではカウンセリングで自分の悩みや自分自身のことについて話し合い、うつ病の症状を緩和する薬を貰い、うつ病の症状を軽くしていく治療を行っていきます。
心から笑えないときは自分を大切にしよう
心から笑えなくなるのは、悩みやストレスが積み重なっていることが原因です。また悩みの原因は1つだけでなく、複数という場合もありますから、まずは自分の抱えている笑えなくなった原因を突き止めることが大切です。悩みがすぐに解決できないものであれば、まずは自分のこと、自分の気持ちを大切にすることから始めてみてください。