話が長い、頼みごとが多いなど、人の時間を奪う人はどこにでも一人はいます。
時間を奪う人といると、いつの間にか相手のために自己犠牲してしまうことがあり注意が必要です。
時間を奪う人の心理や対処法について解説します。
時間を奪う人の特徴
話が長い
時間を奪う人は、一度話し始めると話が長いのが特徴です。
また自分の話を聞いてほしい気持ちが強いので、相手の話を聞かないことがあります。
一方的に話を聞かされるだけだと聞き手はつまらないと感じるので、関わると時間の無駄と思われてしまうことがあります。
説明が苦手
時間を奪う人は話の要点が伝わりにくい、最後に結論を言うなどの特徴があります。
話の意味が分かりにくいと、聞き手は質問しなければならなかったり、理解するまでに時間がかかります。
また前置きが長いと、「要するに何が言いたいの?」と相手から結論を催促されてしまうこともあるでしょう。
言い訳が多い
時間を奪う人は、ミスしたときに言い訳が多いです。
ミスした理由や今の状況を説明したり、これからどう対応するかではなく、保身の言葉を並べ立てます。
言い訳する時間があるなら、解決に向けて行動した方が挽回できる可能性があるとは考えないのが特徴です。
話に落ちがない
話に落ちがない人と話すと、聞き手によっては時間を奪われた気分になる可能性があります。
話に落ちがない人は自分の感想や体験談を話して相手に話を振らなかったり、思いつきで話すので、話の内容が飛ぶことがあります。
一方的に話されると聞き手は何が言いたいのか分からなかったり、話が飛ぶ場合は展開が掴めないので混乱しやすいです。
そのため話がつまらない、聞いていて時間の無駄だったと思われてしまうことがあります。
質問や頼みごとが多い
時間を奪う人は、自分で調べれば分かることも、すぐに人に質問します。
また何かを自分の代わりにやってほしいと、頼みごとをしてくることが多いです。
自分が少しでもやりたくないと思ったことは、すぐ他人にやらせようとします。
連絡が多い
時間を奪う人は頻繁に電話やメールをしてくるなど、連絡が多いです。
相手は仕事や勉強をしていたり、プライベートな時間を過ごしているかもしれません。
時間を奪う人は相手の事情を考えないので、しつこく連絡を取ろうとすることがあります。
約束を破る
時間を奪う人は遅刻する、期限を守らないなど、よく約束を破ります。
約束を破れば相手が困るだけでなく、その後の予定が狂うかもしれません。
時間を奪う人は約束を破った後のことを予想せず、自分の都合だけを考えているのが特徴です。
マイペース・空気が読めない
マイペースで空気を読まない人は、相手の時間を奪ったり、邪魔している自覚がないことがあります。
空気が読める人は相手が忙しそうにしていれば、話したいことがあっても後にしようと気遣いできます。
しかし空気が読めない人は、相手が忙しそうにしていても頼みごとや質問をするなど、相手の事情を考えない行動を取ります。
時間を奪う人の心理
自分のことしか考えていない
時間を奪う人は自己中心的で、相手に迷惑をかけている自覚がありません。
そのため相手が忙しそうにしていても平気で頼みごとができるなど、自分の都合だけで行動します。
自覚がない
ルーズな性格だと、時間を奪っている自覚がないこともあります。
家族や友人も似たような人達だと誰にも注意されないので、時間を守らなくても迷惑をかけているとは思いません。
だらしない性格なのではなく、そういう土地の出身であるという場合もあります。
たとえ注意されても今まで時間を守らなくても平気な環境、人間関係で暮らしてきたので、何が悪いのか理解できないこともあります。
大したことではないと思っている
時間を奪う人は、迷惑をかけることを大したことだと思っていない可能性があります。
「少しくらい遅刻しても大丈夫だろう」というように、それほど罪悪感が湧いてこない人です。
時間にルーズな性格なのかもしれませんが、何度も繰り返すなら許してくれる人だと思われている可能性もあります。
寂しい
時間を奪う人は孤独感があり、構ってほしい気持ちが強い場合もあります。
自分の相手をしてほしいのでつい話が長くなるというように、相手の時間を自覚なしに奪ってしまいます。
責任を取りたくない
頼みごとが多い人の場合、自分がやりたくないから人に任せるという理由だけでなく、責任を取りたくないのかもしれません。
プレッシャーに弱いと自信がないので、何でも人にやらせて責任逃れしようとしている可能性があります。
暇でやることがない
暇な時間に一人で楽しめる趣味を持っていない人は、他人に依存しがちです。
自分が暇なので暇潰しに付き合ってほしいと思う人は、他人を引き留めて長話を始めるというように、時間を奪うことがあります。
時間を奪う人の末路
嫌われる
人の時間を奪うことは相手の邪魔をしている状態なので、繰り返すと嫌われるようになります。
いつの間にか人が寄り付かなくなり、関わると面倒な人という印象を持たれるようになります。
全く自覚がないと「人の時間を奪うな」と注意されたり、怒られることもあるでしょう。
怒られる、注意される
時間を奪っている自覚がないと怒られたり、注意されやすくなります。
怒ったり注意してくれる人の方がまだ親切で、空気が読めないと思われて陰口を言われる場合もあるでしょう。
職場では「人の時間を奪っている自覚がない=仕事ができない」と思われてしまうと、重要な仕事は任せてもらえなくなるかもしれません。
信用を失う
遅刻やドタキャンを繰り返すなど、自分のことしか考えない人は嫌われるだけでなく信用も失います。
自己判断でこれくらい大丈夫、許してもらえるだろうと約束破りをすれば、人が離れていきます。
イライラしないのは時間にルーズな性格の人だけで、それ以外の人達からは信用されなくなるでしょう。
後回しにされる
時間を奪う人と思われてしまうと、相手に余裕があるときしか対応してもらえなくなります。
話したいことや頼みたいことがあっても、また後でと言われてしまい、何かと後回しにされてしまいます。
時間を奪う人への対処法
制限時間を作る
話が長い人とは、最初から話す時間を決めておきましょう。
また相手にも「予定があるので、〇分しか話せない」のように最初に伝えておくと、時間になったときに話を切りやすくなります。
予定を伝える
時間を奪う人に邪魔されたくないときは、「何時から何時までは用事があるので一人にしてほしい」のようにあらかじめ伝えておきましょう。
それでも話しかけてきたり連絡してくるなら、それはあえて無視するか、注意した方が良いです。
相手をしてくれると思われるとわがままを繰り返されるので、しつこくされても応じない方が良いでしょう。
連絡先を教えない
時間を奪う人に連絡先を教えると、頻繁に電話やメールなどが来る可能性があります。
そのため連絡先は安易に教えない方が良いでしょう。
教えているなら資格の勉強をしている、趣味の付き合いがあるなど、忙しいことを理由に返信はできないことを伝えておくと、連絡を控えてくれるかもしれません。
要点だけを聞く
話が長い人、話の意味が分かりにくい人には、こちらから要点を質問したり、確認を取るのも対処法です。
ある程度話の意味が掴めてきたら、「つまり○○ということですか?」のように確認しつつ、話し続けさせないようにします。
意味が合っていればそこで話題を変える、話を切り上げるというように、会話の主導権を相手に渡さないようにしましょう。
嫌な気持ちになることを伝える
時間を奪っていることが言われないと分からない人もいるので、嫌なことは伝えることも大切です。
「何度も遅刻する人は、他の約束も平気で破りそうだし、もう信用できない」というように、悪い印象を与えていることを自覚してもらいましょう。
時間を奪う人は自己中心的な人が多いので、自分にとってマイナスになることなら、直そうと意識するかもしれません。
受け入れるか、距離を置く
遅刻したり、約束を破ることを大したことではないと考える人は、そういう価値観の持ち主なので、すぐに変わるのは難しいです。
また、約束を破って今まで注意されたり怒られたことがない場合、指摘されても何が悪いのか理解できない人もいます。
時間にルーズな人は相手に遅刻されても怒らない性格でもあるので、ルーズな人同士でいた方がストレスなく付き合えます。
おおらかな性格だと思って受け入れるか、受け入れられないと感じるのであれば、自分から距離を置いた方が良いでしょう。