根拠のない自信とは、実績がなくても自分はできると思える自信のことです。

自信だけでは信用できないと思うこともあるでしょうが、根拠はなくても自信があることで成功する場合もあります。

どのような人が根拠がなくても自信が持てるのか、特徴や心理について解説します。

根拠のない自信がある人の特徴

自己肯定感が高い

根拠のない自信がある人は、自己肯定感が高い傾向があります。

自己肯定感が高いと、「自分は何でもできる」「きっと成功する」のように自分に対して良いイメージを持てるためです。

またできないことがあっても自分を責めず、それも今の自分と受け入れられるので、根拠がなくても挑戦し続けられます。

ナルシスト

ナルシストな性格が、根拠のない自信と関係していることもあります。

自分の存在そのものに価値があると思っているので、根拠などなくても自分は素晴らしいと思えるためです。

自己肯定感の高さの表れでもありますが、行き過ぎれば自己愛が強いために、自分の能力を客観的に判断できなくなることがあります。

若い

年齢が若い場合、実績はこれから積むものなので、自信や情熱の方が必要とされます。

経験が浅く失敗することもあるでしょうが、若さゆえに恐れや偏見に捉われないので、大きな成功を掴むことがあります。

創造性がある

創造性がある人は新しいものを生み出すため、前例のないことに挑戦する人もいます。

前例がないのに自信があると、根拠がないのに自信があると思われることがあります。

先見性がある

先見性がある人の考えは、多くの人には受け入れられないことがあります。

「そんなことは不可能だ」「何を根拠に成功できると思っている」というように、何かと批判されやすいです。

しかし「これは将来必ず役に立つ、必要とされるものだ」と思える信念や理由を持っているので、たとえ理解されなくても実現化に向けて行動します。

人間関係を大切にしている

根拠のない自信がある人は、優しさや思いやりのある態度、困っている人を助けるなど、人に愛情を持って接しています。

日頃から人間関係を大切にしているので、何かに挑戦してみたいと言えば応援されたり、困ったときは協力してもらえます。

周囲の助けや後押しがあることが、根拠がなくても自信が持てる、成功することに関係しています。

根拠のない自信がある人の心理

自信が大切だと思っている

根拠がなくても自信を持つのは、その方が成功しやすいと考えているためです。

根拠がなくても自信がある方が、諦めないで頑張ろうと思える、前向きに物事を考えられるというように、モチベーションを維持できる人もいます。

根拠(実績)があっても自信がなく前に進めない人もいるので、とにかく自信を持つことの方が大切だと考えています。

自己評価が高い

根拠がなくても自信を持てるのは、自己評価が高いためです。

能力が高い自覚があれば、実績がなくても自分ならできると思えるので、未経験のことにも恐れず挑戦できます。

ただし、実際よりも自分の能力が高いと思い込んでいる場合は、自惚れていると思われたり、大きな失敗をする場合があります。

宣言している

根拠がなくても自信がある人は、宣言するつもりで自信があると言っている可能性があります。

自信がある、自分はできると宣言しておいた方が、もうやるしかないと決意できるためです。

あえて自信のある態度を取って自分を追い込んだり、気合を入れようとします。

根拠はあるが理解してもらえない

前例のないことに挑戦する人は、いくら根拠を説明しても理解されないことがあります。

他人には成功する根拠がない、無駄なことをしているようにしか見えなくても、先見性がある人は新しい時代を見据えた価値観を持って行動しているため、そこに考えのずれが生じるためです。

旧来の価値観を持つ人には理解されないので根拠がないと思われますが、本人は将来的には受け入れられるだろうと思えるだけの根拠を持って行動しています。

実は努力家

根拠のない自信があるように見えて、陰で努力するタイプという可能性もあります。

普段は努力しているように見えないので、根拠のない自信を持っているように見えるだけです。

能ある鷹は爪を隠すというように、賢い人は自分の努力や才能をひけらかすことはしません。

努力していないようでも成功しているなら、陰では人一倍努力している可能性が高いでしょう。

理論派でなく感覚派

根拠のない自信がある人は、成功は後からついてくると思う、あるいはそういう人生を送ってきたと考えられます。

とりあえず行動してみて、後はそのときに必要なことをしていれば、おのずと成功への道のりが分かるタイプの人です。

直感力や柔軟性がある人は、考えずともそのときに応じて的確な判断ができる自信があるので、行動に移すための根拠など必要ないと思っています。

恐怖心が少ない

恐怖心がない人は、根拠のない自信を持っているように見えることがあります。

例えば「仕事で失敗してクビになっても、命まで取られる訳ではない」と思っていたり、多くの人が恐れることを、それくらいどうとでもなると考えています。

対策やアイデアを考えることが得意かつ楽観的で、深刻に悩まないタイプの人です。

承認欲求がない

根拠のない自信がある人は、人からどう思われるかをあまり気にしない人です。

自己満足でやっているので、誰に批判されようと気にならず、気に入らないなら関わらなければ良いと思っています。

他人に自分の考えを認めさせるという気持ちはなく、自分の世界を創り上げることに集中しているので、人目を気にせず行動に移すことができます。




根拠のない自信があることのメリット

成功しやすい

たとえ根拠のない自信であっても、自信や行動力がない人よりは成功を掴みやすいと言えるでしょう。

大抵の人は新しいことに挑戦するのは勇気がいるので、興味のあることについて調べるだけだったり、後回しにしているうちに行動に移さなくなります。

根拠がなくとも自分にはできると思うことで行動に移せること、興味のある分野に恐れず飛び込んでいけることが何よりの強みだと思います。

自信を失わない

根拠がなくても自信がある人は、どんなときでも自信を失わない強みがあります。

根拠があって自信が持てるという場合、条件を満たせなければ自信を失うということでもあります。

根拠がなくても自信がある人は自分自身を信じているので、条件などなくても自分を信じられる心の強さを持っています。

偏見などのしがらみに捉われない

興味のあることでも「今まで誰も成功した例がない」と聞くと、恐れたり、やるだけ無駄だと感じて挑戦しない人もいますが、根拠のない自信がある人はそういうことを気にしない人です。

根拠のない自信がある人は自分にできないことはないと思っていたり、自分が成功の第一人者になってみせると考えるので、過去の統計などを参考にはしても、ネガティブには見ていません。

「誰も成功したことがないから、やっても無駄だよ」のように言う人がいても自信の方が勝つので、無視したり、邪魔をするなとはっきり言うことができます。

余計なプレッシャーがない

誰でもプレッシャーがかかり過ぎると、本来の能力を発揮できないことがあります。

根拠のない自信がある人は、自分は成功して当たり前くらいに思っているので、余計なプレッシャーが湧いてきません。

また極限の集中状態(ゾーン)に入れる人の場合、自我が浮かばなくなり、人からどう見られるかも気にならないため、高いパフォーマンスを発揮することができます。

根拠のない自信があることのデメリット

無能と思われる

根拠のない自信があっても、結果を出せなければ机上の空論だと思われてしまうことがあります。

夢見がちで地に足がついていないと思われ、現実を見るよう注意されることもあるでしょう。

ただし当時の価値観では理解されなくても、後に評価されて実現化される例もあるので、机上の空論とは一概に言えない場合もあります。

嫌われる

根拠のない自信があっても、自慢が多かったり、何も行動に移さなければ口だけの人と思われます。

自分のことを大げさに話すと思われるので、信頼も失うでしょう。

また実際には能力がない場合、結局は人の助けを借りることになり、余計なことをするトラブルメーカーだと思われてしまう可能性があります。

危険性がある

根拠のない自信があるために、浅はかな行動を取ってしまうことがあります。

未経験のことをよく調べず、何となくできるだろうと思うのは危険です。

自信だけあって知識は何もない状態で行動すると、大事故やトラブルにつながる可能性があります。

根拠のない自信を持つ方法

行動に移してみる

根拠がないと自信を持てない人は、根拠を探し求めるうちに悪い話を聞いて不安になる、やる気を失うというように、行動できずに終わってしまうことがあります。

根拠があるかどうかより、自分がどうしたいかという意欲の方を重視してみましょう。

できる・できないよりも、根拠がなくても自分を信じてやってみたいという気持ちの方を大切にする意識を持ってみましょう。

自信がないところも前向きに考える

どうしても自信が持てない人は、何かと自分で自分を批判していることがあります。

しかし「自信が持てない→真面目、謙虚、自分を客観視できる、努力家」というように、自信が持てない人にも良さがあります。

今の自分にも良いところがあると気付くことが、自分を受け入れ自信を得ることにつながります。

不安を疑問視する

自信がない人は行動に移す前から「~だったらどうしよう」と心配性な面があります。

その心配は本当に起こりそうなことなのか、あるいは不安になる必要があるものなのか考えてみましょう。

  • 「新しいことを始めるのが怖い」→「誰にでも初心者の頃はある、行動しないと何も変わらない」
  • 「失敗したらどうしよう」→「失敗しない人はいないし、恥ずかしいことでもない。たった一度で成功することの方が難しい」
  • 「馬鹿にされたくない、笑われたくない」→「真剣に頑張る人を嘲る人の方が恥ずかしい。低俗な人間を相手にする必要はない」

不安を疑問視してみると、恐れる必要のないことを気にし過ぎていることがあります。

恐怖や思い込みに捉われそうになったときは、そういうものを本当に恐れる必要があるのか自分に問いかけてみましょう。

人間関係を変える

自信が持てない人の周囲には、同じように自信がない人や、自信がない人をいじめたり馬鹿にするような人が集まる傾向があります。

そういう環境で自信を持つのは難しいので、自信がある人や、行動力のある人と過ごすようにするなど、人間関係を変えることも大切です。

自信のある人とない人の考え方や価値観は全く異なるので、自信をつけたければ自信がある人の話を聞き、何をしているかを見て参考にしてみましょう。

また自分の周囲の人達が活気にあふれていると、自分も何か挑戦してみたいと思う方向へ行きやすくなります。

自尊心を大切にする

根拠がなくても自信を持ちたいと思う人は、自尊心が低い傾向があります。

自尊心が低い人は、幼少期に親など周囲の大人から「~できなければ駄目」というような、条件付きの愛情しかもらえなかったのが原因になっている場合があります。

その価値観が抜けないままだと、そのままの自分では駄目だと思い込んでいるので、自信を持つことが難しくなります。

しかし、「~できなければ駄目」のような条件は全て他人が勝手に決めたことで、本来の自分には関係ないことです。

期待や常識を押し付けられ、それに応えられない自分を駄目な自分、本当の自分だと勘違いしていることに気付きましょう。

赤ちゃんを見ればわかりますが、条件などなくても愛されており、それが本来の人の価値です。

人は大人になるにつれて様々なものを世間や他人から押し付けられますが、それに合わせようが合わせまいが、他人から見た自分の価値・評価は他人のものでしかありません。

本来はありのままで完璧、愛される存在であることを思い出すこと、そして他人から見てどうかではなく、自分で自分を認め、評価できる人間になりましょう。

自分は自分の味方であると思う

自信がない人は、自分自身を嫌っていることがあります。

しかし嫌いであっても、とにかく自分は自分の味方であると考えてみてはどうでしょうか。

自分という存在は、いつでも自分のそばにいて、最大の敵にもなり、味方にもなる存在です。

それを味方にしないのは、惜しい生き方をしているという見方もできます。

あえて自分を嫌うことで嫌いな面を克服しようとする人もいますが、ただ自己否定で終わるなら、自信を持つことは難しいでしょう。

自己否定するなら、少しずつでも自分が嫌いと思っているところを許す、受け入れる意識を持つ方が自信を取り戻せるでしょう。

あるいは自分を受け入れられなくても死ぬまでは離れられないのですから、自分自身を生涯のパートナーのように思って、いかに争わず、仲良く生きていくかを考える方が前向きに生きられると思います。