人生は選択肢の連続ですが、ときには間違った道を選んでしまうこともあります。

本来の望みと違ったことをしていると、物事が順調に進まない、結局元に戻るような現象が起こるなど、サインとして現れることがあります。

間違った人生を歩んでいるときのサインや、気付いたときの対処法について解説します。

間違った人生を歩んでいるときのサイン

問題ばかりで上手くいかない

間違った人生を歩んでいるときは、自分が取り組んでいることに問題が起こります。

上手くいっていたことが急に駄目になる、予定外のトラブルが起こり目標がなかなか達成できないなど、順調に進まなくなります。

苦労が続く

間違った人生を歩んでいるときは、苦労する状態が続きます。

目標達成の見通しが立たない、人間関係が上手くいかないなど、何かと苦労が尽きなくなります。

無理に続けようとするのでなく、別の選択をした方が良いというサインかもしれません。

悪縁と関わる

悪縁によって、人生の幸福を妨げられることがあります。

自分から何かを搾取する人、束縛が強い人など、自由を奪ってくる人が身近にいるときは注意が必要です。

それらの人は間違った選択をするようコントロールしてくることがあります。

依存心が起こる

物事が上手くいかないとその不安やストレスから、何かに依存することがあります。

頼りになる人に依存する、アルコールに依存するなど、不安を紛らわせようとする行動が増えます。

興味がなくなる

間違った人生を歩んでいるときは、今までやってきたことに興味を失います。

楽しかったことがつまらなくなり、別のものに興味が向くなど、今まで続けていたことをやめたくなります。

あるいは思考では「この道の方が将来性がある」と考えても、心では「これはやりたくない」と考えているなど、思考と心が伴わなくなります。

居場所がないと感じる

間違った人生を歩んでいるときは、今の生活環境に違和感を覚えます。

自分と違う考えや価値観を持つ人が多い、自分が大切にされていないと感じるなど、居心地の悪さを感じます。

自己犠牲している

間違った人生を歩んでいるときは、自己犠牲して他人を助ける状態になっています。

あるいは自分の価値観でなく世間や他人の常識・価値観に振り回されており、強いストレスを感じます。

体調不良になる

間違った人生を歩んでいるときは体調不良になりやすいです。

トラブルに巻き込まれる、上手くいかないことを無理に進めようとするなどで、疲れやすい状態になります。

また不安感が続くなど、精神的な負担もかかりやすくなります。




人生の道を間違えたときの対処法【行動】

無理に進めようとしない

自分の選択が間違っているかもしれないと感じたときは、一度立ち止まってみましょう。

無理に進めようとしていないか、このまま続けて成功するのか、冷静になるタイミングです。

悪いことが立て続けに起こるときは、邪魔されていると考えるのでなく、正しい道に戻るためのサインと考えてみましょう。

環境を変える

自分のいる場所はここではないと感じるときは、環境を変えるのも対処法です。

身近な人と価値観が合わない場合、そこは自分を活かす場所ではないのかもしれません。

また同じことをしていても、人間関係によって結果が変わることもあります。

居心地が悪いと感じるときは、環境を変えることも検討してみましょう。

人間関係を見直す

この人といると疲れる、ストレスが溜まると感じる人がいたら、距離を置いた方が良いです。

その縁は悪縁の可能性があります。

対人関係でストレスを感じやすいのは、ネガティブなことばかり話す人、他人をコントロールしようとする人といるときです。

たとえ親兄弟でも愚痴や悪口ばかり話したり、過干渉な人であれば、別居するなど逃げた方が良いでしょう。

自己犠牲しない

自己犠牲してまで人助けせず、無理しないことが大切です。

相手の事情を考えず何度も助けを求めてくる、無理難題な要求をしてくる人は、他人を犠牲にしてでも幸せになりたい人です。

悪縁をもたらすので、縁を切ることも考えた方が良いでしょう。

人生の道を間違えたときの対処法【思考】

何がしたいのか考える

進む道を間違えたと感じたときは、自分の心を見直してみましょう。

本当は別にやりたいことがあるのかもしれません。

「実際にやってみたら、思っていたのと違う」と感じることはあります。

違和感を感じたときは、別の方法や選択肢を取ることも考えてみましょう。

なぜその選択をしたのか考える

過去の選択を悔やむときは、当時の状況を振り返ってみましょう。

もし違う選択で願いが叶ったとしても、その先に更に努力や苦労が必要な道だったかもしれません。

そのときはプレッシャーに耐えられる自信がなかった、理想の状態を維持するのが難しいと感じたなどで、今の道を選んだ可能性があります。

よく考えてみると「その時点では、自分にとって最善の選択だった」と納得することもあります。

依存の原因を考える

何かに強く依存しているときは、依存が起こる原因を考えます。

人間関係にストレスがあるなら人付き合いを変える、仕事に不満があるなら転職を考えるなど、意識を変えてみましょう。

あるいは強く依存しているものが、今後の人生を変えることもあります。

例えばゲーム依存なら、ゲーム関連の仕事をするようになる、ゲームを通じてコミュニティが広がるなど、人生を変えるきっかけになることがあります。

「これがなければ自分は生きられない」と思うほど依存しているものなら、それが人生を変える可能性があることも考えてみましょう。

諦めない

過去の間違いは変えられませんが、今後の人生は変えられます。

「40代で間違いに気付いても遅い」という人がいますが、若く人生経験が少ない頃に、最良の選択ができる人はそうはいないと思います。

幸せになる人は間違いに気付いたときに軌道修正しているか、心機一転して別の行動に移す習慣を持っています。

今、再び分岐点に立っていると考えて、自暴自棄になる道を選ぶか、ここから立ち直るかで、今後の人生が大きく変わっていくでしょう。

現状を受け入れる

「あんなトラブルさえ起きなければ…」「あの人さえ邪魔しなければ…」のように考えると、負の念は強まります。

特に「○○のせいで…」と他責思考だと、その感情を引きずりやすいです。

もしかしたら自分にも悪いところがあったかもしれませんし、また自分のせいではなくても、起こってしまったことは現実なので、受け入れるしかありません。

過去を受け入れられないと先にも進めず、怒りや恨みが続くだけで、現在の自分も苦しめます。

どれだけ時間がかかっても、最後には「仕方がない」と受け入れて過去を断ち切り、今の自分はどうするか考える方へ意識を持っていくようにしてみましょう。

人生に間違いはないと考える

人生の見方には本質主義というものがあり、これは「その人がどのような人生を送るのかは、既に決められている」という考え方です。

この考えを当てはめると「間違った選択をすること自体、最初から決められていたことだった」ということになります。

なぜ間違った選択をするのかといえば、その経験が自分に必要な学びであったからです。

つまり自分は道を間違えたと考えていても、本質主義の人生観では間違いはない(正しい道を歩んでいる)ことになります。

一度間違えなければ、自分が心から納得できる道を選べなかったのかもしれません。

間違った選択をし、悔やむことさえ必要な経験であると考えれば、自分の過去・現在・未来に対する価値観が変わる人もいるでしょう。