現実でもネットでも、異性を嫌い悪口や批判を言う人がいますが、男叩き・女叩きする人にはどんな特徴があるのか、その心理は何なのか理由を解説します。

男叩き・女叩きする人の特徴

異性の友達がいない

異性で心を許せる友達が一人でもいれば、男叩き・女叩きする気持ちは起こりにくいでしょう。

信頼できる異性に出会えていないことが、男叩き・女叩きをする大きな理由です。同性の友達もいない場合、孤独・不満感を異性を叩くことで発散させている可能性もあります。

視野が狭い

職場・家庭など身近な異性、ネットの世界など、特定の領域の異性しか見ていない人は視野が狭くなりがちです。

視野が狭い人は、知っている異性の性格が嫌いだったり、恨みがあると男叩き・女叩きをすることがあります。

身近な男女の特徴が、世の中全ての男女の特徴であるかのように勘違いしているのが、異性を批判する原因です。

内弁慶

ネット上では偉そうにする、悪口を連発するような人をネット弁慶と言いますが、匿名性があるので、現実ではできないようなことができてしまいます。

何を言っても自分の素性はバレないと思う人がネット弁慶になりますが、誹謗中傷で訴えられれば個人特定され、損害賠償を請求されることもあります。

本人は無自覚でしょうが、思いやりがないこと、軽はずみな行動を取る点で、日常でも嫌われるような失言が多い、仕事のミスが多いなど行動に表れている可能性があり、それが異性から好かれない原因になっているとも考えられます。

男叩き・女叩きする人の心理

執着心がある

好きの反対は嫌いではなく無関心なので、男叩き・女叩きする人は、異性に執着がある人です。

異性が嫌いと言いながら、男叩き・女叩きするのは時間の無駄で、なるべく関わらないようにすれば他のことに時間を使えます。

無関心であれば、わざわざ嫌いな相手を批判して、嫌いな相手のために自分の時間を割くなど無意味と考えます。

不満がある

自分に不満がない人は、他人を批判しません。日常的に何らかの不満がある人は、人や物に当たってストレスを発散させようとします。それが男叩き・女叩きの愚痴として出てくることがあります。

モテないことへの恨み

異性から相手にされない人、傷つけられたことがある人が異性を恨み、男叩き・女叩きをすることがあります。


異性に傷つけられたり、裏切られれば不信感を持つことはあるでしょうが、異性全般を恨んだり、批判するのは「自分は視野が狭い人です」と言っているのと同じです。

モテない人ほど欠点を自己分析しない、好かれるように努力しないなど自分磨きができません。更に自分のプライドを守るために異性を批判します。こうした態度が、異性に相手にされない原因になっていることに気付いていません。

固定観念が強い

例えば「恋愛は見た目が全て」のような固定観念を持っていると、自分の容姿に自信がない人が異性を叩くことがあります。

「恋愛は見た目が全て」と思っているからこそ、見た目重視の人間ばかり目につきやすくなります。自分の固定観念を疑わないので、自分がそういう人ばかりを選んでみていることに気付いていません。

類は友を呼び、同じような価値観の人間が自分の周りに集まりやすいので、内面を見てくれる人に出会えない原因になっています。

自分の人の見方や価値観が原因なのですが、男叩き・女叩きする人は反省しないので気づきません。

見た目が全てと思うなら自分磨きをしたり、貯金して整形する方法もあるでしょう。しかし男叩き・女叩きする人は反省できないので、異性を叩くことで自分のプライドを守ろうとします。

自信・度胸がない

異性叩きする人は自信がないので、自分の意見を言えません。自分の抱えている問題を、男尊女卑・女尊男卑など世の中の問題に当てはめようとするのが特徴です。

「男性(女性)は皆こう思っている」のように、自分の意見を世間全般が思っているかのように発言します。こうした発言を鵜呑みにしてしまう人が異性を恨み、更に男叩き・女叩きが起こる悪循環の原因でもあります。

自信・度胸があれば異性にも自分からアプローチできますが、「自分など相手にされるわけがない」「告白して振られたら立ち直れない」など、いざとなると臆病になり、行動することができません。

自分の不甲斐なさを認められないので、男叩き・女叩きして自己防衛します。

男女が分かり合えると思っている

男性も女性も同じ人間ですが、性別の違いから分かり合えない面はあります。

男叩き・女叩きする人は「同じ人間なのだから、何でも分かり合えるものだ」と思っているところがあり、実際には分かり合えないからこそ不満が出やすくなります。


自分の主張を認めてほしい気持ちがあるからこそ異性に口出しするのでしょうが、性差がある以上、男女は永遠に理解できない、されない部分があります。

永遠に分かり合えない面があるからこそ、法律を制定しなければ男女平等を意識することさえ難しいのが人間です。

一方的な主張で男女平等に近づくことはなく、互いに性差の違いをどれだけ受け入れられるか、交渉的に考える必要があります。




男叩き・女叩きに何のメリットもない理由

永遠に異性から好かれない

嫌ってくる人を好きになる人はいないので、男叩き・女叩きをすれほど異性は縁遠い存在になります。

性格によっては、一度嫌いになった人を二度と好きにならない人もいるので、性別に関する話をするときは注意が必要です。

本当は異性に構ってもらいたいのが理由でも、冷やかしや馬鹿にする発言ばかりしていると、いずれは口も利いてもらえなくなるでしょう。

好きな人ができると後悔する

男叩き・女叩きを繰り返すほど、異性への不信感が強くなっていきます。悪口や批判を繰り返すほど、自分で異性に対する意識を、悪い方に歪めてしまうからです。それで後悔するのは、自分に好きな人ができたときです。

異性に良いイメージが持てない、男叩き・女叩きをしていた後ろめたさなどから好きな人に話しかけられないなど、恋愛のチャンスを自ら逃してしまう原因になります。

社会的信用を失う

男叩き・女叩きがクセになっていると、無自覚に差別的な発言をしてしまうことがあります。公の場で男叩き・女叩きと思われる発言をすれば、社会的信用を失うことにもなりかねません。

特定の異性が嫌いな場合でも「男(女)は~」と批判すると、それが異性全般を批判しているように聞こえてしまうことがあります。

性別で差別するのかと、異性だけでなく同性にも軽蔑や失望される原因になるでしょう。

男叩き・女叩きされたときの対処法

無視・気にしない

異性を叩く人は、何らかの不満や問題を抱えており、異性を叩くことで安心感を得ようとしている人です。

何を言われても自分には関係のないことなので、無視して相手にしないのが一番です。

異性を叩くのは一部の人と知る

全ての人間が男叩き・女叩きするわけではないので、誤解しないようにしてください。

ネットで異性を批判する人は、現実ではほとんど異性と関わらず、自分の中でイメージした異性を批判しているだけのこともあります。

「男(女)は皆~と思っている」のような発言があっても、統計がない限り、それは個人の意見です。本当に全員がそう思っているわけではありません。

男叩き・女叩きする人は、自分の意見として発言する自信がないので、皆がそう思っているかのように言っているかのように発言することがあります。批判を鵜呑みにしないでください。

ネットは狭い世界だと知る

ネットは世界中の人と交流できるので、ネット上の発言を多くの人が考えていることと勘違いしがちです。現実でもネットでも、結局は似た者同士が集まるので、男叩き・女叩きする人も特定の場所に集まります。

掲示板のように、男叩き・女叩きする人が集まりやすい場での発言を、世の中全ての発言と勘違いしないようにしてください。

異性と話す

ネット上の男叩き・女叩きで異性不信になっている人は、現実の異性と会話してください。普通に異性と話せる人とです。

普通に異性と話せる人に、男叩き・女叩きをする人はほとんどいません。現実に異性と関わると、ネットの男叩き・女叩きが一部の人の考えであり、気にするものではないと実感しやすいでしょう。