存在感がないと言われ、原因が分からず悩むことはないでしょうか。
普通に過ごしているのに存在感がないと言われるとショックを受けるかもしれませんが、存在感がないことにもメリットはあります。
存在感がない人の特徴やメリット、対処法などを解説します。
存在感がない人の特徴
話さない
存在感がない人は、あまり会話しないのが特徴です。
普段から雑談には参加せず必要なことだけ話す、自分から話しかけないなど、話すことが少ないです。
自分の意見を言わないので存在感がない、何を考えているのかよく分からないと思われます。
感情表現が少ない
存在感がない人は、感情表現しないのが特徴です。
話し方や表情が淡々としているなど、喜怒哀楽を表に出すことが少ないです。
反応が薄いと個性や性格が分かりにくく、他人の印象に残りにくくなります。
物静か
存在感がない人は普段から行動が物静かです。
移動したり物を動かすときに、ほとんど物音を立てないなど、音を立てないのが特徴です。
静かなのでうるさいとは思われませんが、気配がないので気付かれにくくなります。
声が小さい
存在感がない人は、声が小さい人です。
声が小さいと、自分から話しかけても相手に聞こえていないなど、気付かれにくくなります。
また自分の意見を話しても、声が小さいと内容がきちんと聞こえていなかったり、自信がないように見えて印象に残らないことがあります。
驚かれる
存在感がない人は、突然人に驚かれることがあります。
自分の近くにいる人に「いたの?」と驚かれるなど、そこにいると気付かれにくい人です。
自分では普通にしているつもりでも、他人に気付かれずぶつかられるなど、存在に気付いてもらえません。
評価されにくい
存在感がない人は、頑張っても評価されにくい面があります。
控え目で自己主張しない、縁の下の力持ちのような立場だと、上辺しか見ない人からは評価されにくくなります。
また人からアドバイスや評価を得たいと思っても、普段から目立たないと努力を見てもらえていないので、的確なアドバイスがもらえないことがあります。
名前や顔を覚えてもらえない
存在感がない人は、自分の名前や顔をなかなか覚えてもらえません。
顔見知りの人に名前を尋ねられたり、人に自分の名前を書いてもらうと漢字が間違っているなど、名前を覚えてもらえません。
また初対面でない人にも「どちらさまですか?」と言われるなど、顔や声など、特徴を覚えてもらえません。
存在感がない人の原因
劣等感がある
存在感がない人は、何らかの劣等感を抱えている可能性があります。
劣等感があると「どうせ自分が何をしても意味がない」のように思い、自分の意見を言わない、人前に出ないなど、人目を避けるように行動することがあります。
自分から他人と関わることを避けるので、存在を忘れられてしまいます。
トラウマがある
存在感がない人は、トラウマを抱えていることがあります。
人前で話して失敗したことがある、笑われたことがあるなど、そうした経験がトラウマになっている人です。
対人関係のトラウマがあると、二度と嫌な思いをしたくない気持ちから人を避けるので、存在感がないと思われます。
自分が嫌い
存在感がないのは、自分を嫌っているのが原因です。
自分が嫌いだと注目されたくないので人目を避けたり、人を寄せ付けない表情や雰囲気を持つようになります。
そうした態度が人から距離を置かれる原因になり、存在を忘れられてしまいます。
他人が苦手
存在感がない人は対人恐怖症で他人が苦手、怖いと感じていることがあります。
人と関わるのが苦手で何を言えば良いか分からない、恥ずかしい、怖いなどネガティブな感情が出てしまい、人を避けてしまいます。
人と関わりたくても恐怖感の方が勝ってしまい、人付き合いを避けるので存在感がないと思われます。
物音を立てない
存在感がないのは、物音を立てないのが原因になっていることがあります。
足音が全くしない、物を動かすときも静かなど、行動するときに音がしないと、そこにいると気付かれにくいです。
音がしないまま人に近付くので「いるのに気付かなかった」と驚かれてしまいます。
見た目・雰囲気
存在感がないのは、見た目や雰囲気に目を引くものがないのも原因です。
おしゃれに気を遣わない、暗い雰囲気が出ているなど、目立つものがないか、人を遠ざけるような雰囲気が出ています。
また笑顔が少ないなど、何を考えているのか分からない、話しかけにくい雰囲気から距離を置かれてしまい、存在を忘れられてしまうことがあります。
個性がない
存在感がないと思われる人は、個性が目立たない人です。
例えば人と話すのが苦手でも絵が上手いなど特技があれば、それで人気を集める人もいます。
自分の強みが分からないと自己表現が上手くできず、存在感がないと思われる原因になります。
自分から行動しない
存在感がないのは、自分から行動しない人です。
例えば友達が欲しいと思っても、自分から話しかけず話しかけられるのを待っているなど、自分でどうにかしようとする気持ちがありません。
積極的に行動せず、受け身でじっと待っているだけなので、存在感がないと思われます。
存在感がないことのメリット
他人に迷惑をかけない
存在感がないことのメリットは、他人の迷惑にならないことです。
話し声や動作がうるさい人は他人から嫌われやすいですが、物静かな人は迷惑にはなりません。
大声で話さない、余計な雑談をしない、大きな物音を立てないなど、そうした特徴は他人への配慮になります。
マイペースで行動できる
存在感がないとマイペースで行動しやすくなります。
存在感があると人付き合いも増えるので、人に合わせて行動する機会も増えます。
存在感がないと人から面倒事を頼まれない、同調圧力に巻き込まれないなど、自由に行動しやすくなります。
自立心が高まる
存在感がある人は、困っているとすぐに助けてもらえるなど得することもありますが、それは自分の問題を人任せにすることでもあります。
存在感がない人は困っていても気付かれにくい、自分から人に相談できないなどの特徴がありますが、その分自分で問題を解決しようとする意識が強くなります。
トラブルに巻き込まれにくい
存在感がないことのメリットは、トラブルに巻き込まれにくいことです。
存在感があればそれだけ人付き合いが増え、得することもあるでしょうが、トラブルに巻き込まれることもあります。
存在感がないと人付き合いが信頼できる少数に限られていたり、頼み事をされることも少ないので、面倒な人間関係やトラブルに巻き込まれにくくなります。
目を付けられない
存在感がある人は人目を引く分、良いことをしても悪いことをしても目立ちます。
そのため職場や学校など集団の場では、良い意味で目立っても生意気だと嫉妬される、悪い意味で目立てば問題児と思われるなど、目上から目を付けられやすい存在でもあります。
人気者がトラブルを起こすと批判の声もそれだけ多く、集団で何かミスした場合も、目立つ人が主導したと思われ、一番重い責任を負わされることがあります。
存在感がないと目上から目を付けられにくい、トラブルが起きてもすぐ対処すれば気付かれないなど、人目に付かないゆえのメリットもあるでしょう。
存在感がないと言われたときの対処法
見た目を変える
存在感を出すには、見た目を変えることが最も簡単です。
髪色や服装、化粧を明るくする、光り物のアクセサリーを身に着ける、縁の太い眼鏡をかけるなど、目立つ人の方が印象に残ります。
地味で目立たない格好が多い人は、何か一つでも目立つようなものを見た目に取り入れてみましょう。
はっきり発言する
声が小さいとよく言われる人は、大きな声で話すようにしてみましょう。
声が小さいと名前を覚えてもらえなかったり、どんなに良い意見を話してもきちんと相手に伝わらない原因になります。
声が小さい人は口の中でボソボソと話しますが、相手の方を見て、自分の声を届ける意識を持って話してみましょう。
自己表現する
存在感がないと言われたときは、自分の得意分野で自己表現できないか考えてみましょう。
話すのが苦手なら文章やイラストなど、別の方法で自分をアピールできないか考えてみてください。
話すだけがコミュニケーションではないので、自分の得意分野で表現してみましょう。
聞き役になる
劣等感やトラウマで人付き合いを避けている場合、まずは話の聞き役になってみましょう。
周囲の人と話さなければ、自分の存在は忘れられやすくなります。
人付き合いを避ける人は話しかけられても面倒くさそうにしたり、すぐに会話を終わらせようとすることがあります。
きちんと相手の話を聞き、自分の思ったことを話すという、相手に向き合う態度が大切です。
人の話を聞ける人は、余計なことは言わず話を聞いてくれる人、落ち着いていて信頼できる人など、派手さとは違い、安定した存在感を示すことができます。
好きな芸能人を参考にする
好きな芸能人がいる人は、その人を参考にしてみましょう。
その人の話し方や動作、他人への接し方、ファッションなどから、学び取れることはある筈です。
また、ファンの意見を聞くと「いつも笑顔で明るい」「話し方が面白い」など、なぜその芸能人が好かれるのか理由も分かるので、ファンの意見も参考にしてみましょう。
わざと音を立てる
「そこにいたの?」と驚かれることが多い人は、わざと音を立てるのも対処法です。
足音を立てるように歩く、音を立ててドアを開閉する、咳払いをするなど、自分がいることを音で伝えましょう。
ただし乱暴に音を立てたり、何度も音を立てるのは迷惑になるので、気付いてほしいときにさりげなくやるようにしましょう。
イメージを変える
存在感がないことに悪いイメージがある人は、見方を変えてみましょう。
存在感がない→無意識に他人に迷惑をかけない、派閥争いやトラブルに巻き込まれにくいなど、存在感がないことにもメリットはあります。
存在感がないことのメリットも考えると、存在感がないことで得する場面もあり、悪いことばかりではないと思えるでしょう。
存在感がないのは悪いことではない
目立つ人の方が注目や人気を集めやすいので、存在感がないのは悪いように思われがちです。
しかし、存在感がないのは個性なので、良い悪いと判断できるものではありません。
存在感がある人を羨ましいと思う人もいるでしょうが、存在感があるほど人付き合いが増えたり、目立ちたがり屋と嫉妬されることもあります。
それでも存在感のある人になりたいなら自分で変わろうとする意識が必要ですが、個性として受け入れ、自分を大切にするのも一つの判断です。