自分では普通にしているつもりでも、生意気だと言われてしまうことはないでしょうか。

生意気だと思われる人は、無意識にそう思われるような行動を取っていることがあります。

生意気と思われる人の特徴や対処法について解説します。

生意気と思われる人の特徴

挨拶・感謝・謝罪しない

生意気だと思われる人は自分から挨拶しないなど、基本的なマナーが身についていません。

人に何かしてもらっても感謝の言葉が言えなかったり、当然のことのように考えています。

また自分が悪いことしても言い訳する、逆切れするというように、謝罪することはありません。

無意識でもこうした態度が多いと、生意気だと思われます。

敬語が使えない

生意気だと思われるのは、初対面の人や年上に敬語が使えない人です。

いきなり友達のように話しかけられれば、「偉そう」「生意気」「馴れ馴れしい」のように嫌な印象を持つ人もいます。

職場の新人が敬語で話せない場合、部活動やバイト経験がないなど、上下関係のコミュニケーションを知る機会がなかったのだと思われます。

自慢が多い

自慢が多い人は嫌われたり、目上の人からは生意気だと思われやすいです。

全て自分の力だけで成功してきたような態度は生意気だと思われます。

自慢のつもりでなくても、自分の話ばかりしていると自慢だと勘違いされ、生意気だと思われてしまうこともあります。

実力不足

理想が高くても実力不足な人は、生意気だと思われることがあります。

実力が無くてもやる気がある人を、チャレンジ精神があると好意的に見る人もいます。

反対に、どれだけ理想を語っても実現できなければ「口だけは偉そうなことを言う」と、生意気だと思う人もいます。

偉そう

生意気と言われるのは、偉そうな態度を取ってしまう人です。

プライドが高く高圧的な態度を取っていると、感じが悪い、生意気だと思われやすいです。

無意識でも言葉遣いや態度が上から目線に感じられる人は、生意気だと思われてしまうことがあります。

人の話を聞かない

生意気だと思われる人は相手が話している最中に口を挟むなど、人の話を聞くことができません。

また集中力がないと人の話を聞いていられずそわそわしたり、別のことをしてしまうことがあります。

そうした態度を馬鹿にしている、舐めていると感じる人からは生意気だと思われてしまいます。

優秀

優秀な人は生意気だと思われることがあります。

生意気と思われるような態度を取らなくても、自分より能力がある人がいることが許せない人はいます。

特に嫉妬深く競争心が強い人は、自分以外の人間が優れていることを面白く思わないでしょう。

生意気な人の心理

自分が正しいと思っている

いつも自分が正しいと思っている人は、注意されても聞き入れないか、反論します。

更に自分が間違えたときも認めたくないので、言い訳したり責任転嫁します。

人の話を素直に聞かない、謝らない態度が生意気だと思われてしまう原因です。

競争心が強い

生意気な人は自分が一番でないと気が済まない人です。

負けたくない気持ちから偉そうな態度を取ったり、自慢して自分を強く見せようとします。

自分以外を敵だと思っているため突っ掛かるような態度が多く、反抗的に見えて生意気だと思われてしまいます。

相手を下に見ている

生意気な態度を取る人は、相手を下に見ていることがあります。

自信過剰だと周囲の意見を聞かず、「自分に従っていれば良い」と偉そうな態度になりがちです。

自分より年上や立場が上の人でも、実力がないと思えば見下した態度を取る人も生意気だと思われます。

自分の夢を叶えたい

純粋に自分の夢を追っているだけでも、生意気だと思われることがあります。

実力の有無に関係なく、叶えたい夢の規模が大きいほど「そんなもの叶う訳がない」「口だけは達者だ」と周囲からの反発を受けることがあります。

本人が生意気な態度を取らなくても、批判や嫉妬の同調圧力で生意気だと思われてしまうことはあります。




生意気と言われたときの対処法

ビジネスマナーを身につける

生意気と言われる原因が分からない場合、言葉遣いや態度に生意気と思わせるものがあると考えられます。

その場合は、ビジネスマナーを勉強するのがおすすめです。マナーがしっかり身につけば、生意気と思われることは減るでしょう。

言葉遣いの使い分けや立ち居振る舞いについて、マナー本を読めば一人でも練習できます。

マナー講座に通えば自分の態度のどこが良くないのか、客観的に説明してもらえるでしょう。

その場に合ったコミュニケーションを取る

目上の人に敬語を使わない、注意されても言い訳する態度は生意気と思われる原因になります。

年上に媚びたくない、負けたくない気持ちから反抗的な態度を取っても、職場のように集団の場では社会性、協調性がない人間だと見なされてしまいます。

負けたくないなら態度に出すのでなく、実力で示しましょう。

目上の人への対応はビジネスマナーを意識すると、生意気だと思われることは減っていくでしょう。

否定的なことを言わない

相手の意見を否定したり、自分の方が正しいという言い方は、感じが悪いと思われます。

自分と違う考えを持つ人の意見でも「そういう考え方もある」と、聞いてみる姿勢が大切です。

相手の意見も受け止めた上で自分の意見を話せば、生意気だと思われることはなくなるでしょう。

話し合う

叶えたい夢や目標があり、それについて誰かに反対されるなら、しっかり話し合う機会を作ってみましょう。

思い付きでやってみたいというのでなく、予定表を作り計画内容を説明すれば、相手の気持ちを変えられることもあります。

夢を実現させるなら、他人の意見や評価に振り回されない意志の強さも必要です。

また批判されても行動し続けることで真剣さが伝わり、反対する気持ちを改めてくれる人も現れるでしょう。

環境を変える

年上に生意気と言われる場合、価値観の違いが原因かもしれません。

年齢差があるほど、価値観の摩擦・対立は生じやすいです。保守的・頑固な人ほど、年下の考えを簡単には受け入れないでしょう。

しかし、今後の時代は物事の移り変わりが益々早くなっていくため、固定観念が強いほど時代に追いつけなくなります。

年上と価値観が合わないと感じるなら、その人と将来的な話はしない、話を聞いてくれる人と話し合う、居場所を変えるなど、臨機応変に対応していきましょう。

生意気と思う人への対処法

マナーを教える

新人や部下のマナーが身についていないときは、正しい作法を教えてあげましょう。

基礎的なマナーは面接練習や研修で知っているかもしれませんが、一通りのマナーが身につくまでには時間がかかります。

できていないと感じる部分があれば、その都度正しい言葉遣いや立ち居振る舞いを教えます。

マナーを身に着けることのメリットも伝えておくと、部下のモチベーションも上がるでしょう。

真面目に覚える気があるなら、マナーを身につけることで言葉遣いや態度が変わっていくはずです。

話を聞いてみる

やる気がない、いつも不機嫌そうなど態度が悪い人は、今の環境に納得できない理由があるのかもしれません。

ネガティブな態度が続くなら、相手の悩みや要望を聞いてみましょう。

不満が解消されれば、消極的な態度が改善される可能性があります。

認める・褒める

競争心が強い人の場合、その気持ちを認めてあげることも大切です。

競争心が強い人は気も強いので、「その態度は生意気だ」と指摘すると反発する可能性があります。

競争心が強いのは認められたいことの裏返しです。

勝ちたいというやる気は認めても、他人を見下したり邪魔するのであれば注意するというように、否定ばかりしないことが大切です。

自分の心を見直す

生意気だと目に付く人がいるなら、自分の深層心理に原因があるとも考えられます。

例えば自分のやりたいことを我慢している人は、素直に夢を追っている人を生意気だと批判したり、邪魔することがあります。

それは自分ができない(と思い込んでいる)ことを、他人がやっていることへの嫉妬です。

「~してはいけない」「~できる訳がない」のような固定観念、メンタルブロックをかけていないか、自分の心を見直してみましょう。