仕事にやる気がない、時間やお金にルーズなどの特徴がある人は、だらしないと思われやすいです。
だらしなさが目立つと、自己管理や仕事ができないと思われる原因にもなります。
だらしない人の特徴や直し方について解説します。
だらしない人の特徴
約束を守れない
だらしない人は、約束を守れないのが特徴です。
遅刻が多い、マナーやルールを守れないなど、自己中心的な行動が目立ちます。
常習的だとだらしないと思われるだけでなく、信用性も失います。
計画的に行動できない
だらしない人は計画的に行動するのが苦手です。
そもそも計画を立てるのが面倒だったり、無計画で行動するのでミスが増え、行動がだらしないと思われます。
計画を立ててもやる気がなくなると飽きてしまうなど、目標達成する前にやめてしまいます。
後回しにする
だらしない人は、やることを後回しにするのが特徴です。
やらなければならないことは締切間近になってやるなど、ギリギリにならないと行動しません。
興味を持ったことでも「今度やってみよう」と思ってそのままなど、実践する前に忘れてしまいます。
髪型や服装の乱れ
だらしない人は、身だしなみが整えないのが特徴です。
髪がボサボサ、襟元が乱れているなど、身だしなみに気を遣いません。
おしゃれに関心がないので、清潔感のない見た目でも平気で過ごせてしまいます。
表情や態度に締まりがない
普段の表情に締まりがないと、だらしないと思われることがあります。
目が虚ろだったり、口が開いているなど、ぼんやりした表情は気が緩んでいるように見えるからです。
表情だけでなく、猫背だったり、だるそうな話し方をしていると、やる気がない、だらしないと思われやすいです。
金銭管理できない
だらしない人は、お金の管理ができません。
お金があればあるだけ使ってしまうなど、貯蓄するのが苦手です。
貯金が減れば節約を意識しますが、だらしない人は我慢できず借金をしてしまうこともあります。
依存症がある
だらしない人は、何らかの依存症を持っていることがあります。
アルコール、ゲーム、ギャンブル依存のように、生活に支障が出るような依存症です。
依存するとそのこと以外は考えられなくなるので、だらしない生活になってしまうことがあります。
部屋が汚い
だらしない人は部屋が汚いのが特徴です。
部屋に物が多くても、きちんと整頓されていればだらしないとは思われません。
整理整頓が苦手で、適当に物を積み上げたり、ごみを捨てないなど、散らかす人がだらしないと思われます。
育ち・人間関係
だらしない人は、家族や友人の性格もだらしないことがあります。
身近な人がだらしないと、だらしない状態が当たり前なので、自分のだらしなさに気付くことができません。
例えば親が掃除が苦手だと、子供も片付けができず、散らかった部屋でも汚いという意識を持たなくなることがあります。
だらしない性格は病気?
だらしないこと自体は病気ではありませんが、病気などが原因でだらしないと思われてしまうことがあります。
だらしない人に考えられる症状は発達・人格障害やうつ病などです。
発達障害の場合、計画性がない、優先順位が分からないなどの特徴があり、それがだらしないように見えている可能性があります。
反社会性人格障害は規則を守れない、依存症を持っているなどの特徴があり、トラブルメーカーと思われている傾向があります。
うつ病では無気力な態度がやる気がない、だらしがないと誤解されてしまうことがあります。
何度も人から注意されている、自分で意識しても直すのが難しい場合、障害や病気の可能性もあります。
だらしない人に向いている仕事
一人でできる仕事
人間関係が面倒な人は、一人でできる仕事を探してみましょう。
一人で完結する仕事、他人とのやり取りはあっても電話やメールだけなどの仕事であれば続けやすいでしょう。
専門的な知識があるならエンジニアやWebデザイナー、投資家など、一人で行動したいなら配達、仕分けなどの仕事があります。
ただし一人でできる仕事は自己管理が大切なため、自分で積極的に仕事を進める意欲が必要です。
マイペースでできる仕事
時間や規則を守るのが苦手な人は、マイペースでできる仕事で独立するのが向いています。
従業員として働くなら、会社が定めた規則を守るのが基本なため、それが無理であれば独立するしかないです。
飲食店経営、整体師、エステ・ネイルサロンなど自分のお店を持てば、自分の好きなように営業日や時間を決められるでしょう。
自宅でできる仕事
アイデアを考えるのが得意な人は、クリエイティブ系の職種がおすすめです。
エンジニアやライター、イラストレーターのような仕事は、出社が必要ない会社もあり、将来的に独立も可能な仕事です。
在宅勤務は仕事と家事を並行してできるなど、マイペースで仕事ができ、出勤時ほど身だしなみを整える必要もなくなるでしょう。
製造業
仕事について考えるのが面倒くさいのであれば、製造現場の作業員のように、やることが決まっている仕事がおすすめです。
決められた工程に従えば良いので、慣れるまでは大変ですが、慣れれば同じ作業をするだけです。
ただし体を動かす仕事は体力や集中力が必要になるので、健康管理は重要になります。
だらしない性格の改善方法
計画を立てる
だらしない自覚がある人は、計画を立てるのも面倒かもしれません。
難しく考えるのでなく、やることリストのような簡単な計画を立ててみましょう。
絶対にやっておくこと、締め切りなど重要なことはメモ書きして見える場所に貼ると、忘れにくくなるでしょう。
簡単なことから始める
やることを後回しににしがちな人は、簡単なことから始めてみましょう。
いきなり難易度の高いことをしようとすると、行動する前にやる気を失います。
やりたくないことでも「5分だけやる」と始めてみると、いつの間にか集中していることもあります。
「面倒くさいな」と思いながらも、とりあえずできそうなことから行動してみましょう。
面倒なことから始める
面倒くさくてもやらなければならないものは、先に終わらせるのも対処法です。
後回しにするほど「面倒なことがまだ残っている」とストレスが溜まるので、先に終わらせるようにしてみましょう。
重要なことから終わらせておくと、トラブルが起こったときに余裕を持って対処しやすくなります。
一度で終わらせようとしない
やらなければならないことは、少しずつ分散して終わらせるようにしてみましょう。
例えば部屋の掃除を一日かけて終わらせようとすると大掛かりになるので、やる前からうんざりしてしまうでしょう。
出かける前に5分だけやるなど、日数を分けて短時間でやるようにすると、習慣化しやすくなります。
身の周りを整える
だらしないと思われないためには、身の回りを清潔に保つ意識を持ってみましょう。
自分の部屋や会社の机など、自分が使う場所を散らかしたままにする人は、だらしないと思われます。
自分が使う場所だけでなく、自分の髪型や服装を整えない人もです。
職場では整理整頓や身だしなみが雑な人は、仕事ができないという印象を持たれることもあるので、綺麗にすることは信頼性にも関わります。
約束を守る
時間を守る、締め切りを守るなど、約束は守ることが大切です。
職場で遅刻を繰り返す人は「10分くらい遅刻しても締め切りには間に合うから」のように、甘く判断していることがあります。
たとえ仕事が間に合っても、遅刻を繰り返す人は規則が守れないという意味で、信頼性を失います。
約束はその通りに守るのが基本なので、自己判断で行動したいなら独立するなど、一人でできる仕事を選ぶのがおすすめです。
人を参考にする
だらしないと人から言われる場合、きちんとしている人を参考にしてみましょう。
きちんとしている人とは、約束を守る、整理整頓できる、身だしなみに気を遣うなど自己管理できている人のことです。
きちんとしている人の態度を見て、自分ができていないことは参考にしてみましょう。
だらしない人にイライラするときの対処法
得意なことを任せる
職場にだらしない人がいる場合、その人が苦手なことを任されているからかもしれません。
苦手なことをすれば時間がかかり、集中力も維持しにくくなります。
その人の性格や行動をよく見て得意なことを任せれば、意欲的に仕事に取り組んでくれる可能性があります。
約束の期限を早めにする
約束が守れない人には、締め切りなどの期限を早めにするのが対処法です。
約束時間が9時なら8時、締め切りが10日なら5日など、早い日時にしてみましょう。
締め切りを早くすれば、ミスやトラブルがあっても早めに対処できます。
掃除の仕方を教える
掃除ができない人は、掃除や整理整頓の仕方を教えてもらえなかった可能性があります。
その場合は掃除のやり方を教えれば、やってくれるようになる可能性があります。
また掃除を当番制にすると、掃除の大変さが分かるので、汚さないようにするなど意識を変えてくれる可能性があります。
注意する
だらしない人には、注意するのも対処法です。
職場では身だしなみを整えることや、自分が使う場所を安全・清潔に保つことは社内規定に含まれていることがあります。
「清潔にしないのはお客様の迷惑になる」と指導したり、「身だしなみを直さない、片付けをしない人がいて困っている」と上司に相談してみましょう。
注意されているのに直さない場合、罰則を課される可能性もあるでしょう。
自分も気を付ける
人のだらしなさに気付いても、自分のだらしないところは気付いていないことがあります。
自分にだらしないところがある場合、「あの人もだらしないので、自分も適当でいいや」と思われている可能性があります。
だらしない人が身近にいるときは、自分もだらしない面がないか注意してみましょう。
関わらない
だらしない人にイライラしても、自分に関係ない相手であれば関わらないようにしましょう。
だらしない人を「見ているだけでイライラする」という人がいますが、それは自分が相手を意識して見ているからです。
また自分の価値観に当てはめて、他人を判断していることでもあります。
他人の行動にイライラする人は自分に厳しい傾向があり、「これくらいできるのは当たり前」「~してはならない」のような価値観がストレスになっていることがあります。
相手の問題でなく、自分の価値観の問題でないか見直すことが大切です。