自分の話を聞いてもらえない、約束を後回しにされるなど、人から大切にされないと感じたことはないでしょうか。
人から大切にされないのは自分の態度や潜在意識が原因であったり、大切にできない人を引き寄せてしまっていることがあります。
大切にされない人の行動の特徴や対処法について解説します。
他人から大切にされない人の特徴
他人を大切にしない
大切にされない人は、他人を大切にしない人です。
他人を大切にしない人は、人から大切にされることばかり考え、自分から愛情を与えることはしません。
相手の気持ちを考えない、感謝しないなど思いやりがない人は、他人からも同じような対応をされます。
依存的
大切にされない人は、他人に依存する人です。
人は誰かに依存されると、それが好きな相手でも重苦しく感じるようになるものです。
そのため依存し過ぎると距離を置かれたり、面倒くさい人だと思われるようになります。
他人に依存する人は自分を愛してほしい、構ってほしい気持ちが強く、相手の気持ちを考えられないので、人からも大切にされなくなります。
他人の要求を受け入れる
大切にされない人は、相手の言うことを何でも聞いてしまう人です。
頼み事を引き受けてくれる人は良い人、優しい人と思われることもあるでしょう。
しかし、何でも頼みを聞いていると「あの人は面倒事も引き受けてくれる」と都合の良い人として利用されやすくなります。
「やめてほしい」と言えない
大切にされない人は、人から嫌なことをされたとき「やめてほしい」と言えない人です。
嫌なことを言われても「自分さえ我慢すれば」と我慢したり、笑ってごまかそうとします。
嫌なことを嫌だと言えないので、「この人はこういうことを言っても許してくれる」「馬鹿にしても、からかっても怒られない」と思われ、失礼なことも平気で言われやすくなります。
愛想笑いが多い
いつも笑顔な人は好印象を持たれることが多いですが、嫌なことを言われても我慢して笑うことはないでしょうか。
愛想笑いが多いと都合の良い人と思われたり、なめられる原因になります。
「この人の前ではわがままになっても笑って許してくれる」「この人は何を言っても笑ってくれるので大丈夫」と思われるようになり、気を遣わなくて良い存在だと思われます。
愚痴や悪口が多い
大切にされない人は、愚痴や悪口が多い人です。
愚痴や悪口など不満ばかり話す人といると暗い気持ちになるので、話を聞いてもらえなくなったり、距離を置かれるようになります。
ネガティブなことばかり話していると表情も不機嫌になり、人を寄せ付けない雰囲気を出していることがあります。
感情的
大切にされない人は、すぐ感情的になるのが特徴です。
気に入らないことがあるとすぐキレる、不機嫌になるなどすぐ態度に表す人は、他人からもそうした態度を取られたり、似たような人を引き寄せます。
何がきっかけで感情的になるか分からないので人から避けられるようになり、トラブルメーカーだと思われるようになります。
持ち物を大切にしない
他人から大切にされない人は、自分の持ち物を大切にしません。
自分が使った物を片付けない、乱暴に投げる、すぐ壊すなど、長年大切にしているものがありません。
物の扱い方は、他人への接し方を表します。
持ち物を大切にしない人は、親しい人にも感謝の心がなく雑な対応をしていることがあり、人からも雑に扱われるようになります。
八方美人
八方美人の人は嫌われたくないので、状況によって自分の考えを変えます。
しかし自分の意見を言わず自己主張しない人は、いてもいなくても良い人という認識を持たれるようになります。
またその場によって態度が変わるので信用されなくなり、それが人から大切にしてもらえなくなる原因にもなります。
約束を守ってもらえない
大切にされない人は、約束していた予定をドタキャンされるなど、後回しにされがちです。
約束をキャンセルされることが多い場合、優しいので許してもらえると思われているか、都合の良い相手と思われている可能性があります。
感謝されない
大切にされない人は、人から感謝されないのが特徴です。
何かプレゼントしても当たり前だと思われたり、親切にしてもなめられるなど、感謝されることがありません。
人から感謝されない人は自己肯定感が低い傾向があり、それが感謝できない人を引き寄せている可能性があります。
愛情不足
大切にされない人は、家族から大切にされなかったことが影響している場合もあります。
愛情不足で育つと「自分は大切にしてもらえない存在」「愛してもらえない存在」という思い込みを持つ人もいます。
そうした思い込みがあると、自分で自分を大切にすることが難しくなり、人から雑に扱われてもそれが当たり前であるように受け入れてしまうことがあります。
大切にされない人の理由・潜在意識
自己肯定感が低い
大切にされない人は、自己肯定感が低いです。
自己肯定感が低い人は「どうせ私なんて…」のような自分を貶める価値観を持っています。
自分を価値がない人間だと思っていると、その気持ちは言葉や態度で他人に伝わり、他人もあなたを価値がない存在だと思って接するようになります。
また類は友を呼ぶので、自分を無価値だと思っていると、自分の周りには似たような自己肯定感が低い人が集まります。
自己肯定感が低い人の中には、人を見下さないと自尊心を保てない人もおり、そうした人を寄せ付けてしまうので、ますます大事にされなくなります。
結果、人から大事にされず利用されたり、存在を無視されるなど、自分が自分にしていることをそのまま他人にされるようになります。
人から嫌われたくない
大切にされない人は、人から嫌われることに強い恐怖を持っています。
嫌われたくないので要求を聞き入れてしまう、嫌なことを言われても我慢してしまうなど、そうした態度が相手の態度を増長させてしまいます。
人から嫌われたくない気持ちが強い場合、幼少期の親子関係が影響している場合があります。
幼少期は親から否定的なことを言われても、親に捨てられれば生きてはいけないので耐えるしかありません。
「見捨てられたくないので良い子でいなければならない」「大切にしてもらえないのは自分が駄目で悪い子だからだ」のように我慢したり、自分を責める考えを持つようになります。
そうした親子関係が、成長すると対人関係にも影響し、親と似たような人間を引き寄せる原因になることがあります。
大切にされないと感じたときの対処法
自分を大切にする
規則正しい生活を送る、身なりを綺麗にする、部屋を掃除するなど、自分や自分の持ち物を大切にする気持ちを持ってみましょう。
自分を無価値だと思ったり、馬鹿にするようなことを自分に言うのはやめて、自分が自分の味方になる意識が大切です。
自分を大切にできるようになると、人からも大切にされるようになります。
大切にされる自分を想像する
自己肯定感が低いと、人から雑な対応をされてもそれが当たり前のように思い込んでしまっていることがあります。
人からどのような接し方をされたいか考えてみましょう。
人から優しくされたい、笑顔で接してもらいたい気持ちがあるなら、そうした接し方をされている自分を想像してみましょう。
繰り返し想像して「自分は大切にされない存在」という潜在意識を「自分は人から認められる、大切にしてもらえる存在」という意識に書き換えます。
潜在意識はすぐに変わるものではないので、習慣的に想像することが大切です。
潜在意識が変わると自分が人と接するときの意識や表情、雰囲気が変わり、人を引き付けたり、大切にされる現実へ変わっていきます。
自分の意見を言う
何でも人に合わせがちな人は、自分の意見を言うようにしてみましょう。
何も言わない人は嫌われることはないかもしれませんが、存在感がなくなり、誰からも興味を持たれなくなります。
自分の意見を言えば反対してくる人も現れるでしょう。しかし、同意してくれる人も現れます。
誰からも好かれる人間になるのは不可能なので、少しずつでも自分の考えを発言してみましょう。
人気者を参考にする
人気のある人、信頼されている人、モテている人など、人から大切にされている人を参考にしてみましょう。
見た目に気を遣っている、感謝を忘れないなど、大切にされる人は人から好かれる要素を持っています。
なぜあの人は大切にしてもらえるのかを考えて、その人から見習えることは自分も実践してみましょう。
感謝する
他人に依存的な人は、何かしてもらってもそれが当たり前のように考えていることがあります。
人に助けてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてみましょう。
また自分ばかり助けてもらうのでなく、人が困っていたら助けるなど、自分から与える気持ちも大切です。
ネガティブな態度を取らない
愚痴や悪口が多い人、感情的になりやすい人は、人前では抑えるように意識してみましょう。
怒りや不機嫌な感情は周囲にも伝わるので、トラブルが起きやすい雰囲気になります。
イライラしていると感じたら一人になれる場所へ行くなど、自分が冷静になれる方法を探してみましょう。
無理な要求は断る
頼み事を何でも引き受けてしまう人は、無理なものは断るようにしてみましょう。
頼み事を引き受けるなら、自己犠牲してまで人助けするのでなく、自分が余裕を持てる範囲にするのが大切です。
無理な要求をする人は依存的な人なので、きちんと断ることでそうした人を遠ざけることができます。
やめてほしいと言う
嫌なことを言われたときは、やめてほしいと伝えることも大切です。
冗談のつもりで失礼なことを言う人もいるので、やめてほしいと言わないと理解できない人もいます。
「この人は何を言っても許してくれる」と思われるので、嫌なものは嫌だと主張しましょう。
人間関係を見直す
友人や恋人などに大切にしてもらえないと感じたときは、人間関係を見なしてみましょう。
約束を何度も破られる、用事があるときだけ呼び出されるなどの場合、都合の良い存在と思われている可能性があります。
利用されていると感じたときは距離を置き、自分にとって大切な人、これからも一緒にいたい人がどういう人かを見直してみましょう。