動物好きな人は動物をたくさん飼っていたり、動物の話が多いなど、動物が好きと言わずとも分かります。
動物にあまり関心がない人は、なぜそこまで人と違う生き物を好きになれるのか、疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
動物好きな人の性格の特徴や、動物を好きになる心理を解説します。
動物好きな人の特徴
面倒見が良い
動物好きな人は、生き物を育てたり世話をするのが好きです。
動物を飼うと食事の世話やしつけ、散歩、掃除などやることがたくさんありますが、動物好きな人はそれらを面倒くさがらずにきちんとやります。
自分の子供のように動物を愛しており、母性や父性が強い人ともいえます。
優しい・繊細
動物好きな人は優しい傾向があります。
動物の表情や仕草を見て「嬉しそう」「悲しそう」のように、動物の気持ちを考えて接することができます。
動物番組に感情移入して泣いてしまうなど、動物の気持ちに寄り添える人です。
責任感がある
動物好きな人は、自分で決めたことをやり遂げる責任感を持っています。
動物を飼うなら、最後まで世話をする責任感が必要です。
特に一人暮らしの場合、動物と暮らすと「自分がしっかりしないと」と思う意識も強くなるでしょう。
落ち着いている
動物好きな人は落ち着いている傾向があります。
動物を飼っていると部屋を汚されたり突然病気になるなど、トラブルはつきものです。
動物と暮らす大変さを理解しているため、何かトラブルが起きても怒ったりせず、「仕方がない」と受け入れて対処できる落ち着きがあります。
動物と一緒に育った
動物好きな人は、幼少期から動物と暮らしているのが特徴です。
小さい頃から動物に触れているので、動物に抵抗感がなく、世話の仕方や接し方にも慣れています。
動物と一緒に育った人は、動物をペットというより家族だと自然に考えています。
動物園が好き
動物好きな人は動物園や牧場、ペットショップなど、動物に関わる場所が好きです。
動物を見たり触れ合うことで癒される、元気をもらえるなど、動物と関わるのが楽しかったり、ストレス解消になっています。
動物園でしか見られない動物が好きな場合、休日に必ず動物園へ行くなど、熱心なファンの人もいます。
動物に関わる仕事をしている
動物好きな人は、職業も動物に関するものを選ぶことがあります。
動物に関わる仕事は獣医や看護師、飼育員、ブリーダー、トレーナー、トリマーなど様々あります。
自分の好きな動物と関われる仕事や、自分の得意分野で動物に関わる仕事をしています。
動物グッズが好き
動物好きな人は日用品、ファッション、雑貨など動物に関するものを集めています。
犬好きなら犬に関するグッズを身の周りに置くなど、「犬が好きなんだな」と見て分かるほど、動物に関するものを収集しています。
漫画やアニメでも動物のキャラクターが好きなど、動物好きだと分かりやすいです。
動物の習性を理解している
動物好きな人は、動物の習性を理解しています。
動物と関わるときはいきなり体を触らない、じっと目を見つめないなど、動物に警戒心を与えない接し方が分かっています。
動物の気持ちを考えられるので、動物からも好かれやすい人です。
動物の態度にイライラしない
自分になつく動物を可愛いと思う人は多いですが、中々なついてくれない場合もあります。
本当に動物が好きな人は、動物が噛む、ひっかくなど傷つける行動をしても怒りません。
「攻撃的で可愛くない」「しつけがなっていない」のように考えるのでなく、「警戒心が強い子なんだろう」「動物も自分を守るためにやったんだ」のように、動物側の気持ちを考えることができます。
動物好きな人の心理
可愛い
動物好きなのは、純粋に動物が可愛いからです。
動物の見た目や仕草に癒されるなど、動物に触れることで元気をもらえます。
動物を飼っていれば、自分の子供のように可愛がっている人も多いです。
感情表現が素直
動物好きな人は動物の素直さに、可愛さや安心感を覚える人です。
人間は悲しいのに笑うなど感情表現が複雑ですが、動物はそのときの感情をそのまま態度に表します。
特に他人に気を遣いやすい人は、動物の前では素直でいられる安心感があります。
憧れがある
動物への憧れが、動物に関心を持つきっかけになることがあります。
鳥のように空を飛んでみたい、猫のように俊敏に動いてみたいなどの憧れです。
人にできないことができる動物に憧れを持ち、その動物を好きな人もいます。
興味がある
動物の生態に興味があり、動物好きな人もいます。
動物の能力や習性を知りたいなど、生物学的に関心を持っている人です。
動物について知ることで、自然界で生きることの厳しさを学んだり、人間との違いを興味深いと感じています。
人間より動物が好きな人の心理
人間嫌い
人間関係にトラウマがあると、人より動物に愛情を向ける場合があります。
例えば愛情不足で育った、いじめを受けていたなど、辛い時期に寄り添ってくれたのがペットだと、人間より動物の方が優しいと考える人もいるでしょう。
「人間は裏切るが動物は裏切らない」「人間は冷たいが動物は優しい」のような思いがあり、純粋な動物に自分も愛情を捧げたいと思っている人です。
身分で判断しないから
人間より動物が好きなのは、動物が人を身分で判断しないからです。
人間同士であれば職業や年収、年齢などで判断されることがありますが、動物相手ではそうしたものは関係ありません。
自分の立場にプレッシャーやコンプレックスが強い人ほど、動物は安心して接することができる存在になります。
人間関係が面倒
人間関係が面倒な人でも、動物と関わるのは好きな場合があります。
人間同士だと言葉にしなければ気持ちが伝わらないことも多く、また言葉の受け止め方によって誤解を生むこともあります。
特に繊細な人は人間関係では疲れやすくても、動物相手だと話さなくても気持ちが通じることもあり、動物といる方がストレスなく過ごせます。
人と関わりたくない
人には冷たく動物には優しい場合、人と関わりたくない心理があります。
動物と一緒にいる方が安心する、動物と一緒に遊ぶ方が楽しいなど、動物と過ごす方が自分らしくいられるからです。
一人暮らしで動物と暮らすなど、日頃から人と関わらない生活を送る傾向があります。
動物好きな人を嫌いと思う心理
本当に好きではないから
「動物好きに悪い人はいない」という言葉がありますが、動物好きと言っても様々な人がいます。
本当に動物が好きなのではなく、動物に優しくすることで良い人と思われたい、動物をしつけて言うことを聞かせたいと思う人もいます。
自分の名誉欲や支配欲を満たすためなど、本当に動物に愛情があるのではない人は嫌われやすいです。
衛生観念の違い
動物好きな人を嫌うのは、衛生観念の違いが原因になっていることがあります。
ペットを触って手を洗わない、外で散歩した後にそのまま家の中を歩かせる、口移しでえさを与えるなど、そうした行為を受け入れられないからです。
実際に動物から感染症を起こすことがあるため、潔癖な人ほど動物好きな人の価値観が理解できないことはあります。
マナーが悪い
飼い主のマナーが悪いと、動物好きな人を嫌いになることがあります。
ペットの鳴き声がうるさい、フンの後始末をしない、放し飼いなど、マナーの悪い飼い主が近所にいればストレスを感じるでしょう。
動物好きでもしつけや管理ができないなら飼わないでほしいと思い、動物好きな人に悪い印象を抱くきっかけになります。
動物に逃げているから
動物好きな人を嫌うのは、人と向き合わず動物に逃げているからと考える人もいます。
自分を受け入れてくれる人がいないので動物を飼う、人間関係が上手くいかないので動物としか関わらないなど、そうした態度を人間から逃げていると判断する人です。
特に努力家や責任感が強い人には、動物としか関わらない人は人間関係を築くことを自分から放棄し、現実逃避しているように見えてしまうことがあります。
本当に動物が好きな人の見分け方
動物の気持ちを尊重している
本当に動物好きな人は、動物の気持ちを考えられる人です。
動物が嫌だと思うことはしないなど、動物の気持ちを考えてコミュニケーションを取ろうとします。
動物が可愛いからといきなり触ったり、嫌がっているのが分からない人は自己中心的な人です。
動物について詳しい
本当に動物好きな人は、動物について自分から色々調べています。
犬が好きなら犬について詳しいなど、自分の好きな動物の種類や習性、性格などを理解しています。
動物を触ることができる
本当に動物好きな人は、動物を触ることに抵抗感がありません。
アレルギーなど理由があれば別ですが、動物が好きと言っているのに触れない場合、優しそうなど良い印象を持たれたいだけで、本当に好きではないのかもしれません。
トイレ掃除ができる
本当に動物好きな人は、動物のトイレ掃除も責任を持ってやります。
動物が好きだからこそ健康管理のためにチェックしたり、清潔で過ごしやすい空間を作りたい気持ちがあるからです。
水や食べ物を与えることはできてもトイレ掃除ができない場合、自分の都合が良いときだけ動物を可愛がりたい人です。
動物に好かれる
本当に動物好きな人は、動物からも好かれる傾向があります。
動物好きな人は動物を前にしてもリラックスしていたり、必要以上に干渉しないので動物から好かれます。
動物が好きと言っても動物から警戒される人は、内心は警戒心があるなど、動物に心を開いていない可能性があります。