「職場や学校でシカトされる」「旦那や妻に突然無視されるようになった」など、無視されたことはないでしょうか。

突然自分が無視されると、相手はなぜ無視するのか理由を色々考えてしまうでしょう。

しかしあなたを無視するのは、相手の心の問題である可能性もあります。

無視する人の心理や、無視されたときの対処法などを紹介します。

無視する人の心理

相手が嫌い

無視する人は、相手を嫌いなのでわざと無視していることがあります。

相手と性格が合わない、または何かトラブルがあって嫌いになるなど、何らかの原因が考えられます。

または相手への嫉妬から、嫌がらせとして無視をしている場合もあるでしょう。

「自分が嫌っていることを遠回しに伝えたい」「嫌いな人とは話もしたくない」などの心理から相手を無視します。

相手を見下している

他人を見下している人は、話しかけられても無視することがあります。

「自分は他人より優れている、自分の方が上だ」と示したい心理があり、相手を見下すためにわざと無視します。


自己愛が強く、見下された相手の気持ちを考えられないのが特徴です。

相手にするのが面倒くさい

相手にするのが面倒くさい人を無視している場合もあるでしょう。

例えば話が長い人に対して「長話に付き合うのが面倒で関わりたくない」という心理から、避けるように無視する人もいます。

また、相手と話が噛み合わないと会話自体が面倒くさくなり、無視する形で相手にしなくなる人もいます。

相手の気を引きたい

無視された側は「何か気に障ることでもしたかな」「具合でも悪いのかな」と原因を考えると思います。

しかし、無視する人はわざと気を引きたいために無視している可能性があります。

気を引きたいのは「心配してほしい」「構ってほしい」などの心理があるからです。


ただし無視が逆効果となって、相手から失礼だと思われたり、嫌われてしまうことも考えられます。




無視される原因・理由

自分ばかり話す

自分ばかり話していると、無視される原因になることがあります。

自分の話を聞いてほしい気持ちが強い人は、相手の話に耳を傾けられません。

一方的に話されるとコミュニケーションが上手く取れないので、聞き手はストレスを感じます。


同じことを繰り返していると、話に付き合いたくないので無視されてしまうことがあります。

同じ話を繰り返す

同じ話を繰り返すのも、無視される人の特徴です。

いつも仕事の話、恋愛の話など同じ話をしていないでしょうか。

同じ話ばかりだと会話がいつも似たようなものになり、聞き手は飽きてしまいます。


また同じ話をされると思うと面倒なので、避けられたり無視されやすくなります。

話が噛み合わない

無視される理由は、話が噛み合わないことも考えられます。

今話していることと違う話を始めたり、的外れな返答が多いと「この人とはまともに会話できない」と思われるようになります。


会話が噛み合わないとストレスを感じるので、避けられたり無視される原因になることがあります。

空気が読めない

無視されるのは、空気が読めていないことも考えられます。

いつも会話に余計な一言が多いと、人から失礼だと思われたり、嫌われる原因になることがあります。

発言を聞いた周りの人達もフォローしなくてはならないと思い、気を遣ってしまうでしょう。

空気の読めない発言を繰り返していれば、「もう関わりたくない」と思われて無視される可能性があります。


また、空気の読めない発言に周りが黙り込んでしまい、それが無視されているように感じていることもあります。

話しかけにくい雰囲気がある

無視される人は、話しかけにくい雰囲気があるのが特徴です。

ネガティブで暗い雰囲気を出していると、周りも話しかけにくくなります。

しかし自覚がないと、他人が近寄らなかったり、話しかけてこないことを無視されていると感じることがあります。

また、人を見下す態度を取るのも無視される人の特徴です。

高圧的な態度や、人を馬鹿にしたような態度を取ると、自分から人を遠ざけることになります。

見下してくるような人と話していても、不快な気分になるからです。


結果、必要以上関わらないために無視されたり、避けられる原因になります。

自分から話しかけない

無視される人は、自分から話しかけないのが特徴です。

自分から話しかけない人は交友関係を広げにくいので、話しかけられる機会も少なくなります。

自分に話しかけてくれる人が少ないと、皆から無視されているように感じる人もいます。


また、いつも受け身で話しかけないと「あの人は話しかけられたくないのかな」と思われることもあるでしょう。

他人は気を遣って距離を置いているのですが、本人は無視されているように感じることがあります。

相手に嫌われるようなことをした

無視される原因には、相手に嫌われることをした可能性があります。

相手に思いやりのない態度を取ってしまえば、嫌われたり、避けられる原因になるでしょう。

「もう関わりたくない」という呆れや怒りの感情から、無視されていると考えられます。

相手に依存している

無視されるのは、相手に依存しているのが原因です。

人に頼ってばかりいると、相手に「ときには自分で解決してほしい」と思われるようになります。

「もう頼られたくない」「依存されると面倒」などの理由から、無視されていると考えられます。

相手がストレスを抱えている

無視される原因は、相手がストレスを抱えている場合もあります。

毎日忙しくストレスを抱えていると、ほかのことに気が回らなくなりがちです。

そのため人と関わりを避けて、一人になりたいと考えていることがあります。

その態度が、周りを無視しているように見えることがあります。

責任感が強い人であれば、他人にストレスをぶつけないために、あえて人を遠ざけている可能性もあるでしょう。




無視されたときの対処法

無視される原因を考える

無視されたときは、相手に嫌われるようなことをしなかったか思い出してみましょう。

自分勝手なことをして相手を傷つけなかったか、信頼を失うようなことをしなかったか、考えてみてください。

最近思い当たる原因がなくても、相手は今まで我慢していたのかもしれません。

どうしても分からなければ、相手に嫌われるようなことをしたか尋ねてみてください。

今は無視されたとしても、時間を置いて尋ねれば、理由を言ってくれる可能性があります。

相手の状況を考える

無視される原因に心当たりがないのであれば、相手の状況を考えてみてください。

相手は仕事や勉強で忙しそうにしていたり、何かトラブルで悩んでいる様子はないでしょうか。


そうした状況であれば、一人になりたいと考えている可能性があります。

無理に相手に関わろうとせず、そっとしておくことも大切です。時間が経てば、相手から悩みを相談してくれるかもしれません。

必要最低限の会話をする

無視する人とは、必要最低限の会話だけするのも対処法です。

例えば、他人を見下すために無視する人がいた場合、そういう人に無視されたときは相手の性格の問題です。

自分に原因がある訳ではないので、感情的にならないためにも、余計な話はしない方が良いでしょう。

無視する人が職場の人であれば仕事の話だけするなど、必要最低限の会話を意識してみてください。

自分は相手を無視しない

相手から無視されても、自分は相手を無視しないのも対処法です。

相手から無視されて、仕返しに自分が無視をしても何の解決にもなりません。


仕返しに無視すると「あの人に無視された」と言い触らされる可能性もあります。

そのため自分は態度を変えず、いつも通りの対応をしましょう。

こちらは大人の対応を心がけて、同じ土俵に立たないようにすることが大切です。

相談する

無視されて困る状況であれば、信頼できる人に相談しましょう。

例えば職場で無視されるのであれば、仕事に支障が出てくることもあります。

そうしたときは上司に相談し「仕事の話し合いができないので困っている」と伝えてみてください。

上司に事情が分かれば、無視する人も理由を話したり、無視しなくなる可能性があります。




わざと無視されたときにイライラしない対処法

幼稚な人だと思う

無視する人は「気に入らない」という気持ちを言葉でなく、態度で表す人です。それは、精神年齢が成長していないことを表しています。

精神年齢が高い人は、ストレスを感じることがあってもすぐ表には出しません。また、他人に怒りを感じているのであれば、無視せずに言葉で説明します。

「無視する人は、心が幼稚なんだな」と思えば、自分がイライラするのも馬鹿らしくなるでしょう。

器が小さい人と思う

無視する人は、器が小さい人でもあります。

自分と違う考えを持つ人を無視するなら、それは相手の意見を受け入れられないからです。

器の大きい人であれば、異なる考えを持つ人の意見も聞き入れられます。

都合の悪いことを無視する人であれば、「器が小さいので、現実を受け止めきれず無視してしまうんだ」と考えてみてください。

自分から信用を下げている

無視する人は、次第に誰からも信用されなくなります。

例えば特定の人だけに嫌がらせで無視しても、いつかは周囲もそれに気付きます。


それが分かれば職場や学校でも、性格が悪い人だと認識されるようになるでしょう。

性格が悪いことが知れ渡れば、誰からも信用されなくなります。

最終的に孤立する

機嫌が悪いと無視するなど、気分的に無視を繰り返していると人が離れていきます。

情緒不安定で一緒にいて安心できない、面倒くさいと思われるようになるからです。


自分が人を無視してきた結果が、自分に返ってきます。

無視する人が孤立しても、周りは原因を分かっているので、同情もしてもらえなくなるでしょう。

無視されたときは

無視される原因が自分の態度にあると思ったときは、改善するよう努力したり、相手に無視する理由を尋ねてみてください。

また、無視する人の態度を気にしすぎると、自分がストレスを感じるようになります。

原因が分からないときは、自分はいつも通りの態度で接する、人に相談して解決方法を考えるなど、相手に振り回されないようにすることが大切です。