人から何かしてもらったとき、すぐ「ありがとう」と言える人もいれば、お礼を言えない人もいます。
感謝できない人に出会ったとき、どうしてお礼の一言くらい言えないの?と疑問に思うことはないでしょうか。
感謝できない人の特徴と心理・お礼が言えない人への対処法について解説します。
感謝できない人の特徴・心理
プライドが高い
「自分は優れた人間だ」という思い込みがある人は、人から何かしてもらってもお礼が言えないことがあります。
特に完璧主義タイプの人は、人から助けられたとしてもそれを恥だと思い、助けられたことを認めたくないので、お礼を言わなかったり、「余計なことをするな」と怒り出すことがあります。
面倒くさがり
人から何かしてもらったときに、いつもお礼を言わない人は、単純に「ありがとう」を伝えるのが面倒くさいので、お礼を言わないのかもしれません。
特に普段から時間や約束を守れない、だらしない性格の人は、そもそも人に助けてもらったことすら忘れている可能性があります。
物を大切に使わない
感謝の気持ちがない人は、物を大切に使いません。普段から乱暴に扱ったり、壊れたらすぐ買い替えれば良いと思っています。
また、物を大切にしない人は使ったものを片付けないので、その人の使った場所はいつも散らかっていたり、部屋が汚い傾向があります。
満足しない
人から何かプレゼントされても、「もっと良いものが欲しい」と更に欲が出るタイプの人は、心から相手に感謝できません。
たとえ「ありがとう」を言ったとしても、どこか満足していない様子が相手に伝わるので、「嬉しくないのかな」と更に相手を気遣わせてしまうことがあります。
自信がない
「ありがとう」ではなく「すみません」と言ったり、もしくは何も言わない人は、自信がないのでお礼が言えないのかもしれません。
自信がない人は「私なんかのために、気を遣わせてしまいすみません」という気持ちがあり、また助けられてしまったら相手の迷惑になってしまうと考えて、あえて嫌われるようにお礼を言わないなど、わざと人を遠ざける態度を取ることがあります。
シャイ
自分の感情をあまり表に出さない人、あまのじゃくなタイプの人は、「ありがとう」を言うのが気恥ずかしく、お礼を言わないことがあります。
心では感謝していたり、嬉しい気持ちもあるのでしょうが、たとえ感謝していてもそれが相手に伝わらなければ、「お礼も言えない人」と、相手から誤解されてしまう原因になります。
当たり前だと思っている
何でも当たり前と思っている人ほど、普段から「ありがとう」と思う意識がなくなっていきます。
当たり前のことなどないという意識があれば、自然と感謝の気持ちが生まれるはずです。
また、人から何かしてもらったときにお礼を言えない人は、生まれ育った環境が原因の場合もあります。
例えば親や兄・姉がいつも何かと助けてくれる人で、それを当たり前のことだと思っていると、「他人が自分を助けてくれるのは当たり前のこと」と勘違いしてしまう人もいます。言わなくても伝わると思っている
家族、友人、恋人など親しい関係の人にわざわざお礼を言わなくても伝わると思っている人は、普段からあまり「ありがとう」を言いません。
親しみを込めているからこそ、あえてお礼を言わないという人もいますが、相手がちゃんとお礼を言ってほしいと思っている場合、「言わなくても伝わる」は甘えだと思われてしまいます。
借りをつくりたくない
「何かしてらったら、お返ししなければならない。それが嫌だ」と思っている人は、人が助けに入ろうとしても「自分でやります」と相手の気持ちを受け取りません。
自分で何でもできる人はしっかりした人に見えます。ですが、人の厚意を全て拒否していると、コミュニケーションを拒否しているように受け取られるので、人から距離を置かれてしまう原因になることがあります。
感謝できない人への対処法
反面教師にする
感謝できない人の特徴として、どこか負のオーラをまとっているように見えることがあります。
いつもイライラしている、文句ばかり言う、口調が偉そう・攻撃的、こうした人は常に不満を抱えているので、それが雰囲気となって表れてきます。
そういう人に「そういう態度をやめた方が良い」と指摘しても、相手は変わりません。
「不満を持って生きていると、ああいう人間になってしまうんだな」と反面教師にして、自分はそうならないようにしましょう。お礼を期待しない
感謝できない人は「そういう人なのだ」と割り切って接すると、イライラしにくくなります。
お礼が言えなくて人から嫌われたり、恥ずかしい思いをするのは本人なので、損している人、可哀想な人だと思えばイライラする気も収まると思います。
また、何か手伝わなくてはならないときも、「仕方ないから手伝う」と突き放したような気持ちで、最初から相手に見返りを求めないとイライラする気持ちが起こりにくくなります。
なるべく関わらない
こちらが何度手助けしても感謝できない人とは、なるべく関わらない方が良いと思います。
何かしてもらったら、お礼を返すのが健全な人間関係です。
感謝できない人と関わり続けると、例え相手からのお礼を期待していなかったとしても、エネルギーを奪われているように感じ、段々ストレスがたまってくるようになります。
他人から搾取し続ける人とはなるべく距離を置き、自分を守ることを優先してください。
まとめ
- プライドが高い
- 面倒くさがり
- 物を大切に使わない
- 満足しない
- 自信がない
- シャイ
- 当たり前だと思っている
- 言わなくても伝わると思っている
- 借りをつくりたくない
- 反面教師にする
- お礼を期待しない
- なるべく関わらない