約束を守らない、嘘を吐くなど「この人は信頼できないな」と意識する瞬間は、誰でも経験があると思います。

巧妙な嘘を吐いて人を騙す人もいますが、信頼できるかどうかは、多くの場合、その人の日常的な言動を見ていれば判断できます。

今回は、信頼されない人の特徴や信頼できる人か見分ける方法についてご紹介します。

信頼されない人の特徴

約束を守らない


予定時間より遅刻が多い、ドタキャンを繰り返すなどの約束破りを繰り返す人は、自分の都合でしか行動できない人です。

特にビジネスでは約束を守れない人は仕事の予定が立てられない人として、重要な役目は任せてもらえなくなります。

嘘が多い

嘘が多い人は、嘘を隠すためにさらに嘘を上塗りしていきます。嘘を吐く人は必ず話に矛盾が出てくるので、いずれ嘘吐きであることがバレます。

嘘が多い人は、嘘を吐きすぎて罪悪感がなくなっているか、自分の言葉を信頼してもらうためなら嘘を吐いてもよいと考えているところがあります。

お金の無心をする


親しい人に借金を頼む人は、最初は少額でも、一度でもお金を貸してしまうと、貸してほしいという額が次第に増えていく特徴があります。

お金の無心をされる、保証人になってほしいなどの頼み事は、いくら親しい人であっても断ることをおすすめします。

お礼・謝罪できない

「ありがとう」の言葉が素直に言えない人は、それだけで損な人です。他人がしてくれたことに不満ばかり言う人は、ありがたみの分からない人と判断されて、次第に周囲の人が協力してくれなくなります。

「すみませんでした」を言えない人は、自分の罪を認められない人、または自分は悪いと思っていない人です。

プライドの高さから謝りたくない、謝るのは罪を認めることなので責任を取りたくない、自分は悪くない、なぜ私が注意されなければならないなどさまざまな理由があります。

ですが、どのような理由であれ謝らない人は幼稚な人という印象を持たれるようになり、大人の対応ができない、信頼のおけない人物だと思われるようになります。

悪口が多い


悪口が多い人は、日頃から他人をバカにするような発言を繰り返しているので、周囲の人から信頼されません。

悪口を言う人の取り巻きも、自分が悪口を言われたくない気持ちから群れているだけで、悪口を言う人を信頼しているわけではありません。

信頼関係ではなく利害関係でつながっている集団のため、いざトラブルが起きたときには簡単に関係が崩壊したり、集団の中で裏切りやいじめなどの問題が発生します。

人によって態度を変える

上司、部下への対応のように誰でも人によって態度を変えることはありますが、その態度に悪意がある場合は信頼されなくなります。

例えば目上の人にはお世辞を言い、そうでない人には悪口や意地悪を言う人は、言われている人からはもちろん信頼されませんし、それを見ている周囲の人からも信頼されなくなります。

口が軽い

人の個人情報や秘密を人前で簡単に話す人は信頼されません。この人に関わると、自分の個人情報や秘密を他人に話されるかもしれないという疑いを持たれるようになります。

信頼できるか見分ける方法

身だしなみ・言葉遣い


日頃から身だしなみがきっちりしている人は、その場に合った服装やヘアスタイルができる人、つまりその場の空気が読める人です。

空気が読めるとは人の気持ちを考えられる、配慮できるということで、自分勝手に行動しない人と判断できます。

言葉遣いはビジネス面では敬語や謙譲語の使い分け、日常会話では汚い言葉遣いや乱暴な発言をしていないか、悪口ばかり言っていないかが、信頼できるか見分けるポイントです。

交友関係

不良グループ、悪い噂を聞くような人とつるんでいないかというのも信頼できる人か判断できるポイントです。悪いグループに所属している人は、たとえその人が主犯格ではなくても、悪事を容認していることから信頼のおけない人といえます。

約束を守るか


出勤時間や待ち合わせ時間によく遅刻する人、ドタキャンが多い人は信頼しない方がよいでしょう。

時間を守るのは常識、こちらが約束を守っていれば、いつかは遅刻したことを悪いと思ってくれるはずという考えは、約束を守れない人には通用しません。遅刻が多い人は、仕事でもプライベートでも常習犯の可能性があります。

お礼・謝罪が言えるか

日頃からお礼や謝罪が素直に言える人は、相手に感謝できる、自分の気持ちだけで行動しない人であるため、信頼性のある人です。

さらに自分が悪くなくても誰かに代わって謝ったり、とりあえずその場を収めるために謝れる人は強情なところがなく、心の広い人といえます。

例え自分が悪くなくてもその場はいったん場を鎮めるために謝り、後から「実はこういう理由があった」ということを責任者や上司に伝えられる人は、感情的にならず冷静な対応が取れる人として評価され、本当にミスをした人が責任を取ることになるでしょう。

信頼できる人とよい人間関係を築こう

信頼できない人とよい人間関係を築くことはなかなか難しいことです。例え自分から心を開いたり、誠実な対応を取っても、かえってその厚意を利用される場合もあります。

そういったリスクを避けるのであれば、信頼できる人かどうか見分ける方法を知っておき、信頼してもよいと思えた人と人間関係を築くことが必要です。