職場の人や友人などにやたら干渉したり、口出ししてくる人がいないでしょうか。
あまり干渉されると「なぜ他人にそこまで干渉するのか」と疑問に思ったこともあるのではと思います。
他人に干渉する人の特徴や心理、干渉されるのが嫌なときの対処法などを紹介します。
干渉・口出しする人の特徴
世話好き
他人に干渉・口出しする人は世話好きなのが特徴です。
困っている人を見ると助けたくなるのが世話好きの人で、頼り甲斐のある人と思われるタイプです。
しかし、特に困っていない人にも声を掛けるなど、必要以上に面倒を見ようとすると相手は干渉されているように感じることがあります。話好き
他人に干渉・口出しする人は話好きなのが特徴です。
話好きな人は自分のことも話しますが、人にも色々質問します。
あまり話が好きではない人は、話好きの人に色々訊かれると干渉されているように感じることがあります。ネガティブ
他人に干渉・口出しする人はネガティブな性格が特徴です。
ネガティブな人は物事の悪い方面に注目するため、他人の欠点もすぐ目につきます。
人の欠点やミスばかり指摘していると、すぐに口出しする人、駄目出しする人のように思われてしまいます。噂好き
他人に干渉・口出しする人は噂好きなのが特徴です。
他人の噂を聞き集めるのが趣味なので、ネタを集めるために人に色々質問します。
何でも根掘り葉掘り訊いてくるような人は、ネタになるような話を持っていないか探っている可能性があります。理想が高い
他人に干渉・口出しする人は理想が高いのが特徴です。
理想が高い人は「もっと~したら良いのに」のように、他人に自分の理想を押し付けます。
理想を押し付けるような発言が多いほど、人のやることにいちいち口出しする人と思われやすくなります。
干渉・口出しする人の心理
把握しないと気が済まない
他人に干渉・口出しする人は、他人のことを把握していないと気が済まない心理があります。
把握したがるのはただの興味、好奇心の場合もありますが、リーダータイプも把握したがる傾向があります。
興味や好奇心から干渉してくる人は自分の関心を満たすことしか考えていないので、相手に失礼という気持ちは考えられません。
リーダータイプで職場の人が干渉する場合、仕事の一環(管理している)のように考えており、余計な干渉をしてしまう場合もあります。
他人をコントロールしたい
干渉・口出しする人は、他人をコントロールしたい心理があります。
コントロールしたい人は、「~した方が良いと思う」「~はあなたに向いてないと思う」など、アドバイスのような形で色々言ってきます。
しかし、相手のことを考えていない発言なら、それらは自分が相手にして欲しいことを言っているだけです。
その自己中心さが伝わってくるので、言われた方は干渉されているように感じます。
心配性
他人に干渉・口出しする人は心配性の可能性があります。
心配性な人は自分の子供、職場の後輩など周囲の人に過剰な心配をかけることがあり、それが干渉だと思われてしまうことがあります。
心配から干渉する人は、相手の困難を事前に避けるよう、自分がその障害を先に取り払おうとしたり、一々相手に忠告します。
相手のことを大切に思っているからこそ起こる干渉ですが、行き過ぎれば相手も監視されているように感じ、ストレスを感じてしまいます。
また過干渉な親が子どものために何でもやってしまうことがありますが、子供の自主性・自立心を成長させる機会を奪うとして、一種の虐待に相当するとも考えられています。
依存心・承認欲求がある
他人に干渉・口出しする人は依存心や承認欲求を持っています。
干渉する人は自分が他人から必要とされたい心理があり、他人に干渉とするいう形で相手に依存します。
結局は相手のためでなく自分のためなので、相手にどう思われるかは考えていません。
そのためお節介、迷惑のように思われてしまうことがあります。
親、兄弟など身近な人がやたら干渉してくる場合も、自分に構ってほしい、側にいてほしいなどの心理から干渉している可能性があります。
マウントを取りたい
他人に干渉する人は、マウントを取りたい心理があります。
例えば他人の家庭事情を色々訊いてくる人は、自分の家庭と相手の家庭を比較している可能性があります。
そして自分の家庭の方が幸せだと思えば心の中でマウントを取ったり、自分より幸せそうな人には嫉妬して口出しするなどの行動を取ります。
干渉されるのが嫌なときの対処法
話題を変える
干渉するようなことを質問されたときには、話題を切り替えましょう。
話題を変えることで質問に答えずに済み、それとなく干渉されるのを防げます。
もしくは「そういうことは、よく分かりません」など知らないふりをして、それ以上聞かれたくないことについて答えない態度を示すのも対処法です。
答えられないと言う
干渉してくる人に言いたくないことを聞かれたときは「そういうことには答えられません」と断りを入れておきましょう。
まともな人は相手にそう言われれば余計なことを聞いてしまったと謝ったり、それ以上何も訊いたりしません。
しかし、干渉する人は「こういうことを聞いたら迷惑だろう」と相手のことを考える気持ちがありません。
干渉する人は自分の関心を満たすことか、自分を必要としてくれる人を求めて干渉しています。
そして、干渉する人は自分の問いに答えてくれる人に依存します。
職場では、上司など目上の人の質問に答えないのは失礼なのではと思い、つい言いたくないことを答えてしまうときもあるかもしれません。
しかし「親しき仲にも礼儀あり」です。あなたが失礼、迷惑だと感じるのであれば、それは先に相手が礼儀を欠くことをあなたにしていることになります。
礼儀を知らない人にはこちらから「答えられない」と言い、一線を置くようにしましょう。
干渉する人も自分が知りたいことに何も答えてくれないと分かれば、次第に干渉してこなくなるでしょう。
質問返しする
やたら質問攻めのように干渉してくる人には、「何でそういう質問をするんですか?」と聞いてみるのも対処法です。
自分ばかり聞かれるのはフェアではないので、こちらも干渉する人に質問返しをしてみましょう。
「ただ気になるだけ」「心配だから」など何らかの理由を言ってくると思いますが、納得できない理由であれば「そういう理由でしたら、答えられません」と断りましょう。
質問の内容が仕事に関係しているなど、納得できる理由のときにだけ、相手の言うことに答えるようにしてみてください。
「まともな理由がなければ、あなたの質問には答えない」と暗に伝えることで、余計な干渉をしてくる人と会話せずに済みます。
相談する
職場で色々干渉してくる人がいる場合は、相手の上司などに相談してみましょう。
仕事のやり方などで口出しされて納得いかないときは、自分のやり方と相手のやり方のどちらが効率が良いのかなどを、一度話し合った方が良いと思います。
プライベートを詮索される場合、仕事に関係ないことなのでモラハラ、セクハラに当たる可能性があります。
人間関係のトラブルになる前に、早めに話し合う機会を作ることをおすすめします。