あなたの職場に、何度注意してもミスを繰り返す人はいませんか?もしくは仕事を上手くこなせないとお悩みではありませんか?あまりにもミスを繰り返していると、周りの人から「仕事ができない人」と思われてしまい、次第に注意もされなくなってしまいます。
今回は、仕事が出来ない人の特徴と対処法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事ができない人の特徴は?
融通が利かない
仕事ができない人は言われたことしかやらない、やることがなくても人に尋ねない、ぼーっとしているなど、自分から意識的に仕事に取り組もうとする姿勢が見えません。
「言われたこと以外の仕事をすると、余計と思われたり、怒られるからやらない」という人もいますが、そういった場合は上司に「○○をしても良いですか?」と確認してから行動すれば、怒られることはありません。
何もしないでいると、「気が利かない」「やる気がない」と思われやすいので、自分から仕事を取りに行く姿勢を持つことが大切です。
分からないことを聞けない
仕事ができない人は、分からないことがあっても、その場の雰囲気を壊さないためや、分からないことを聞くのは恥ずかしいと思って、「分かりました」と言ってしまうことがあります。
しかし本当は仕事の内容がよく分かっていないため、結局は上司に聞き直したり、注意されることになるため、仕事ができない人だと思われるようになってしまいます。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というように、分からないことを聞かないでいると、仕事も遅れ、時間も無駄になり、仕事もできない人と思われてしまいます。
仕事の説明を聞くときはメモを取るようにし、分からないことがあったら、説明の後にすぐに尋ねるようにするのが大切です。
机が汚い
仕事ができない人の机などの作業場は、整理整頓されていません。机などの作業場は、使う人の性格がよく表れやすい場所です。
机が汚い人の場合は、物事を順序立てて考えられなかったり、自分の優先するべき仕事が判断できないなどの特徴があります。
資格を取ろうとする
仕事ができない人は、資格を取って自分に実績を付けようとします。しかし、国家資格や専門職以外の資格は、実際の仕事に役立つことはほとんどありません。
資格を取れば転職も有利になると思ってどんな資格でも取ろうとする人もいますが、転職を望む人の場合は、今の仕事で実績を積み上げる方が、資格取得よりも有利になります。
仕事ができない人への対処法は?
仕事の進捗状況を確認する
仕事ができない人は、仕事の内容がよく分かっていなくても「分かりました」という場合があります。
この場合、分からないことを質問をすることで相手の仕事の時間を奪ってしまうのでは、迷惑になってしまうのではという気持ちから「分かりました」と言っている可能性があります。
そのため、仕事の説明をするときは、説明が終わった後に「何か質問はある?」と尋ねてみることが大切です。また、仕事の途中でも声をかけて、仕事の進捗状況を確認することが必要です。
ミスをしたら何が悪かったのか確認させる
誰でも仕事のミスはするものですが、仕事ができない人の場合、そもそも何故自分が仕事のミスをしたのか、原因を理解していない場合があります。
そのため、仕事ができない人がミスをした場合は、何故ミスをしたのか、ミスをしないためには次からどうすれば良いのかを対面で話したり、文章にして書かせるのがおすすめです。
仕事のミスの原因を自分の言葉で話させたり、文章に書かせることで、仕事ができない人も、自分がミスした原因を反省することができます。
仕事の説明の仕方を見直す
部下の仕事ぶりが思わしくない場合、自分の仕事の説明が分かりにくかったり、アバウトな面がないか見直してみることも必要です。
仕事ができない人は、細かく説明されないと、仕事の内容を理解できません。「これくらいのことは分かるだろう」と思って細かい説明を省くと、よく分からないまま仕事を始めてしまうことになり、結果的にミスをしてしまいます。
仕事ができない人には、あらかじめ仕事の細かい内容も伝えておくことで、ミスを減らすことができます。
期待しない
仕事ができない人にイライラしないためには、仕事ができない人に期待しないことです。期待しないというのは冷酷な感情のように思えるかもしれませんが、上司からの期待がプレッシャーになって、仕事を上手く進められなくなる人も存在します。
そのため、仕事ができない人に仕事を説明するときは、必ずミスをすると思うようにしておけば、仕事ができない人がミスをしても予想内の出来事のため、イライラを減らすことができます。
仕事に遅れを取りたくない場合は、あらかじめ仕事ができない人がミスしそうなポイントを予想しておくことで、仕事ができない人がミスをしたときも、速やかに対策を取ることができます。
得意な仕事をさせる
仕事ができない人がミスをして怒られると、自信を失い、更に仕事でミスをする可能性があります。仕事ができないからといって仕事を与えないと、パワハラと言われてしまうことも考えられます。
そこで、その人が得意な仕事を任せることで、本人も意識的に仕事に取り組むようになり、ミスを減らすことができます。
そのためには、日頃の会話や仕事ぶりの中で、どんな仕事が好きなのか、どんなことが得意なのかを上司が知っておく必要があります。
上司が仕事のできない人の場合は?
上司が仕事ができない人で偉そうな態度を取る場合は、それは自信がないことの裏返しですので、相手にせずに受け流すようにしてください。
仕事ができない上司のせいで仕事の進み具合に支障が出る場合は、更に上の上司に相談してみましょう。
相談することで別の仕事を任せてもらえるようになったり、自分と上司の部署を変えてもらえる可能性もあります。
仕事のできない上司であれば、他の人も仕事ができないことを知っている可能性が高いため、相談すれば事情を理解してもらいやすいです。
仕事ができない人も悩んでいます
仕事ができない人も、わざと仕事でミスしている訳ではないので、本人も悩んでいます。仕事ができない人は、仕事の内容を理解していないか、仕事のやり方がよく分かっていないかのどちらかです。どちらにしても、ただ仕事ができないことを責めただけでは、お互いに何も良いことにはなりません。
仕事ができない人がミスをしたときは、ミスしたことを責めるよりも、何が悪かったのか原因をしっかり本人に理解してもらい、同じミスはしないよう次の経験に活かしてもらうことが大切です。