真面目なのにミスが多いなど、仕事ができないと思う人が身近にいないでしょうか。
真面目な性格なのに、無能と判断されてしまうのはもったいないことです。
真面目なのに仕事ができない人の特徴や、無能と言われないための対処法について紹介します。
真面目なのに仕事ができない人の特徴
融通が利かない
真面目なのに仕事ができない人は、融通が利かないのが特徴です。
融通が利かないとは、言い換えれば頑固ということです。
自分のこだわりを重視して仕事が遅くなる、人の話を聞かないので人間関係のトラブルを起こすなど、かえって仕事の支障になっていることがあります。
理解力がない
真面目なのに仕事ができない人は、理解力がないのが特徴です。
指示された内容が理解できない、何のためにやるのか分かっていないなど、仕事への理解力がありません。
意味が分からないまま仕事をするので、見当違いなことをして怒られてしまうことがあります。
プレッシャーを感じやすい
真面目なのに仕事ができない人は、プレッシャーを感じやすいのが特徴です。
真面目な人は「仕事を成功させなければならない」という気持ちが強い余り、焦ってしまうことがあります。
そうしたプレッシャーや焦りから、本来の自分の力を発揮できなくなってしまうことがあります。要領が悪い
真面目なのに仕事ができない人は、要領が悪いのが特徴です。
真面目なので何でもマニュアル通りにやるなど、形式を重視する傾向があります。
効率的な仕事の進め方を自分で探さないので、仕事が遅い、要領が悪いのように思われてしまうことがあります。言われたことしかやらない
真面目なのに仕事ができない人は、言われたことしかやらないのが特徴です。
頼まれた仕事が終わると、次の指示があるまで待っているだけ、何も質問しないなど、言われたことしかやりません。
真面目なので言われたことはきちんとやりますが、指示がなければ仕事をしないので、無能と思われてしまうことがあります。知識・能力不足
真面目なのに仕事ができないのは、その仕事に関する知識・能力が足りていないのかもしれません。
いくら性格が真面目でも、知識や能力が不足していれば十分な成果を出すのは難しいでしょう。
スキルアップしようとしないのは向上心がないか、仕事で成果を出せていない自覚がないと考えられます。ミスが多い
真面目なのに仕事ができない人は、ミスが多いのが特徴です。
確認作業を忘れる、同じミスを繰り返すなど、何かしらミスを起こします。
小さなミスでもその回数が多ければ、仕事ができないと思われやすくなるでしょう。
仕事が遅い
真面目なのに仕事ができない人は、仕事のペースが遅いのが特徴です。
真面目なので締切は守りますが、完成させるまでのペースが遅いなどの原因で、仕事ができないと思われている可能性があります。
チームで仕事を進める場合、一人が遅れるだけで他の社員の仕事にも影響が出ることもあるでしょう。
回りに迷惑を掛けている自覚のなさが、仕事ができないと思われる原因です。
病気・障害の可能性
真面目なのに仕事ができないのは、病気や障害などが原因になっている可能性もあります。
例えばADHDの人は、仕事の優先順位が分からない、締切を忘れるなどの症状が出る場合があります。
また、仕事でミスしないよう慎重になり過ぎて仕事が遅れる、失敗することに強いプレッシャーを感じる場合、強迫性障害の可能性があります。
真面目な人が無能と言われないための対処法
質問する
仕事で何をすれば良いか分からなくなったときは、すぐに上司に質問することが大切です。
分からないので黙っている、自分勝手に仕事を進めるなどは良くありません。
指示されたことの意味がよく分からないときも、自分が理解できるよう質問したり、確認を取るようにすることが大切です。
分からないことは、上司の確認を取ってから進めるようにしましょう。
また、仕事の手が空いたときは「何か仕事はありますか?」「次に何をすれば良いですか?」のように自分から質問しましょう。
仕事をもらうという姿勢でなく、自分から仕事を取りに行くことを意識してみてください。
考え込まない
真面目で考え込みやすい人は、考える時間を減らすようにするのがおすすめです。
真面目な人は仕事をする前から、あらゆるリスクを考え過ぎてしまうことがあります。
リスクに気付くことは悪くありませんが、それがプレッシャーとなり行動できなくなったり、仕事が遅れてしまっては意味がありません。
考える時間を決める、時間が過ぎたらとりあえず仕事に取り組むなど、仕事の手を止めないようにすることが大切です。
他人の意見を聞き入れる
真面目で融通が利かないと言われる人は、人の意見にも耳を傾けてみましょう。
自分が正しいと思っていることが、他人にとっても正しいこととは限りません。
職場は複数の人が協力し合って仕事を進める場です。
自分の考えだけで行動していると連携が取れなくなり、仕事のミスや遅れにつながることもあります。
どうしても自分の意思を通したいのであれば、独立することを視野に入れてみましょう。
仕事を効率化する
仕事が遅いと言われる人は、何が原因で仕事に遅れが出ているのか考えてみましょう。
一日のスケジュールが頭に入っていない、仕事の優先順位を決めていないなど、遅れが出る原因がある筈です。
また、仕事をより効率的に進められるツールを利用するなどで、作業時間を短縮する方法もあります。
無駄な行動を一つずつ減らせば、効率よく作業を進めることができるでしょう。
準備をする
ミスが多いと指摘される人は、準備不足が原因かもしれません。
真面目で仕事ができる人は、仕事を始める前に必要なものを準備し、一日の仕事のスケジュールを意識して仕事を進めます。
仕事に必要な道具やスケジュールなどを確認してから仕事に取り組むことを意識してみてください。確認作業を取る
ミスが多いことを指摘される人は、細かく確認作業を取ることを意識してみてください。
仕事を終える前に確認すると、確認する量が多い、一日の疲れが溜まっているので見落としやすいなどのデメリットがあります。
一つの段階が終わるごとにチェックするなど、細かく確認するのがおすすめです。治療を受ける
仕事ができないのは病気や障害が原因かもしれないと思ったときは、一度病院に相談してみましょう。
病気や障害が原因の場合、治療で症状が改善される場合もあります。
また、自分の症状を知ることで仕事の取り組み方を変えるきっかけになったり、転職する場合は就労移行支援を受けられるなどのメリットもあります。