職場や家族に負のオーラを持つ人がいると、自分まで気持ちが落ち込むことがあります。しかし、そもそも負のオーラを感じさせる人とはどういう人なのでしょうか。また負のオーラを持つ人と一緒にいると、自分も何だか落ち込んでくるという場合は、自分自身も気付いていないだけで、負のオーラを持っている場合もあります。

負のオーラとは?


負のオーラを持つ人とは、言動に何となくネガティブな雰囲気を感じる人のことです。負のオーラがある人というと嫉妬心が強い、自己主張しないなどのイメージがあるかもしれませんが、いつも人の悪口を言っていたり、日頃から愚痴や文句が多い人も負のオーラの強い人です。

また、明るい性格だからといっても内面に不安や不満を溜め込んでいると、本人は気付いていなくても負のオーラが出ている場合もあります。

負のオーラががある人の特徴

コンプレックス・嫉妬心がある


負のオーラを持つ人の中には強いコンプレックスを持っており、他人を羨ましいと思う気持ちが負のオーラとなって表れることがあります。生まれ育った環境、容姿、お金、社会的地位などに何らかのコンプレックスを抱えていると、「なぜ自分がこんな思いをしなければいけないのか」という気持ちが生まれ、負のオーラへと変わっていきます。

コミュニケーションが苦手


負のオーラを持つ人は自分から人に話しかけたり、人の輪の中へ入ることが苦手な傾向があります。コミュニケーションが苦手な人全てが負のオーラを持っている訳ではありませんが、「本当は人と仲良くしたいのにそれができない」という気持ちが強いと、それが負のオーラとなることがあります。

ネガティブな表情をしている


負のオーラを持つ人は日頃から悩みやストレスを抱えていたり、人を妬む気持ちを抱えていることから、自然と表情も生気の感じられないものになっていきます。目の色がどんよりとしていたり、眉間にしわが寄っていたり、口元がへの字に曲がっているなど人を寄せ付けない表情をしているので、さらに負のオーラを感じやすくなります。

ネガティブな考え方をする


負のオーラがある人は、物事をネガティブな方へ考える傾向があります。ネガティブさは現実主義ということでもあり、ネガティブな思考自体が悪いわけではありません。ただ、負のオーラを持つ人はネガティブな思考から不安やパニックを起こしやすい面を持っています。

負のオーラを持つ人は不安をコントロールすることも苦手で「この人は嘘を言っているんじゃないか」「失敗したらどうしよう」などの思いが湧き上がると、そうした不安に捉われて悩みやストレスを抱え込み、負のオーラとなって表れることがあります。

ネガティブな言葉を話す


負のオーラを持つ人は日頃からネガティブな印象を感じさせる言葉を話しています。「どうせ」「できる訳がない」「うまくいかなかったらどうしよう」など、自分も周りも暗い気持ちにさせるような言葉遣いが多い特徴があります。

負のオーラを持つ人の中には、人から心配されたい、人の気を引きたいという気持ちからわざとネガティブな発言をする人もいますが、どんな気持ちがあろうとネガティブなことばかり話す人の側にいたいと思う人はいないので、本人がそのことに気付かなければ、段々と周りの人も離れて行ってしまいます。

だらしない格好をしている


負のオーラがある人の中には髪の毛がボサボサであったり、服装がだらしないなど不潔さを感じさせる人も存在します。外見の印象がだらしないと、そこから負のオーラを感じることもあります。たとえ本人の性格がポジティブであったとしても、毎日だらしない格好をしていると、その不潔さからマイナスの雰囲気を人に与える場合があります。

猫背である


負のオーラがある人は、無意識でも普段から猫背の姿勢になっていることがあります。歩いているときも座っているときも猫背だと、どこか負の印象を感じさせてしまいます。また、人はうつむくような姿勢になると悲観的になりやすいので、猫背は心身の健康的にも悪い姿勢です。

猫背で肩や首が凝りやすくなると、脳への血液の循環が滞り、酷い場合はうつ病に発展することもあります。悲観的に物事を考えやすい人は肩や首が凝りやすい傾向もあるので、負のオーラを消すには、まずは姿勢を正すことから始めるのも大切です。

負のオーラは行動で消す

自分のオーラは良いものであっても悪いものであっても、自分で感じることは難しいです。負のオーラを持つ人といると何だか気になる、ストレスが溜まるという人は、自分自身も気付いていないだけで負のオーラを持っており、それが互いに共鳴していることがあります。

もしかしたら自分も負のオーラを出しているのかもしれないと思ったら、まずは猫背などの姿勢を正す、ネガティブな表情を止めて笑顔を心掛けるなどすぐに行動に移せることから始めてみると、負のオーラは次第に消えていきます。