芯がある人とは、自分の信念や価値観をしっかり持っている人のことです。

良い意味で使われることが多く、そういう人間性になりたいと思う人もいるのではないでしょうか。

芯がある人の心理や、芯のある人になるための方法について解説します。

芯がある人の特徴

自分の価値観を理解している

芯がある人は、自分の価値観をしっかり持っている人です。

そのため他人の意見に流されませんが、自分の価値観を人に押し付けることもしません。

また自分の価値観は自分のものと考えるので、独特の信念を持っていることがあります。

責任感がある

芯がある人は自分の言動に責任を持ち、間違いがあったときは責任転嫁せずに謝罪します。

失敗したときはすぐに遅れを取り戻すよう努め、途中で放棄しないのが特徴です。

自己主張しない

芯がある人は信念を持っていますが、それを口に出すことはしません。

自己主張が強い人ほど、実は自分を信じられないので何かと主張することがあります。

芯がある人は自分はこの生き方で良いと思える自信があるからこそ、落ち着いていられます。

他人と比較、競争しない

芯がある人は、自分と他人と比べて優劣を付けません。

我が道を行く人なので、他人の行動には関心がなかったり、比べても意味がないと思っています。

比べるとすれば、どこまで成長したかを振り返るために過去の自分と今の自分を比較します。

ストイック・向上心がある

芯がある人は自分に厳しい傾向があります。

自分の最大の敵は自分と思っているので、自分に打ち勝つために日々努力する人です。

気を引き締めて生活しているので、だらしなさがなく芯がある印象を持たれます。

落ち着いて見える

芯がある人は、謙虚で落ち着いた雰囲気があります。

自分の信念を持っていますが、それを自慢したり、人を見下すことはしません。

自分を高めることに集中しているので、傲慢になるのは良くないと考えるのが特徴です。

苦労が多い

苦労してきた人ほど芯があり、自立心が強い傾向があります。

自分がしっかりしないとまともに生活できない状況だったので、強い意思を持たざるを得なかったのかもしれません。

苦労が多かったということは、言い換えれば人生経験が豊富ということでもあるので、簡単には流されない判断力や精神力を持っています。

芯がある人の心理

自信がある

芯がある人は自分の能力や価値を認めています。

ここまで努力、苦労してきたからこそ今の自分がいるという自信がある人です。

その自信が行動や態度に表れるので、芯がある人という印象を持たれます。

理想がある

芯がある人は、自分に対して「こうありたい」という理想を持っています。

理想の自分になるために普段の振る舞いに気を遣う、努力を惜しまないというように、態度や考え方に一貫性があるので芯がある雰囲気に見られます。

夢や目標を実現したい

芯がある人は、夢や目標を必ず実現させるという意志の強さがあります。

実現できなくても良いという半端な気持ちではなく、絶対に成功してみせるという気持ちがあるからこそ、言動に芯があるように見られます。

自分らしさを大切にしている

自分らしく生きたい気持ちがある人は、芯がある印象を持たれやすいです。

基本的に自分の意見を優先するので、常識や他人の意見に流されません。

自分の信念を貫こうとする姿は堂々しているので、芯がある人と思われます。

他人を信用していない

芯がある人は、他人はあてにならないという考えを持っていることがあります。

誰も頼りにできないからこそ、自分がしっかりするしかないと考える人です。

自分を助けられるのは自分だけと思っているので、自分の価値観をしっかり持っており、向上心も強くなります。

「芯がある」は褒め言葉?

芯がある人とは、信念や意思がはっきりしているという褒め言葉で使われることが多いです。

「芯が強い」と言うこともありますが、これも簡単には揺らがない、流されない性格として良い意味で使われる傾向があります。

ただし「芯がある」ではなく「芯が強い」と言う場合、「頑固で柔軟性がない」「人の話を聞かない」などの意味を遠回しに表現している可能性もあります。

「芯が強い」と言われた場合は、相手の表情や話し方から、どういう意味で言っているのかを判断した方が良いでしょう。




芯がある人になる方法

自分の意見を持つ

芯がある人は、どんなことにも自分なりの意見を持っています。

周囲に流されるのではなく、自分の考えを持ってみましょう。

例えばニュースをただ聞き流すのではなく、自分の意見、感想を考えてみるというように、意識して考える習慣が大切です。

自分の価値観を大切にする

他人の意見にすぐ流されるのは、芯があるとは言えません。

芯がある人はたとえ誰も同意してくれなくても、自分が大切にするものは譲れないという気持ちがあります。

自分の価値観(世界観)を守れるのは自分だけと意識すると、それが芯の強さとなります。

責任感を持つ

芯がある人は、自分のしたことには自分で責任を持ちます。

困ったら人任せにしたり、責任転嫁するのは精神的な弱さの表れであり、芯があるとは言えません。

たとえ失敗しても自分が責任を負うという意識を持つことが大切です。

他人の意思を尊重する

芯があるとは頑固であることとは違うので、相手の意思を尊重することも大切です。

芯がある人は自分の考えを話しつつ、互いに納得できるところまで話し合うというように、争わないコミュニケーションを取ろうとします。

相手を否定したり言い負かせようとしないのは、傲慢になってはならないと意識しているからです。

相手を受け入れるからこそ頑固、自己主張が強いとは思われず、芯がある人という印象を持たれます。

自分の大切なものが何なのかを考える

自分の大切にしたいものが分かれば、それが信念となる人もいます。

大切なものを維持する、守るために自分は何をすれば良いかが分かってくるからです。

譲れないものがはっきりすると、態度にも一貫性が出てくるようになるでしょう。

自分と向き合う時間を作る

芯がないと感じる人は、普段から自分と向き合う時間が少ないので、自分の価値観がよく分からないのかもしれません。

自分は何が好き、嫌い、得意、不得意、将来は何がしたいかというように、自分のことについて考える時間を作ってみましょう。

毎日同じような生活をしていると感覚が鈍るので、新しいことに挑戦して視野を広げるのもおすすめです。