その場の雰囲気に合わせて振る舞うことができる八方美人は、その人の性格や処世術の一つとも言えます。
しかし自分が八方美人だと自覚しており、それにより嫌な思いをすることが多いと直したいと悩んでいる人もいます。
そこで、八方美人な性格を直したいと思ったときの対処法についてご紹介します。
八方美人は直す必要がある?
八方美人といえば「その場の雰囲気に合わせて態度を変える人」という悪いイメージで思われることが多い言葉ですが、要領良く対応できるのは処世術の一つでもあります。
八方美人な人に対する印象は人それぞれ、千差万別ですし、人の性格・能力などは良い・悪いとはっきり決められるものでもなく、状況や見方によって変わります。
ただし、自分が八方美人だと自覚しており、「つい人に合わせてしまうのでストレスがたまってしまう」のように悩みや生きづらさを感じている場合は、次の対処法を参考にしてみてください。
八方美人を直したいと思ったときの対処法
自分の意思を明確にする
八方美人な人は、自分の考えより他人の考えに従って行動しがちです。
ですが、他人の考えにばかり同調していると、自分を抑え込んでいるのでストレスを感じたり、自分が本当はどうしたいのかが分からなくなってくるなど、良いことはありません。
ですから他人からどう思われるかを気にするより、「自分がどうしたいか」を考えるようにしてみてください。
そして、自分が嫌だと思うことはやりたくないと断ったり、考えの合わない人とは徐々に距離を置くようにすることで、他人の言いなりになってストレスを感じることがなくなります。
嫌われてもいいと思う
八方美人な人が他人の意見を優先してしまうのは、「嫌われたくない」という思いが強いからです。
ですが、そもそも全ての人に好かれるのは不可能なことです。どんな善人でも「偽善者だ」と言われ嫌われることもあります。
八方美人な態度を取り続けても、「あの人は誰にでも良い顔をする」というように、必ず嫌ってくる人は現れます。
他人がどのように自分を判断するかは、自分では決められないことです。
ですから、あなたは自分の意思で行動するくせをつけましょう。そうすることで、自分と性格や価値観が合う人たちと人間関係を築くことができます。
価値観の合わない人とは距離を置く
あなたが自分の意思で相手の意見を拒否したときに、あなたに文句を言ってくる人とは距離を置きましょう。
あなたが断ったり反対したときに、あなたのことを責めたり嫌ってくる人は、あなたのことを支配しようとしたり、都合のいい存在だと思っている人です。
あなたが断ったり反対したとしても、怒ったり不機嫌にならず受け入れてくれる人が、あなたと性格や価値観が合う人です。
能動的になる
自分より他人の意思を尊重しやすい人は、自分から何か行動を起こすことがあまりないと思います。
自分から行動することが少ない人は、趣味でもボランティアでも何でも良いので、自分の意思で何かを始めてみるのがおすすめです。
自分で始めたことは、他人に邪魔されず自分の思う通りにやりやすいですし、自分の意思で行動する練習にもなります。
まとめ
- 自分の意思を明確にする
- 嫌われてもいいと思う
- 価値観の合わない人とは距離を置く
- 能動的になる