闇が深い人というと何となくネガティブな雰囲気を感じさせるイメージがあるかもしれません。

しかし一見明るい性格に見える人が、心に深い闇を抱えていることもあります。

また闇が深い人は嫌われやすい印象があるかもしれませんが、恋愛ではモテる場合もあります。

闇が深い人の特徴と心理、接し方などについて紹介します。

闇が深い人の特徴・心理【行動】

笑顔が多い

闇が深い人は、笑顔が多いのが特徴です。

いつ会っても笑顔で悲しい表情を見せたことがない、弱音を吐かないという人の中には、実は心に深い闇を抱えている人も存在します。

この場合、人前で見せる笑顔は仮面のようなもので、本当の自分をさらけ出せず、一人になったときに弱音を吐いたり、辛いことを抱え込んで苦しみます。


いつも笑顔でいる人がうつ病など心の病気にかかると「どうしてあの人が…」と周りの人は疑問に思うことがあります。

これは誰にも相談できず、何でも一人で抱え込んでしまう人によく見られることです。

目が笑っていない

闇が深い人は、笑顔でも目が笑っていないことがあります。

にっこり笑っていても、目が笑っていない場合は作り笑いの可能性があります。

笑顔で取り繕うのは、自分の心の闇を悟られたくない、暗い性格だと思われたくないなどの心理があると考えられます。

面白い・テンションが高い

闇が深い人は、いつも面白かったり、テンションが高いのが特徴です。

ふざけたことをして人を笑わせるような人は、深い闇を抱えている場合があります。

常に笑顔の人と同じように、いつもテンションが高かったりおどけてみせる人は、本当の自分を隠すための態度である場合があります。


外では明るい自分を演出し、家では自分の殻に籠もるというように、外と内で見せる表情や態度が正反対ということもあります。

極端に人目を気にする

闇が深い人は、人の目を極端に気にするのが特徴です。

よく人の顔色をうかがうような表情をしたり、人に頼みごとをされたら断れないなど、人から嫌われるのを怖れて自分らしく生きることができません。

人目を気にする人は親が支配的な人だった、いじめられた過去があるなど心に深い傷を負っており、そのトラウマから大人になっても人目を気にする癖がついてしまっていることがあります。

本音を話さない

闇が深い人は、自分の本音を話さないのが特徴です。

嘘をつきたい訳ではなく、本当のことを言ったら嫌われる、迷惑に思われるという心理があり、本当のことを話すことができません。


人によっては、家族にさえ話さないこともあります。

本音を話さない人は真面目で責任感の強いところがあり、人に頼ることが苦手な傾向があります。

褒められるのが苦手

闇が深い人は、褒められるのが苦手な特徴があります。

闇が深い人は自分のことが嫌いだったり、自信を持てずにいるなど何らかのコンプレックスがあり、人から何かを褒められても心から喜ぶことができません。


自分のことを大切に思えない心理から、人の気持ちを素直に受け止めることも苦手です。

人から褒められても「こんな私が褒められて良いのだろうか」というような、自分を否定するような気持ちになりがちです。

優しい性格

闇が深い人は、優しい性格が特徴です。

闇が深い人の中には、自分と同じように闇を抱えるような思いはしてほしくないと思い、人に優しく接することがあります。

辛い経験をしてきた、コンプレックスがあるなど、心の傷から闇を抱えるようになった人は、自分も誰かを傷つけて辛い思いをさせたくない心理から、人に優しい態度を取る傾向があります。

人を避ける

闇が深い人は、人を避けるのが特徴です。

人間関係のトラウマなどがあると、傷つきたくない心理から人を避けて行動することがあります。


会話では自分から話しかけない、敬語しか話さないなども、相手との間に距離を置きたい心理があると考えられます。

独身主義

闇が深い人は、独身主義の傾向があるのが特徴です。

闇が深い人は家族関係が複雑で、心に傷を負っている場合があります。

家族に対して良いイメージが持てないので、自分は結婚しない、家族を持たないと決めている人もいます。

影がある

闇がある人は、雰囲気に影があるのが特徴です。

闇が深い人はふとしたときに遠い目をしていたり、寂しげな表情をすることがあります。

一瞬のことなので、職場や学校などではあまり気付かれないかもしれません。

友人や恋人など近しい存在の人には「どうしたの?」と心配されることもあります。

心ここにあらずのような表情を見せる人は普段から悩みや考え事が多く、ふと自分の世界に入り込んでしまうことがあります。

美人が多い

闇が深い人(メンヘラ)には美人が多いという説があります。

美人の闇が深いのは、美人ゆえに嫉妬されて嫌がらせを受けやすい、モテるが内面を見てもらえず人間不信になるなど、様々な理由が考えられます。


また、自己肯定感が低い人は自分磨きをして自信を取り戻そうとすることがあり、努力して綺麗になった人もいるでしょう。




闇が深い人がモテる理由

ミステリアスに映る

闇が深い人というとネガティブなイメージを想像しがちですが、闇が深い人は男女問わず、モテる場合もあります。

モテる理由の一つが、闇が深い人はミステリアスに見えることがあるからです。

いつも笑顔で弱音を吐かない人がたまに遠い目をしていたり、何処か寂しい、影のある雰囲気を持っていると、人によってはそれがミステリアスに映ります。


ミステリアスで憂いのある表情や雰囲気に心惹かれる人もいるので、本人が無自覚でも、周りが魅了されることがあります。

庇護欲が生まれる

闇が深い人がモテるのは、母性(父性)本能が刺激され、庇護欲が生まれるからとも考えられます。

闇が深い人がトラウマなどで苦しんでいたり、悩んでいる様子を感じて、「この人を自分が守りたい、支えたい」のように感じる人もいます。


面倒見が良く、人の世話をするのが好きな人は、こうした心理から闇が深い人を好きになる場合があります。

独占欲が満たされる

闇が深い人がモテるのは、独占欲が満たされるのが理由である可能性があります。

闇が深い人が何らかのトラウマなどを抱えており、それを打ち明けてもらえると、「自分を信頼してくれているからこそ話してくれた」と感じる人もいます。

相手を好きであるほど、本人しか知らないことを自分に話してくれたことが、独占欲を満たすと考えられます。

美人である

闇が深い人は美人が多いため、その分モテやすいといえるでしょう。

しかし、美人が多いと言われるのは「美人なのに闇が深い」というギャップが理由で、美人が注目されやすいとも考えられます。

注目されるということは、それだけギャップに惹きつけられる人がいる、美人で闇が深くても構わないと思う人もいるということです。


ただし、本人は内面を見てもらえず外見ばかり評価され、モテても嬉しくないと感じていることがあります。

闇が深い人への接し方・対処法

普通に接する

闇が深い人であっても、普通に接することが大切です。

闇が深い人といっても、素の自分をさらけ出すのが苦手だったり、心に深い傷を持っているのであって、別におかしな人な訳ではありません。

腫れものに触るような扱いをすると、かえって相手からも警戒されてしまう可能性があります。


職場や学校などに闇を感じるような人がいても、普通に接していれば問題はないでしょう。

適度に距離を置く

闇が深い人と波長が合わないと感じたときは、適度に距離を置くことも大切です。

感受性や共感性が強い人は、闇が深い人と一緒にいると自分までネガティブな気持ちになってしまうことがあります。

そのような場合は、なるべく闇が深い人と距離を置いた方が良いでしょう。

闇が深い人の近くになるべくいない、ネガティブな話をしたら話題を変えるなど、闇が深い人の雰囲気やペースに流されないようにしてみてください。

根気よく接する

闇が深い人と友人や恋人など近しい関係になりたい場合、すぐに心を開いてもらおうと考えるのでなく、時間をかけて接する必要があります。

闇が深い人は簡単に人に心を開くことはせず、この人なら信じられるかもしれないと思う人にだけ本当のことを話します。

そのため闇が深い人に心を開いてほしいときは、相手を裏切るようなこと(嘘、隠し事)をせず、誠実な態度を心がけましょう。

理由を尋ねる

闇が深い人と仲が良い場合、何かあったのか理由を尋ねてみるのも対処法です。

闇が深い人には責任感が強く、心の問題を一人で抱え込んでいる人もいます。

そうした人は人から理由を訊かれることで、初めて人に打ち明けられることがあります。


人に話すことで心が軽くなる人もいるので、話を聞くだけでも相手の力になれることがあります。

相手の言葉を否定しない

闇が深い人に過去のトラウマなどを打ち明けられたときは、相手の言葉を否定しないことが大切です。

闇が深い人に「誰だって苦労している」「それは甘えだ」のように否定的なことを言うと、更に傷つけたり、心を閉ざしてしまう可能性があります。


闇が深い人の心情を理解する気持ちがあるなら、相手の立場になって寄り添う気持ちで会話することが大切です。