負のオーラは本人の物事の考え方や普段の行動から生まれるものです。負の感情を長い間抱えていたり、強く思っていると周囲の人もそのオーラに気付くことがあります。そして、中には負のオーラを持つ人の側にいると疲れる、ストレスが溜まるなど他人のオーラに影響されてしまうこともあります。

負のオーラは移る?


職場、家族など毎日接する人に負のオーラを持っている人がいると、自分にも負のオーラが移るのでは?と心配になることもあると思います。負のオーラがある人の側に居続けると、確かに気が滅入ることがあるかもしれません。

それは、人には共感能力があるためです。人は無意識の内に他人に影響されている部分があるので、身近に負のオーラを持つ人がいると、ネガティブな気が移ることがあります。

ただし負のオーラは影響される側も悩みやストレスを抱えていたり、人の気持ちに振り回されやすい面を持っています。ポジティブな人、人は人、自分は自分と割り切ることができる人は、負のオーラがある人の側にいても「どうしたんだろう、元気のない人だな」と思う程度で、対して気にも留めないので、他人のオーラに振り回されることは少ない特徴があります。

負のオーラを消す・跳ね返す方法

ポジティブ思考になる


負のオーラを持つ人は何事も悪い方向へ考えがちですが、ときには悪いと思うこともポジティブに捉えることで前向きに気持ちを切り替えられます。例えば負のオーラを持つ人は不安や悩みを抱えやすいところがありますが、それは言い替えれば人より物事のリスクに気付きやすく、トラブルを回避できる素質を持っているとも考えられます。

事前に起きるかもしれないリスクについて考えられることは、仕事でも家庭でも大いに役立ちます。自分の性格や悩みも良いものと捉えることで、前向きに物事を考えられるようになっていきます。

また、ポジティブな気持ちは負のオーラを跳ね返す力を持っているので、負のオーラを持つ人を近付けない、負のオーラに同調しない効果もあります。

自己啓発する


自己啓発と聞くと難しく感じられるかもしれませんが、自己啓発は今までの自分からより優れた自分になろうとすることですので、特別に難しいことではありません。

自己啓発といっても何を始めれば分からない場合は、資格取得など自分の教養を高めることを始めるのがおすすめです。資格を取得して損になることはありませんし、たとえ資格を取ろうと思うほど興味が湧かなかったとしても、勉強したことは必ず役に立ちます。

自己啓発になることには資格以外にも読書する、運動を習慣付ける、現在の世相問題について考えてみる、自分の人生を振り返って自分に大切なものや価値観を見直すなど、すぐに始められることはたくさんあります。

自己啓発に取り組む姿はポジティブなことであり、負のオーラを跳ね返したり、負のオーラを持つ人を寄せ付けない効果もあります。

イメージチェンジする


本人の性格がポジティブであっても、髪型や服装がだらしないとそこから負のオーラが感じられることもあります。鏡で自分を見たときに、見た目がくたびれた感じがするのであれば、身だしなみにこだわることで印象が大きく変わります。

洋服は明るい色のものを着る、髪も明るく染めて清潔感のある髪型にする、化粧にこだわるなどイメージチェンジをすると、一気に明るい印象になることもあります。

新しいことを始める


毎日職場や学校と家の行き帰りをすることが長期間続くと、特に悩みを抱えている訳ではなくても負のオーラが出てしまうこともあります。それは毎日同じことの繰り返しという退屈感から生まれるオーラです。

退屈感を消すには、仕事や勉強以外に趣味を持ったり、新しいことにチャレンジする気持ちが大切です。人の脳は新しいことに敏感に反応する性質を持っているため、新しいことを始めると一気に退屈した気持ちが吹っ飛ぶことがあります。

一番分かりやすいのが恋愛です。好きな人ができると幸せな気持ちになり、自然と笑顔が増えます。場合によっては周囲の人も「あの人何か変わったね」と思うように、本人が気付いていなくても幸せオーラを放つようになります。

「最近何だか退屈だな」と思うのであれば、今まで出来なかった新しいことを始めるチャンスと捉えてみてください。

自分をビデオで撮影する


自分が思い描いている自分の姿と、実際の姿には誤差があります。それを自覚するには自分が1日生活している姿をビデオで撮影する方法があります。録画したビデオを見直すと、自分の普段の行動や表情を客観的に見られるようになります。

大体の人は自分の普段の姿をビデオで見ると、自分がイメージしている姿とは違っていて驚きます。「こんな気難しい顔していたんだ」「何だか生活態度がだらしない」「猫背だな」といった負のオーラを出している行動や言葉など原因に気付くことができます。

転職する


職場に上司や同僚など負のオーラを持つ人が身近にいる場合、転職するのも対処法です。転職すると職場だけでなく通勤バスや電車に乗る時間帯や車線も変わるので、生活のリズムも大きく変わっていきます。

ただし負のオーラを持つ人というのは、何処に行っても存在します。転勤が多くて通勤が辛かったり、職場の人間関係が全体的に悪く、負のオーラが蔓延しているのであれば、転職をおすすめします。

ただし負のオーラを持つ特定の人が苦手というのであれば、必要最低限関わらないようにする、ストレス発散できるものを見つけるなど、自分を変えて他人の負のオーラの影響を受けないようにする方が効率的です。

引越しする


負のオーラを持つ人の中には、今暮らしている場所が自分に合わないために、気付かない内にストレスが溜まっている場合もあります。日当たりが悪い、近所の騒音があるなどで家にいるときに気持ちが落ち込みやすいのであれば、思い切って引っ越しをすると、気持ちが明るく前向きになることもあります。

特にストレスを感じるような原因がなくても、何となく合わない、家にいると具合が悪くなるという場合、その土地の気候や習慣が自分に合っていないということもあります。また感覚の鋭い人は、その土地や場所の悪い気を感じ取って体調を崩すこともあります。

引っ越したばかりという人は、少なくとも1年ほどは今の家で暮らしてみて、家にいると疲れる、落ち込む気分が続くときは、引っ越しを検討することも気持ちを切り替える方法の1つです。

負のオーラが強くなる場所

日当たりの悪い場所


日当たりの悪い場所に長時間いると、心身共に不健康になり、ストレスも溜まっていきます。日光は人の脳や体に健康的な物質を発生させる元であり、自律神経を整える働きがあります。

そのため職場や自宅など長時間いる場所の日当たりが悪いと、体内時計が狂って自律神経失調症になったり、段々と気持ちが暗くなっていきます。カーテンを閉め切っている部屋ならたまにはカーテンを開けるなどの対策が必要です。

換気していない部屋


喚気していない部屋は空気の流れが悪く、健康的にも精神的にも良くありません。換気をしていない部屋は臭いも籠りやすくなり、清潔感のないオーラが漂います。風が吹いていなくても窓を開けることは部屋の空気を外に出すという意味で必要です。

1人暮らしの人でも朝だけは窓を開けるなど、換気を習慣づけることで部屋の中に溜まった悪いものを出すことができます。

散らかった場所


散らかった部屋、散らかった机の上、押入れなど整理整頓されていない場所には負のオーラが溜まります。家の中にゴミを溜め込む人がいますが、散らかった所やゴミのある場所は気の流れが滞るので、負のオーラが蓄積されていきます。またゴミ自体も既に不要な物のため、放置していると悪いものを引き寄せます。

部屋が散らかるとイライラするのは、何がどこにあるか分からなくなってイライラするというのもありますが、散らかった場所に溜まった負のオーラに影響されていることも原因です。

何だかイライラしやすい、落ち込みやすいと思ったときは、自宅や職場の自分のスペースが散らかっていないかチェックしてみてください。

治安の悪い場所


治安の悪い場所はその土地自体が悪い気が集まりやすい場所であったり、悪いことを考える人の溜まり場になっていることから負のオーラが集まりやすくなります。

住んでいる場所の治安が悪い場合、そうした土地の運気や他人の負のオーラを影響を受けて具合が悪くなったり、疲れやすくなることがあります。引っ越しをする際はその土地の空気、環境が自分に合うものか、犯罪や事故が多いなど治安の悪い場所ではないか事前によく調べてから家を選ぶことが大切です。

負のオーラは考え方・行動を変えて消す


負のオーラを感じる人が身近にいて、そのオーラを跳ね返したいといっても、他人の負のオーラを感じて気分が悪くなっているのは自分です。人のオーラに影響されてストレスが溜まるというのは、自分もその人と同じ負のオーラを持っていて互いに共鳴している可能性があります。

自分も気付いていないだけで負のオーラを放っているのかもしれないと思ったら、負のオーラがある男性・女性の特徴とは?で負のオーラを持つ人の特徴について、自分に思い当たるところがないかチェックしてみてください。